結局どっちなの…その後
こんにちは、TESTEA下高井戸校の宮田です。
先日のブログで取り上げました、
【2020年の大学入試改革における英語の扱い】
【福井県の公立高校入試における英検加点措置に待った】
についての続報がありました。
2020年度の大学入試改革に関しては、(先日も少し述べましたが)英語は「2023年度までの4年間は今のマークシート方式を残し、大学ごとにTOEICなどの民間試験とマークシートのどちらか、またはその両方を選択する形」で決定しました。
いわゆる「玉虫色」というか、「先送り」決着になりました。大学現場サイド?の反発が想像以上に強かったのだろうと想定されます。
ここで問題になるのが、「大学ごとに(マークor検定or両試験並立)方式を決定する」という点です。
つまり、大学側が「従来ののマーク形式でやる、検定では受け付けない」としてもいいわけです。
※話は少しずれますが、東京大学ではセンター試験において「英語リスニング」はリスニング試験導入時から一貫して(前期試験に関して)「得点」として組み込んでいません(但し、2次試験には英語リスニングがあります)。極論から言えば、センター試験の英語リスニングが50点満点であろうと0点であろうと(もしくは受験しなくても)、東大においては何ら合否に関係しません。
生徒側にとって、「検定重視」なのか「従来型重視」なのか、大学側の入試要項を待たないと本格的な対策をしにくいことになります。
※今回検定に「全面移行」できなかった時点で、先にも述べましたが大学現場サイドの「検定で合否を決める抵抗感」が強くあるようです。現時点ではありますが「従来型」を選択する大学(特に国公立)が多いと思われます。ただ、今後の動向には注目していかなければなりません。
一方、「福井県の公立高校入試における英検加点措置に待った」については、加点制度の見直しを求める意見書案が7月11日に本会議で賛成多数で可決しました。
これに関しての法的拘束力はないですが、これを受けて県の教育長は、この時期の見直しに難色を示しながらも「議会の意見は真摯(しんし)に受け止め、今後、検討を進める」と説明。予定通り実施に踏み切ることへの明言を避けました。
つまり「入試まで約半年しかないのに、英検加点に関して保留状態!?」になってしまいました。
以前のブログでも述べましたが、英検加点の是非はともかく「この時期に」来春の入試要綱が(決まっていないではなく)どんでん返しで変わるかもしれないというのは、相当マズイ状況ではあります。一度公に加点をリリースしたことで、当然受験生は「英検を取得すれば有利になる」という考えで動いているので、一番の被害者は受験生なわけです。
繰り返しになりますが、とにかく早期の決着を願わずにはいられません。
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