卒業生が語る鷗友学園②教育
2013年度鷗友学園卒の平田がお送りする母校紹介、今回は 教育 です。
また、第一回はこちら
鷗友学園の授業でよく話題になるのは園芸、リトミック、英語でしょうか。
特徴その1:園芸
園芸は中1と高1の必修で、学内の畑で花や野菜を育てます。
例えば、簡単なラディッシュに始まり、ホウレンソウなどの葉物野菜、ブロッコリー、そして最後は大根。
収穫した大根を手に電車に乗る高校生は、農業高校以外では他にいないでしょう。
意外かもしれませんが、園芸の授業の半分ほどは座学。
植物の特性や用いる農薬の成分など、植物を育てるのに必要な知識全般を学びます。
理科に直結するような内容です。
実技と座学をつなぐ役割を園芸の授業は担っていたんだなあ、と今になって思います。
特徴その2:リトミック
リトミックは体育の一部で、「ダンス」として6年間週1必修の授業です。
何をするのか一言で表すのは難しいですが、音楽のリズムを手足で表現するとでも言えばよいでしょうか。
幼児教育のイメージが強いですが、鷗友のリトミックはとてつもなく複雑。
だから、補修や追試に引っかかる人も少なくありません。
指示に従って四肢をバラバラに動かすため、きっと集中力を養うものだったのだろうと思います。
リトミックに並び創作ダンスも授業内で行います。
そして、高校生になると生徒で振付を考えてグループごとに発表することも。
ダンス実行委員(通称ダン実)を中心に半年かけて学年全員で一つのダンスを作り、運動会で披露します。
踊り終わると涙が伝染して大号泣集団になってしまった、学年共通の思い出です。
特徴その3:卓越した英語教育
英語はオールイングリッシュが有名。
中1から授業はすべて英語。
訳もわからないまま先生の英語をリピートし、大量の絵本を読むことから始まります。
本当に大丈夫なの?
と思うかもしれませんが、全くの初習者に合わせて進むので心配ありません。
少なくとも私が支障を感じたことは一度もありませんでしたし、同級生でも特に戸惑いはなかったと思います。
実際、日本語を話すときに文法なんて考えませんよね?
親の海外赴任で現地校に放り込まれた子供のように、日本語を介さず英語を英語として吸収するので、センター試験レベルなら感覚的に「これだ」と選べてしまいます。
ちなみに、中学のあいだはひたすら英語のシャワーを浴び続けますが、高校では日本語で行われる授業もあるので和訳・英訳など大学受験にも対応できます。
今や進学校の定番となりつつあるオールイングリッシュですが、15年前にオールイングリッシュを始めた大胆さと先見性は凄まじいです。
鷗友学園の授業
授業全体の特徴は丁寧さだと思います。
小テスト、補修、追試、できない状態を作らないシステムが徹底してます。面倒見がいいので、学校に通ってさえいれば一定レベルに達します。
しかし、テストで順位が出ないことからわかるように、生徒同士で競わせることはほぼありません。
もちろん、幅広く進路を選べる学力は身につけさせる、でもそれは生徒自身の自由のためだ。そういう姿勢が周りの目の気になる中高生には心地よかったです。
例えば、私が「東大に行きたい」と言える雰囲気がありました。どんな生徒にも個別に過去問の添削をしてくれる親切さもありました。
机上の空論でなく自分で考える力をつける教育に自信がある。だからこそ、進路に関してどんな考えも否定せず全力で後押しすることができるのだと思います。
6年間、女子しかいない学校生活はとにかく奔放で闊達。
そこそこの進学校ながら追いつけ追い越せという雰囲気はありません。地に足の着いた空間は、卒業後も生涯のホームとして一番落ち着く場所であり続けます。
まとめ
いかがでしたでしょうか?鷗友学園のカリキュラムがもっと気になる方は、こちらもチェックしてみてくださいね!
そして、第三回はこちら
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