どの様に勉強のスケジュールを立てていくのか
こんにちは。TESTEA講師の朝倉です。
国公立大の2次試験前期日程も終わり、まもなく新学年を迎えようとしています。
新たに受験生になる人もそろそろ受験について本腰を入れて勉強しようと思っていることでしょう。
そこで今回は、受験に向けてどの様に勉強のスケジュールを立てていくかということについて書きたいと思います。
大学受験生向けに書きましたが、中学受験生や高校受験生にもほぼ同様のことが言えます。
まずは、志望校は決まっていますか?
そんなこと今更すぎると思った方は、受験生としての意識をしっかり持てていると言えます。
何事も計画を立てるにはゴールを明確に持つことが大切です。
つまり受験においては、◯◯大学の△△学部□□学科に合格する、ということです。夏前までに最低でも第3志望までは決めておく必要があると思います。
志望校が決まったら次に、志望校の受験日、受験科目、偏差値、試験の様式、つまり記述中心か選択問題中心かを確認します。
これらは各塾や予備校の出しているデータブックや過去問を見ればすぐに分かるようになっているのでそれらでサラッと確認しましょう。
手元に過去問があれば一度解いてみるのも手です。
初めにゴールを知っておくことで、有利に勉強を進めることができます。
多くの人が春に模試を受けると思うので、まずは模試の前までにこれらのことを済ませておきましょう。
恐らく既にやっている人も多いこととは思いますが。
その後、模試を受けてその結果を見ることで自分の今の学力と志望校までの差を確認します。
そしてその差を自覚し、どのように埋めていくかの計画をたてることが肝心です。
あなたが次に高3(受験生)になるのなら、絶対にやらなくてはいけないのは苦手科目の克服です。
苦手科目は伸びしろが大きいので、勉強する価値が非常に高いのです。
夏までにいかに苦手科目を志望校のレベルに近づけていくかが大きなポイントになります。
もしスケジュールを時間で考えていくなら、苦手科目に勉強時間の7割をつぎ込むくらいの意識でいいと思います。
例えば、私は受験生の頃、毎日学年+1時間は勉強するのが良いと言われました。
高3なら1日4時間です。そのうちの7割ということは170分くらいです。
これを苦手科目が2科目なら2分割するというふうにして毎日のスケジュールを立てるのです。
また、スケジュールを問題集ベースで立てることもよい方法です。
例えば、200ページの問題集を一ヶ月で終わらせるようにしようとしたら、1日に7ページやる必要があることがわかると思います。
私は問題集ベースでスケジュールを立てました。
一周して、2周目以降は間違えた問題のみをやりました。
問題集ベースの利点は、毎日のノルマはあくまでページ数なので、集中してやれば短時間で勉強をすることが出来ることです。
このようにして、夏までに苦手科目を潰す地道な勉強をすることが大切です。
問題集は各教科一冊か二冊に絞ってそれを何回もやることを強く勧めます。
そして、模試の復習を一回はやることが必要です。
アウトプットしたことの復習は効率がいいからです。
本格的に過去問に取り組むのは一般的には秋になってからで、遅ければ12月からでもいいですが、早いに越したことはありません。
センター対策に時間を割きたいのと、弱点を再発見した際に補填する時間が不足してしまうからです。
どれだけ時間がなくても、本番に全く問題形式が分からないのを防ぐのと、頻出分野を再確認するためにも最低3年分は解いておきましょう。
12月までにどの教科も志望校レベルの偏差値に近づけていれば、合格まであと少しです。
そのために、時間ベースか問題集ベースかで毎日の学習計画を立て、基礎からしっかり固めていくのが大切です。
春からの計画的な学習は、無理なく受験勉強を進めるためにも大切なことです。
苦手科目を引きずると…秋になってから心が苦しいのでお勧めしません。
以上、少しでも参考になれば幸いです。
今から1年間の計画を考えて、ぜひ頑張ってください☆
もし自分で考えるのが難しいという人は、経験豊富な先生の揃っているTESTEAにぜひご相談くださいね!