今やろうと思ったのに!!
夏期講習会がはじまって2週間が経過しました。
今までのところ大きなトラブルはなく、着実に生徒さんの学習は進んでいます。このまま無事に講習会が最終日を迎えられることを願って止みません。
とはいえたくさんの生徒さんが在籍していますので、予想外の事態は生じます。
先週末から中3受験生のひとりが授業に来なくなってしまったのです。受験生として大切な夏です。私たちも大いに心配し、家庭との連絡を取り合っていました。
今日、大幅に遅刻しながらも教室に顔を出してくれたので、じっくりと話をしたうえで来週からはちゃんと出席することで決着しました。ひとまず安心です。
本人曰く、お母さんが勉強についてうるさく口出ししてくるので、やる気を失ってしまったとのことでした。
ところでこんな経験を持つ人が少なからずいるのではないでしょうか??
母親:いつまでもダラダラしてないで、いい加減勉強しなさい!!
子供:今やろうと思ってたのに!! もうやる気なくなった!
実は私もかつて何度も経験しました。
まさにこれからやろうと思った絶妙なタイミングで言われてしまう。どうしてでしょう?
その理由を私は次のように考えています。
子どもも勉強しなければならないことは理解しているが、本音としては勉強はしたくない。
そこでダラダラと時間を過ごすのですが、そろそろ勉強しなければならないこともわかっている。もうこれ以上ダラダラできないので、これから勉強しようと決心する。
一方で母親は、なかなか机に向かわない我が子にイライラしながらも、子どもの自主性を重んじて我慢を続けている。が・・・ついに我慢の限界をむかえ「いい加減勉強しなさい!」となる。
つまり子供は限界ギリギリまで勉強から逃げ、母親はギリギリまで小言を我慢している。このギリギリのラインが親子ですから一致してしまうのでしょう。
なぜか不思議なことに、母親の一言の方が必ずチョットだけ早いのですが・・・。
そして小言を言われた子供は不愉快となり、やる気をなくします。まさに「今やろうと思ったのに!! もうやる気なくなった!」となるわけです。
長くこの仕事をしているので、いろいろな生徒に関わってきました。
その生徒たちのほとんどが「お母さんはうるさい!」と文句を言います。私自身も経験しているのでその意見には賛成しますが、母親はうるさいに決まっているのです。だって我が子のことを心配しているのですから。
だから生徒にこう言います。
「お母さんがうるさいからやる気がなくなるんでしょ。じゃ、うるさくさせなければいい。勉強しなくちゃならないと思っているんだから、家でダラダラしてないで塾へ来なさい。ここなら勉強が捗るし、何よりも私が勉強していたことの証人になってやる。そうしたらお母さんは絶対に静かになるよ」と。
今まで何人もの生徒をこの方法で塾に呼んで勉強させてきました。そして当然のことながら勉強した生徒は成績が上がっていきます。
冒頭の中3受験生も「来週からテスティーて自習します」と笑顔で約束してくれました。
来週、待ってるぞ!
ちゃんと勉強したら、お母さんに証言してやるから!!
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