駒込周辺よもやま話(3)
久しぶりに「よもやま話」の第3弾です。
今日のテーマはこれ。
理科の実験で使いますよね。「こまごめピペット」です。
中学校の教科書にも出ているんですが、当時はずっと疑問に思っていたのです。
「ピペットの前につく、ひらがなの『こまごめ』って、いったい何だ??」
「山手線の駒込駅と関係あるのか?」と・・・。
ところが高校・大学時代を毎日遊び呆けて過ごしているうちに、そんな疑問はいつの間に
か頭から消え去ってしまったのです。それが今春よりテスティー駒込校に着任することに
なり、かつての疑問がフッと頭に蘇ったので、ちょっと調べてみることにしました。
そうしたら、やっぱり「駒込」と関係がありましたよ!
写真をみればわかりますが、「こまごめピペット」の特徴はガラス管に膨らんだ部分が
あることです。これを考案したのは医師で、のちに東大教授となるの二木謙三博士。
当時、彼が駒込病院に勤務していたことが「こまごめピペット」の由来だそうです。
それにしても、なぜ膨らみをつけたのか? この膨らみにどんな利点があるのか?
文系の私にはまったく理解が及びません。
いつも生徒に「解らないことはちゃんと調べなさい!」と言っている手前、やっぱり
調べなきゃならないのかなぁ・・・??
でも面倒くさいから、まずはコッソリと池上先生に聞いてみることにします!
ところでこまごめピペットは下の写真のように持つのだそうです。北区の某中学校に
勤務する私の親友が教えてくれました。
最後に個人的なことになりますが、二木謙三博士のご令孫は日本を代表する有職故実の
研究者で、私は大学時代にお世話になりました。大学で私の年次主任(中学・高校の学級
担任に相当)をしていただいたのです。「日本史概説」の講義も担当していただきました。
こまごめピペットが思いもよらず自分の過去に繋がってしまい、本当に驚きです。
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