勉強法から受験対策まで!地理のすべて
皆様、こんにちは!
個別指導塾テスティー日吉校です。
西永福周辺にはたくさんの塾がありますが、個別指導塾テスティー日吉校もそのうちの一つです。
テスティーでは、日常的に数多くの講師が受け持ちの生徒に対して熱心に授業を行っています。
そこで今回は、テスティー日吉校で実際に働いている講師が、地理という科目について解説します。
本記事を読んで、日吉で塾を探している親御様、日吉の塾に通いたい生徒様、日吉の塾で働こうと思っている学生様が、テスティー日吉校に少しでも興味を持っていただけたら幸いです。
皆さん、地理の勉強に困っていませんか?
「何をやっているのか分からない!」
「用語や地域名を、どこまで細かく覚えればいいかわからない!」
「歴史と違って、内容ごとのつながりが見えづらい!」
「用語は覚えたし概念理解もできているけど、なかなか点数が上がらない!」
「最低限の用語を覚えたけど、実際の問題でうまく使えない!」
「分からない問題は本当に分からないからあきらめモード…」
など………
そんな受験生の声が聞こえてきます。
この記事を今読んでいるあなたは、受験で地理を使う方だと思います。
さらに言うなら、地理の受験対策に行き詰っている受験生の皆さんなのではないでしょうか?
少なくとも、受験で使う地理をどう攻略すればよいか迷っている。そんな生徒さんが読んでいらっしゃるのではないでしょうか。
そんな受験生の皆さん!安心してください!
そのお悩み解決します!
ということで、今回は、地理とは何か?というところから、おすすめの勉強法など、地理に関するあれこれを解説していきます!
この記事を読めば、あなたも地理マスター!
目次
地理という科目
歴史科目と何が違うの?①
多方向性の地理~内容整理の方法~
どこまで細かく抑えればいいの?
地理は連想ゲーム
地理の問題を解く上で意識すべきこと
ー<1>書き出す前に考えすぎないこと
ー<2>「変化」を記述する問題は、「前」と「後」を明確にする
ー<3>資料読み取りは外れ値を見る
ー<4>指定語句をうまく活用して賢く問題を解く
「典型問題」を大切に
「定番」の組み合わせ
地理、どのくらい勉強するの?
ー❶解く時間
ー❷復習する時間
ー❸次の演習に向けて対策する時間
何を使って勉強するの?
この記事のまとめ
地理という科目
どの大学を受けるにしても、理系でも、社会の科目を「選ぶ」と思います。
皆さんはなぜ、「地理」を選択したのですか?
結局何を学んでいるのか分からないという嘆きを、生徒から沢山耳にします。
楽そう、面白そうと軽い気持ちで選んだら、想像以上にきつかった。そんな人はとても多いと思います。
しかし、世界史も日本史も、きついです。(笑)
歴史科目と何が違うの?
そこで、地理を学ぶ上で、何を意識すればよいのか?
受験地理とは、どんな科目なのか?
そこで、同じ社会科目である「歴史」と比べてみます。
世界史や日本史といった「歴史」の科目は、極端に言うと「ひとつながり」です。
古代先史時代から私たちの生きる現代まで、一方向の流れになっています。
多方向性の地理~内容整理の方法~
ところが、地理は、多くの方向が存在します。
地形や気候、産業、交通・通信、都市問題などを扱う「系統地理」。
世界の様々な地域にフォーカスして学習する「地誌」。
これらが網目状に絡まりあいます。
例えば、
アジア地域の、地形、気候、………
オセアニア地域の、交通・通信、………
といった感じです。
これを表に表すと、下のようになります。
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地形 |
気候 |
災害 |
交通・通信 |
宗教 |
産業 |
文化 |
都市問題 |
……… |
アジア |
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ヨーロッパ |
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アフリカ |
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北アメリカ |
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南アメリカ |
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オセアニア |
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地理は、大きくこのような整理の仕方になります。この“整理の仕方”が、歴史と大きく異なる点です。
どこまで細かく抑えればいいの?
たかが大学入試ということもあって、そこまでマニアックな内容まで取り扱っておく必要はないのが、地理です。持っていなければならない知識としては必要最低限です。無理に詰め込むと、結局使わない知識になります。ただし注意!私立文系は別です。私立文系の地理の問題は、本当に細かい都市名や割とマニアックな用語まで突っ込まれることが多いので、それこそ世界史や日本史をやるのと同じくらいの量の「抑えるべき語句」が存在します。
つまるところ、自分の志望大学に合わせることです!しかし歴史と比べれば暗記事項は少ないということは言えます。
地理は連想ゲーム
暗記事項は少なくても、試験問題のボリュームは変わりません。ということは、その間を埋める何かが存在します。それは「連想」です。推測、予測、といってもいいです。持っている知識の一つ一つと、問題の最終的な解答の完成形との間を、自分の力で「連想」を使って、橋渡ししなければならないのです。次のようにも言えます。用語や概念を覚えたとしても、それを問題解答や資料読み取りの際に「使える」ようにならないと、本当に意味がないです。従って、地理の概念理解がある程度済んだら、どんどん問題を解くことをお勧めします。先手必勝です。
地理の問題を解く上で意識すべきこと
今紹介した「連想」もそうですが、他にも、地理の問題を解く際にぜひ心がけてほしいことをいくつかお伝えします。
<1>書き出す前に考えすぎないこと
国立大学の二次試験では、記述の問題も多く出題されます。その時に、一個一個の記述にいちいち必要以上に時間をかけていては、答えられるはずの問題もうまく答えられなくなります。ポイントは、「思い切り」。特に本番、解答用紙に書き始めるのは、緊張します。「これで大丈夫かな」となかなか書き出せないこともあると思います。そんな時は、ある程度、「書くべき内容」が定まったら、解答用紙に書き出してみます。そうすると、意外とおさまりの良い文が書けます。そんな体験を実際にしたことがある受験生の方もいらっしゃるのではないでしょうか。
<2>「変化」を記述する問題は、「前」と「後」を明確にする
複数の時代が提示されて、図表を参考に「変化」を述べる問題。特に指定はなくとも、次のように記述すると良質な解答になります。「①かつてはこうだったけれど、(②…をきっかけに、)③…という結果になった。」この流れを大切にしてみてください。自然と指定字数がちょうどよく埋まります。
<3>資料読み取りは外れ値を見る
地理の問題で、他科目にはない特徴として、図や表といった「参考資料」の多さがあげられると思います。そんな図表を処理しつつ問題を解くことはそう簡単なことではないです。だからこそ、「見るポイント」を自分で定めて図表上の情報の扱い方をある程度確立させておくことが重要です。改めて考えてみれば当たり前のことですが、極端な数値に着目することです。極端に多い、極端に少ない、といった情報に目を向けてみると、色々なことに気づくことができます。また、先程も出てきましたが「変化」です。どこで様子が変わっているのか。これも着目してみると、見えてくるものがあります。また、対問題ということでは、目を向ける項目を絞ることです。「この問題ではこの項目とこの項目に着目すべきだな」という感じで、焦点を絞ることは、膨大な情報を整理するために大切なことです。
<4>指定語句をうまく活用して賢く問題を解く
資料が多いことと並んで地理問題の大きな特徴といえば、指定語句だと思います。そもそも指定語句が設定されている意味を考えてみてください。設問文だけでは解答の軸がぶれてしまいがち、または難しすぎるから。つまり、解答の「誘導」ですよね。こういう方針で解答を作ってほしいという、出題者からの「メッセージ」です。これは、使わない手はないですよね。解答を作成するうえで利用できることがあれば目一杯利用しましょう。
といった感じです。
「典型問題」を大切に
地理の問題を攻略するうえで、特に意識してほしいことがもう一つあります。これは、問題を解いているときに限らず、テスト勉強の際のいわば「トレーニング」段階から意識してほしいことです。記述問題にも、毎年複数の大学で出題される「定番」があります。その「定番」を、一対一対応のように暗記してほしいのです。例えば、氷河はどのようにしてできるのか?という問いに対して、降った雪が夏にも溶けずに残った万年雪が積み重なってできる。といったレベルのものです。
「定番」の組み合わせ
その「定番」がもしそのまま出題されれば、書き写せばいいだけのラッキー問題です。ところが入試はそう甘くはないのです。だいたいその典型を一つか二つ入れて解答を構成するものだと思ってください。字数が50字とかよりも多くなるようなら、その典型を入れる数も自然と多くなってゆきます。例えば、国際取引の問題点をあげよ。という問題。輸出側の立場で考えると、モノカルチャー経済の国は、輸出品の農作物や鉱産資源の国際相場が変動しやすく、国の経済が不安定になってしまうという問題点があげられる。これはいわゆる「定番」。「モノカルチャー経済」の話題。―①輸入側の立場で考えてみると、海外産の安価な商品が多く流通することで、自国の自給率が低下する、という問題点があげられる。これも「定番」で「典型」の記述問題。―②
これら①と②を組み合わせることで、典型が複数登場する、ちょっと長めの記述解答が完成します。
このように、少し発展的な問題でも、うまく「定番」を組み合わせて、採点基準に刺さる良質な解答を作りましょう。
地理、どのくらい勉強するの?
ここまで、勉強の内容や意識的なことをお伝えしてきました。ということで次に、地理の勉強の最適な頻度についてお伝えします。地理は、覚える必要のある内容が多くないこともあって、そんなに頻繁に確認をしなくても、そう簡単に実力は落ちません。英語や数学は、本当に一日や二日さぼるだけでできなくなりがちです。ところが地理に関しては、最初は週2、3回あるであろう学校の授業で十分だと思います。プラスでやってもいいですが、もっと大事な他教科に影響しないように。過去問演習の時期に入ったら、❶解く時間と❷復習の時間、❸次の演習に向けて対策する時間、を取るようにしましょう。
過去問演習の仕方上で言及した❶❷❸についてここで詳しく説明します。
❶解く時間
過去問を解く際は、必ず時間を計りましょう。また、練習の段階では、記述問題を頭にストックすることが第一優先です。3分考えても全く答えの検討もつかない問題は飛ばしましょう。その飛ばした問題は、後から正答を確認して、理解し、少し期間を置いてから同じ問題を何も見ずに解いて今度こそ完璧に答えられるようにしましょう。そのサイクルで確実に力が付いてきます。ただし直前期が近づいてきたときは、本番の振る舞いを練習でもしましょう。本当に手も足も出ない問題でも、関連することで何かしら知っていることを文章化してみる。それで部分点をもぎ取る。そんな練習もしてみてください。
❷復習の時間
「復習は、忘れないうちに、早めに」が鉄則です。解いているときの記憶があるうちに必ず早めに行うようにしましょう。
❸次の演習に向けて対策する時間
間違いを確認したら、次また同じ問題を解いたときに完璧に解答できるようにします。解いた問題用紙を大切にしてください。復習から5日後くらいに、書かなくていいので、頭の中でもう一度全問題記述解答を作ってみてください。「あの時にできなくて復習したあれか!」と思えれば良いです。そうやってできることを増やしていってください。それでも「なんだっけ」と思い出せない問題は、重点的に復習しましょう。また、演習・復習をきっかけに、まとめておきたい内容が出てきたら、次回の過去問演習の機会までに、整理しておきましょう。ここで後回しにすると、まとめて覚えようとしていた内容が次の演習で出てきたりして、結構後悔します。
何を使って勉強するの?
最後に、地理の受験勉強において、どのような教材を用いるのが良いのか、紹介していきます。勉強の頻度のところでも紹介したように、地理は学校の授業で十分なので、まずは教科書と資料集を大切にしてください。後はやはり、地形や都市など、世界中の地域的なことを確認するために、地図帳も必須です。これよりもプラスで買うとしたら、内容理解を助ける何かです。参考書でも問題集でもいいですが、買いすぎは注意です。お勧めは、「地理の研究」です。かなり有名な資料ですが、分厚いので、辞書代わりに用いるのがいいと思います。
この記事のまとめ
今回は、地理を題材にしてみました。受験地理とは?というところから、実際に問題を解く上で意識すべきことなど解説してきましたが、いかがでしたでしょうか。地理って意外とやることが沢山あります。基本的な知識を頭に入れる。それを問題に合わせて活用できる形にする。参考資料の図表を読解する。典型的な内容をストックする。などなど……。改めてみてみると、歴史科目よりも、幅広い技能が要求されているようにも感じます。いずれにせよ、まずは、概念理解から。最低限基本が身についたら、その知識を、資料読解や発展的な記述問題に「応用」できるように、頑張りましょう!応援しています!
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