勉強をつまらなくしてしまうこんな親の失敗
こんにちは。
個別指導塾テスティー塾長の繁田和貴です。
目標設定について
みなさん、目標は高い方が良いと思いますか?それとも現実的な方が良いと思いますか?
以前セミナーで参加者の方から「高い目標を決めて、そこに向かって自分を追い込んでいくのが私は楽しかったんですが、子どもにもそういった楽しさを与えていくことをどう思いますか?」といった質問をされました。
きっと同じように「目標は高い方が良い」と考える親御さんは多いと思います。大学受験などで成功体験がある方は特にそういう傾向があります。
それに対して、「そんな限界まで追い込まなくても…」と考える方もまた多いと思います。夫婦で意見が衝突しやすい場面ですね。その質問をされた方のご家庭でも、やはり夫婦で意見が違うようで、意見を求めたようでした。
それに対しての、私たち講師陣の見解はこんな感じです。
「鬼畜ゲーを楽しめるのは上級者だけ」
これ、わかりやすい絶妙な表現だと思いませんか?上級者ほど、クリアするのが困難なミッションを喜びます。クリアできてあたりまえなミッションは面白くありません。
しかし、ゲームを始めたての初心者が、いきなりクリア困難なミッションをやらされたらどうなるか?諦める確率が極めて高くなります。頑張ってまでクリアしようと思うほど、まだそのゲームにハマっていないのですから当然ですね。
これって子どもの勉強でも同じことが言えます。小学校低学年のうちから、なんなら保育園・幼稚園のうちから勉強で成功体験を積み重ねてレベルアップしている上級者な子は、困難な高い目標をもって頑張る方が楽しいかもしれません。
一方で、塾に通い始めて1~2年ですといった初心者は、困難な目標は諦めてしまうことの方が多いでしょう。大変さの裏に、それを上回る楽しさを見出していないといけないんですね。
まずは成功体験を積ませ、勉強はやったら成果が出る!楽しい!と思わせるところからスタートです。
質問をされた方もそのことに気付いてくれて、「いきなりハードモードはダメってことですね」と笑顔で納得されていました。多くの方がやってしまいがちな失敗に気付けて良かったです。
では、ここで考えてみてください。みなさんのお子さんはどうですか?上級者ですか?中級者ですか?それとも初心者?お子さんのレベルに合わせて、目標の高さを変えていってあげてくださいね。
それができないと、絶妙なゲームバランスを設計している本物のゲームに、お子さんの興味を持って行かれてしまいますよ!
勉強でもゲームでも、お子さんが楽しめるちょうどいい難易度設定をしていきましょう。
それでは!
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