なぜ子どもは同じ失敗をくりかえすのか?
おはようございます。
個別指導塾テスティー塾長の繁田和貴です。
みなさんのお子さんは
最近どんな失敗をしましたか?
子どもがランドセルの中で長期間眠らせていたお便りをギリギリになって出してきて、
必要なものの準備に大慌て! とか、
春休みの間の健康状態のチェックシートを春休みが終わってから受け取った!とか。
きっと多くの(特に男子の)ご家庭であるあるだったんじゃないかと思います(笑)
こうした子どもの“やらかし“に対して、
私たち親はつい怒りを爆発させてしまったりするものです。
「またなの!? なんで何回言ってもあんたは……!!」
そんなセリフを言ったことがある方も多いのではないでしょうか。
私も自分の子どもに対して言ったこともありますし、
生徒に対して言ったこともあります。
しかし、残念ながら効果なし……
結局また同じようなことで叱る羽目になるのですよね。
トホホ……
果たしてどうすれば子どもの行動を改善させられるのでしょうか?
そのためのヒントを
友人の伸学会の菊池先生が本にしていました。
『「しつけ」を科学的に分析してわかった
小学生の子の学力を「ほめる・叱る」で伸ばすコツ』
https://testea.jp/l/m/7yM9FYOMqY1DAk
という本です。
私も出版前に校正の手伝いを頼まれて目を通したのですが、
あらためて多くの気付きが得られた良書でした。
今日はその中から
みなさんのお役に立ちそうな、
大事なポイントについてお伝えしようと思います。
「なんで何回言っても直らないの!?」
そう言いたくなったときには、
気持ちを落ち着けて、
そのセリフを自分の心の中で冷静に考えてみましょう。
「なんで何回言っても直らないんだろう?」
同じことで何度も叱ることになっているとしたら、
見方を変えればそれは
私たち大人が子どもの教育に何度も“失敗している”ということです。
その叱り方は効果のない“失敗”なやり方だったから、
子どもは同じ失敗を繰り返しているわけです。
いつか効果が出るかもと期待して叱り続けるよりも、
もっと効果のある別のやり方を考えた方が良さそうです。
では、「なんで!?」と非難するのではなく
「なんで?」と冷静な気持ちで考えてみたら、
いったいどんな答えが思い浮かぶでしょうか?
みなさんも、
最近子どもを叱ったことについて、
今その理由をちょっと考えてみてください。
いかがですか?
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考えられる理由を挙げていくと、
大きく分けて
・能力的に無理だから
・本心では納得していないから
の2つになるのではないでしょうか。
それぞれの場合について、
対策を考えてみましょう。
能力的に無理という場合には、
叱って解決できるでしょうか?
おそらく無理ですよね。
走るのが遅い子に、
「ちゃんと速く走りなさい!」
と叱るようなものです。
速く走れるフォームを身につければいいのか、
あるいは練習を積めば筋力が発達して速く走れるようになるのか、
方法を一緒に考えてあげることが必要です。
同様に、
注意力が低く忘れ物やテストのケアレスミスが多い子にも、
意志力が低くついついテレビやゲームに流されてしまう子にも、
時間感覚が無くついやるべきことを先延ばしにしたりしてしまう子にも、
解決方法を一緒に考えてあげることが必要です。
解決方法を考えることは本人任せでただ叱るだけ。
もし上司がそんな人だったら、
きっと私たちは仕事が嫌になるのではないでしょうか。
子どもにはそんな気持ちを持たせたくないものですね。
では次に、
本心では納得していない場合はどうでしょうか?
叱って解決はできそうでしょうか?
こちらもやはり難しいでしょう。
叱るという構図は、
相手と相対するものです。
ともすると、敵対的な構図になってしまう場合も。
そういう状況だと、
私たちはたとえ理屈では正しいことでも、
感情的に受け入れられなくなるものです。
尊敬する上司や先輩から言われたことはすんなり納得できるけれど、
嫌いな上司や先輩から言われたことは正しいことでも不愉快に感じる。
こうした経験は多くの大人が持っているものだと思います。
人は理屈よりも感情で動くものなのですね。
「お母さん(お父さん)は怒ってばかりだから嫌い」
そんな風に言う子も少なくありませんが、
こうなってしまっては叱ることは状況を悪化させるだけだと言えます。
ですから、
こちらのケースでもやはり、
子どもと一緒に問題点を考えて、
一緒に解決していくというスタンスが大事になります。
子どもは未熟です。
だから、必ず失敗をします。
そのときの対応は、
子育ての中で嫌な瞬間だと感じる方が多いでしょう。
子どもを怒ったあとには嫌な気持ちになりますよね。
ですから、
ここで発想を切り替えましょう。
子どもが失敗したときは、
「成長のチャンス」
です。
私たち大人が、
子どもにとって頼れるリーダーとなり、
一緒に問題点を解決していきましょう。
そうすれば、
失敗の数だけ子どもは成長し、
同時に子どもとのきずなが深まります。
では、具体的にはどうやって子どもと話せばいいのでしょうか?
その方法は
本の中に詳しく載っていました。
内容が一部伸学会のWebサイトで公開されていましたので、
読んでみてくださいね。
https://testea.jp/l/m/GtBq5wyfStotjS
https://testea.jp/l/m/Aa9MHh2uKs2Pz0
https://testea.jp/l/m/6U0LYuIONjkX6i
こちらの無料公開記事だけでもお役に立つ内容になっていますが、
もし続きを読みたいと思ったら本屋さんで手に取ってくださいね。
Amazonのリンクはこちらです
→https://testea.jp/l/m/Wh7jpvdsIovYR2
おすすめです。
みなさんのお子さんのやる気を引き出し、
成績アップに導くためにご活用ください。
それでは!