合格体験記 2014年
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大手塾では真ん中のクラス。スランプを脱却し慶應中ダブル合格!
■ 田中一蕗くん
僕がテスティーを知ったのは5年生の夏でした。わからない問題があるのにも関わらずサピックスの質問教室は混んでいてなかなか質問できませんでした。そうしているうちにどんどん成績が下がっていきました。真ん中のクラスに定着し、志望校には程遠い成績。また、そのころは野球チームに所属し、休日の勉強はおろそかになってしまっていました。
このような状況で両親がテスティーを見つけてくれました。授業は楽しく、僕はテスティーの日を毎週楽しみにしていました。出来ないところを出来るようになるまで何回もやりました。時には2時間以上もかかってしまうこともありましたが、それを繰り返しているうちに結果は出ました。11月、12月のマンスリーテストと、ぐんぐん偏差値を伸ばしていったのです。僕は算数に対しての自信がつき、得意だと思っていました。
しかし6年生の夏を境に算数が苦手教科へと変わってしまい、算数が足を引っ張ることもありました。ここが自分史上最大のスランプでした。そんな時、長沼先生は「考えろ」「問題を読め」などなどたくさんのありがたいお言葉で僕に注意してくれました。僕は問題を読まない、計算ミス、そして何より形式を覚えてしまう癖がありました。やったことのある問題はできてもやったことのない問題はできない、僕はその癖を直すのにすごく苦労しました。
意識したことは次の3つです。①問題では何を聞いているのか確認し、線を引く。②常に文字をきれいに、また見直しを絶対にする。③先生が黒板に解説を書いているときは次に何をするのか予想できるようになるまで理解する。僕はなかなか思うとおりにできなかったのでより一層苦労しました。しかし、本番間近に今までの苦労が報われ、とてつもなく自信がつき、意識していたことがすべて発揮され、慶應義塾普通部、中等部をダブル合格となりました。それと試験日に必ず長沼先生がカイロとキットカットをくれたのがとてもうれしく、わずかにあった緊張が完全に無くなりました。
とにかくサピックスでやったものをテスティーで復習や対策、また、苦手を減らせたことが僕の合格の要因だったと思います。テスティーやサピックスの先生方、家族にはとても感謝しています。
■ 田中一蕗くんのお母様
4年生になったころ、「受験を気にせず中学・高校と大好きな野球に打ち込みたい。だから中学受験をして慶應に入りたい。」と言い出し、サピックスに通い始めました。サピックスは噂に違わず進度が早く教材の量も膨大で、5年生になるとこなすのが大変になり、親がフォローできるレベルでもなくなりとても困惑しました。そこでテスティーの噂を聞き、お話を伺い、サピックスの補完指導をお願いすることをベースに単元別弱点補強や慶應対策をお願いすることになったのです。
テスティーの指導は個別指導ならではのきめ細かいもので、「暗記して解くのではなく、なぜそうなるのかをしっかり理解して解く」という受験以降にも繋がる勉強の仕方を徹底的に叩き込んでいただけたと感じます。また、自習する中で疑問がわくとすぐにテスティーに行って教えていただくのが癖になり、結果的に「わからないままで残さない」状況を確保できたのだと思います。マンツーマン指導により、モチベーションを高める部分にも良い影響を与えていただきました。
慶應義塾普通部・中等部ダブル合格という最高の結果となりましたが、テスティーとの出会いがなければこの喜びは得られなかったと思います。中学受験で合否を分けるのは「どれだけ志望校に入学したい気持ちが強いか」と「自分に合うサポートしてくださる受験のプロ・塾と出会えるか」だと思います。テスティーの皆様、特に長沼先生、本当にありがとうございました。
■ 田中一蕗くんへ講師からのことば
■ 長沼晃也先生
一蕗合格おめでとう!
一蕗の課題は入塾当初から一貫して、「応用の効かない暗記型学習」と「異常なまでのケアレスミス」の二点でした。
一点目に関しては、SAPIXの大量の課題を前に解法の暗記に慣れてしまい、パターン化されたものは解けるものの、その解法を使うに至る発想を持てないでいました。そこで、どのように問題に手を付けるにしても、まずは「どのようにしてそのように考えるのか・考えたのか」を自身の言葉で説明してもらうことで、自分がどのように考えているのか・どのように考えられていないのか、を掴めるように練習していってもらいました。自身の思考プロセスを追う練習を通じて、相手に伝わる答案作成の能力も次第に身についていったように感じます。
二点目に関しては、注意しているつもりになってもなかなか改善されなかったため、解き始める前にノートや問題文に注意すべき事項を書き出す習慣を身につけてもらうことで、注意深く問題に向き合う姿勢を意識に摺りこんでいってもらいました。
すぐには結果につながらない時期もあり、苦しかったこともあったと思いますが、ひたむきに自身に足りていないものと向き合う経験を今後の学生生活に活かしていってもらえれば幸いです。
最後にもう一度、合格おめでとう!野球と勉強の両立を今後も頑張ってください。