数学の参考書ルートのススメ【理系受験生必見!】
数学の参考書ルートまとめ
皆さんこんにちは、テスティー西永福校です。
今回は、おすすめの数学の参考書ルートをご紹介します。
数学の参考書選びって難しいですよね。買ってみたら、難しすぎて手が付けられないなんてことも…
しかし、この記事を読めば、今の自分にピッタリな参考書が見つけられるはず。
習熟度別に、丁寧に数学の参考書ルートをご提案します。
なので、数学が得意な人にとっても、苦手な人にとっても参考になる記事になっています。
是非最後までご覧ください!
数学の参考書ルートのススメ:目次
⑦理系の地方国立・MARCHレベル:おすすめ数学参考書ルート
①中学レベルの復習に:おすすめ数学参考書ルート
重なる部分もあるので理系の人も見てほしいです。
数学の入門レベルの話から始めます。
中学レベルの復習としてやってほしいのは
簡単すぎると思う人もいるかもしれません。
しかし、意外と中学数学がおろそかになっている人が多いのです。
高校受験の数学で70点取れなかった人や
評定でいうと4より下だった人は絶対に復習したほうがいいです。
また、4でも復習した方が良い分野はあると思います。
中学3年間の内容が1冊にまとまっている良書です。
②高校数学入門レベル:おすすめ数学参考書ルート
やさしい高校数学(やさしい理系数学ではない)
この本はわかりやすさに定評があります。
数学嫌いの人は、「参考書で独学できるの?」と思うかもしれません。
でも、この参考書ならできるんです!!
かなりオススメです(^^)/
1問1問の解いていく過程がかなり詳しく解説されています。
だから、数学が苦手な人はこの参考書を読みながら勉強してほしいです。
やさしい高校数学で基本的な数学の考え方を学ぶことが入門レベルの第1目標となっています。
「高校生になったし中学の復習からやってられないよ」
という人は多いと思います。
しかし、数学に苦手意識がある人は入門ルートも検討するのが吉でしょう。
基礎が肝心要です。
③日大レベル:おすすめ数学参考書ルート
ここから詳しくお伝えしていきますが、日大レベルでメインで使う問題集は二冊あります。
これは文系・理系で共通です。
1冊目が入門問題精講
2冊目が基礎問題精講
文系はⅠ・A Ⅱ・Bの4冊 理系は数Ⅲまで6冊となっています。
入門問題精講を軽視する人は多いです。
入門?簡単なんじゃないの?という話をする人が多いです。
でも、これが大事なんですよね
数学だけでなく勉強全般において基礎とは簡単なものではない
むしろ、基礎こそがいちばん難しいんです。
入門問題精講のおすすめポイントは各分野の考え方がかなり詳しく記載されている点です。
やさしい高校数学と被る点ではあります。
しかし、考え方を身についていない状態で基礎問題精講に入るのは非常に危険です。
ここで、入門問題精講で各分野の考え方を身につけましょう。
いよいよ基礎問題精講
基礎問題精講は数学の問題集の中で比較的量がが少ない部類に入ります。
なぜ薄い参考書を使うのでしょうか?
→それは復習をしっかりすることで1つ1つを完璧に自分のものにすることができるから
分厚い参考書を手を出して挫折する人は結構多いです。
むしろ、薄い参考書を最後までやりきるほうが確実に実力を付けられます。
1問1問解き方を身につけていきましょう。
答えを覚える勉強法は絶対にダメ
定期テスト得意だけど模試が全然ダメな人いませんでしたか?
これには理由があって・・・
定期テストは問題集のまま問題が出たりしますよね。
だから、答えを覚えるだけで点が取れてしまうんです。
もちろん、覚えてしまうと応用がききません。
応用をきかせるためにどうしたらよいのでしょうか?
それには、問題文に含まれるヒントをもとに解き方を思いつくようにするしかないんです。
問題集を解くときは、その解法がどんな時に使えるのかを常に意識しなくてはなりません。
解き方をセットで理解して1問1問身につけていきましょう。
精講を意識して身につけているかどうかは、のちの過去問演習の段階で大きな差となって現れます。
頑張りましょう!
なんとなくで解くのもダメ
上の内容と共通していますが、なんとなくで解くのもダメです。
補足
これが終わったら過去問演習を一度挟みましょう。
1問1問解き方を理解していないと過去問演習で引っかかってしまいます。
過去問を解けることを確認してから次のレベルに進みましょう。
というのも、問題集だとどの分野かわかった上で、問題を解きますよね。
過去問を解くことで、分野がわからない状態でも問題をとけるかの確認ができます。
ここから文系と理系にわかれる
④文系のMARCHレベル:おすすめ数学参考書ルート
使う参考書は2冊です。
文系の数学 重要事項完全習得編
文系の数学 実践向上編の2冊を使っていきます
赤→青の順番で進めましょう。
青まで習得すればMARCHレベルまではひとまず大丈夫です。
文系の数学 重要事項完全習得編では例題は絶対にやりましょう。
また、演習量が必要な場合は演習問題もやるといいです。 青い本も同様です。
解答の方針が1行でまとめられていて、全ての解き方を集めれば数字力がぐんぐん伸びます。
ここでは、基礎問で身につけた考え方が使えるのかをたしかめます。
もし使えないとしたら、解説を読んでしっかりものにしておきましょう。
実践力向上編は難易度が若干あがります
ここからちゃんとした入試問題になります。
入試問題になると複雑な問題も出てきます。
そのため、勉強のスタンスにも変化があります。
基礎問題精講はわからなかったらすぐに答えを見ても良いです。
しかし、実際の入試問題になると、その場で試行錯誤して解法を導く必要があります。
解けない問題も考えることが大事なんです。
すぐに答えを見てはいけません。
ここまでできればMARCHの数学は結構戦えます。
⑤文系の早慶レベル:おすすめ数学参考書ルート
文系数学の早慶レベルで使う参考書は2冊です。
ゴールデンルート Ⅰ・A Ⅱ・B 応用編
文系数学の良問 プラチカⅠ・A Ⅱ・B
プラチカは系数学でトップクラスに難しい参考書です。
東大・京大・旧帝・早慶志望で文系数学を使う人はプラチカのレベルまでしっかりと仕上げましょう。
とはいえ、いきなりプラチカはしんどいと思うのでゴールデンルート応用編を入れました。
ゴールデンルート応用編は40題くらいのコンパクトな参考書で、プロセスをわかりやすく解説しています。
3週間から1か月で終わってしまうような量です。
「まずは、この数値を出さないと答えに辿り着かないよね
それなら、次はこういう考え方ができるよね
ここまでいけば辿り着くよね」
というように、解答の設計図が載っていて、これがとても分かりやすいです。
プラチカが文系数学の到達点
ゴールデンルートは全員に推奨したい参考書です。
実践力向上編からプラチカにいきなり進んでしまうと、つまづく人が多いので、
橋渡しができパワーアップもできる参考書であるゴールデンルートを推奨しています。
早慶・東大レベルでプラチカを1冊 終わらせる時間がない人は
志望大学の過去問をさかのぼって優先順位の高い分野から仕上げましょう。
プラチカをやっていれば文系数学において怖い大学はありません。
全完答は難しくても合格点は全大学で取れる実力がつくと思います。
⑥理系の日大レベル:おすすめ数学参考書ルート
日大レベルでは文系数学と共通でそこに数Ⅲが加わります。
入門問題精講と基礎問題精講
合格る計算
この3シリーズを日大レベルで1問1問習得していきます。
数Ⅲまで基礎問題精講を終わらせたら、実際の入試問題であるMARCHレベルに入っていきましょう。
ここで、文系数学とは違う部分が出てきます。
理系数学のルート
数Ⅲに時間を書けた方が合格しやすい傾向にあります。
そのため、数Ⅲに比重をおいた参考書の配置にしています
⑦理系の地方国公立・MARCHレベル:おすすめ数学参考書ルート
まず、最初にやってほしいのは、
文系の数学 重要事項完全習得編
この参考書はⅠ・A Ⅱ・Bを1冊にまとめた参考書です。
そして、これが終わった後に
数学Ⅲ 重要事項完全習得編
基礎問題精講と重要事項をやれば地方国公立の理系数学はクリアできます。
そのために、地方国公立の理系志望はこの二冊を完璧に仕上げましょう。
ここからは少しレベル上がります。
理系数学入試の核心 標準編
数Ⅰ・A Ⅱ・B Ⅲの全分野を150題にまとめていて、
上位国公立やMARCHの理系レベルまで対応している参考書となっています。
理系数学入試の核心のレベル3は難しく大変なことで知らています。
しかし、仕上げの1冊として使えば、MARCH・国公立上位も含めて対応できるようになります。
この参考書は入試問題集の中でも150題と比較的コンパクトです。
加えて、解説も良くて解きやすい参考書の設計になっています。
とはいえ、コンパクトすぎるという人は、
国公立標準問題集 canpass 数Ⅲ
数学重要問題集
この辺りから追加の問題集として解くのは良いと思います。
とはいえ、どれも中途半端な仕上がりになると過去問で点数が取れないので、
まずは、「入試の核心」までを完璧にしましょう。
その上で、過去問を解いて演習不足だと感じたら先ほどお伝えした追加の参考書を取り入れることをオススメします。
参考書を追加する場合は頻出の分野を絞ったり目標を持って追加してください。
ここまでがMARCH・地方国公立のレベルでした。
理系数学はここから枝分かれしていきます
MARCH・地方国公立レベルが共通です。
そして、難関国公立ルートと東大・早慶ルートに枝分かれしていきます
⑧難関国公立レベル:おすすめ数学参考書ルート
では、難関国公立ルートから先に説明していきます(旧帝の東大・京大以外が難関国公立)
阪大と九大に関しては、「世界一わかりやすい」シリーズという過去問の解説をさらに詳しくしたものが出版されています。
この2冊を軸に使いましょう。
世界一わかりやすい 阪大の理系数学は今までの参考書の中で1番考え方が載っています。
阪大数学は難易度がかなり高く、思考力が必要な問題が多いです。
そのため、難問へのアプローチ方法もかなり詳しく載っているこの本が有用です。
大阪大学を受験する人はもちろん必須でやるべきです。
また、他大学志望の人も解いたほうがいい一冊です。
難問へのアプローチ方法を阪大の過去問を通じて学べます。
難関国公立のルート
九大の過去問も同様のことが言える
「世界一わかりやすい」シリーズを駆使する
あとは過去問演習
自分の志望校の過去問をどんどん演習していきましょう。
でも、自分の志望校以外の過去問演習も有用なんです。
今は実感がわかないかもしれません。
しかし、やってみればわかります。
旧帝の理系を受験する人は
ぜひ「世界一わかりやすい」シリーズを使ってみてください。
⑨理系の東大・早慶レベル:おすすめ数学参考書ルート
東大・早慶は同じ本を使います。
上級問題精講
前提として、
「入門精講」「基礎問題精講」<「標準問題精講」
「標準問題精講」だけでも多くの大学で戦えます。
「標準問題精講」<「上級問題精講」
この参考書は異次元の難易度で、東大、京大、医学部、東工大の難し理系数学の中でも最上級の参考書になります。
なので、この辺りは正直好みにもなってきます。
また、他の参考書になると、
「やさしい理系数学」
「ハイレベル数学」「やさしい理系数学」「ハイレベル完全攻略」
この参考書は解説の切り口としては合う人も多い印象です。
なぜ上級問題精講を選んでいるのか
最上級の数学の入試問題を解説しているときに、解説の手厚さ的に1番独学でつまづきにくいのが上級問題精講です。
全部やろうとすると量が多すぎるので、優先順位を高いものからやりましょう。
繰り返しになりますが考える時間が重要。1問につき30分程じっくり考えて思考力をつけるようにして下さい。
「数学は地方国公立・MARCHレベルまでは暗記」と言っても丸暗記はダメです。
理解した上で暗記して揃えたパターンで武器を使って倒す。
これが数学の基本です。
しかし、東大・早慶の難問に関してはパターンではないので、徹底的に考えて解き方を糸口を見つけなくてはなりません。
だから、難関大学志望の人は思考力をつける必要があります。
ここまでが理系数学のルートの紹介でした。
⑩数学参考書ルートのまとめ
数学は参考書選びが難しいので間違えないようにしましょう。
自分に合った参考書で効率よく勉強しよう。
また、下に関連記事を記載しているのでそちらも是非参考にしてください。
ではまた次の記事でお会いしましょう!
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本記事を最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
最後に、個別指導塾TESTEA西永福校でお会いできることを心の底から楽しみにしております。
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