【卒業生が語る】駒場東邦中学校・高等学校
杉並区久我山の個別指導塾テスティー久我山校です。
今回は久我山校に在籍している講師の笹原先生に、出身校である駒場東邦中学・高等学校について紹介していただきました。
初めまして、講師の笹原です。
2018年に高校を卒業した私ですが、久しぶりに高校時代を振り返り、母校である駒場東邦高校を皆様にご紹介できたらと思います!
① 基本情報
駒場東邦高校は世田谷区にある中高一貫校の私立男子校です。
最寄り駅は駒場東大前駅、もしくは池尻大橋駅です。どちらからも徒歩十分ほどの距離に位置しています。また、お隣には天下の筑駒があります。
五つほどの高校と東京大学がある駒場に位置しているため、駒場東大前駅は、多くの中高校生と大学生で朝は大変混みます。
その中で詰襟の制服を着ている人、それが駒東生です。
② 学校の特色
駒場東邦の校風は、「3F精神」というキーワードで表せます。
「3F精神」とは、「フェアプレー」「ファイティングスピリッツ」「フレンドシップ」を一つにまとめたものです。
駒場東邦に在学していた頃の私は、耳にタコができるほどこの言葉を耳にしました。
実際、体育祭をはじめとする様々なイベントにおいて、生徒の間で口にされるほど、広く共有された精神として根付いています。
また、どの行事においても生徒がどうしたいかということが重視され生徒中心に進んだ記憶があります。
様々な行事があり、春の体育祭と秋に行われる文化祭と体育大会は大変盛り上がります。特に、体育祭について説明します。
生徒全体が赤、青、黄、白の四色に分かれ、高校三年生の指揮のもと優勝目指して練習を重ねます。
この色は入学から卒業まで変わることはありません。そのため、その分対抗心や団結感が生まれ、体育祭は大いに盛り上がります。
体育祭直前の二週間の放課後を使って、練習内容、方法、戦略など多くの部分を高校三年生が主体となりながら生徒が考えます。
一つ一つの競技に向き合い、それぞれの生徒が主体となって勝利に向かって活動する体育祭は、大変楽しい経験でした。
③ 学校の雰囲気
男子校ゆえ、遠慮しない元気な生徒が多いように感じます。楽しそうなことに目はなく、
教室内ではペットボトルキャップを使った野球や卓球。お昼休みにはバスケ、サッカー。放課後には帰り道に漫画読んだり卓球をしたり、ご飯食べたり……。というように日々楽しく過ごしていたように思います。
もちろん、放課後には部活もあり、大変盛んです。
運動部では、関東優勝経験もある軟式野球部やサッカー部などメジャーどころももちろん、全国経験のあるアーチェリー部などがあり、文化部ではこちらも全国経験のある囲碁部や日本唯一(と聞いた気がする)の日本の城研究会など多種多様な部活があります。
この多様性ゆえ、どんな生徒にでも合うような部活が存在します。そして、ほとんどの生徒が部活に所属しています。
④ 教育
私立校だからか、カリキュラムは駆け足で進んでいきます。高校三年生を迎える頃にはほとんどの教科で、教科書の範囲は終わります。そして、受験に向けて演習を積みます。
生徒と近い位置で接してくれる先生たちが、それぞれの教科で、なぜ? といった背景にある考え方などの部分まで説明してくれます。そのため、ただの詰め込みではない理解できた状態での学習が進みます。
また、一時期、卒業生の間でも話題になった理科の実験室が9個もあったり、今では海外の学校とコミュニケーションを取る時間があったりと、かなり実践を重視している授業が行われています。
ただ、生徒に関しては、上記の楽しい学校生活を送っている分、勉強に取り組む時期に遅れてしまいがちです。実際、駒東の東京大学合格者数の三分の一は浪人で占められています。
色々書きましたが、総括すると駒東楽しいよ! というお話です。
一時期共学に憧れる時期もありました。しかし、男子校ならではのノリや楽しさ、その中でも駒場東邦でしか経験できない体験ができたのは一生の思い出です。
コロナが収まりましたら、ぜひ体育祭や文化祭に足を運んで駒東生の生き生きとした姿をご覧ください! 駒東楽しそうだなと思ってくださったら幸いです。
以上、読んでいただきありがとうございました。
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