歴史科目の勉強ポイント
こんにちは、講師の平田です。
中学受験から大学受験まで、主に英語・数学・国語を担当しています。
とはいっても私自身受験生のときは理科・社会も勉強していましたので、今日は社会、特に歴史の勉強の仕方についてお話します。
一般的に歴史科目には暗記モノの印象が強いですね。
好きな人はとことん勉強の域をこえて夢中になる一方で、興味がない!という人にとっては苦痛でしかないかもしれません。
私の場合、歴史の授業で話してくれる先生のおもしろエピソードは大好きでしたが、いざテスト勉強となると覚える量の膨大さにいつも投げ出したくなっていました。
ただ、受験で必要になれば逃げる訳にはいきません。
以下は大学受験で日本史・世界史のダブル歴史に頭を抱えた結果編み出した、歴史科目の勉強ポイントです。
①ストーリーから入る
歴史の勉強は嫌いだけれど、歴史マンガは好き!という人、意外と多いのではないでしょうか。
それはストーリーがあるから。
人物名や年号を暗記しなきゃいけないと思うとうんざりしますが、ストーリーを覚えるのはさほど難しくありません。
まずは主な登場人物を把握して、その人たちがどんなことをしたのか、何があってどこへ行ったのか、などを追ってみましょう。
教科書を(「覚える」のではなくて)「読む」のが1番簡単な方法です。
このとき、登場人物や場所、おおまかな時代(◯世紀前半、など)には線を引きながら読むとその後の勉強が楽です。
②書いて覚える
これは歴史に限らず、英単語など暗記全般に言えることですが、手を動かすと格段に覚えやすくなります。
赤シート対応の問題集なども、頭で確認するだけでなく実際に書いて解きましょう。
ある程度ストーリーや単語を覚えてきたら、自分で相関図や年表(基本的に年号は要りません※後述)を書いてみると良いでしょう。
③横を意識
一見何を言っているのか分かりませんね。
基本的に歴史は時代順(=縦)に覚えていきます。
ただ、土地制度や産業、文化など微妙に時代順ではないこともありますよね。
また世界史は当然ながら地域別に進めることが多いですから、同時代の他の地域ってどうだったっけ?となってしまいます。
だからこそ年号が出てくるわけですが、実際に出題される年号は本当に有名で重要なものばかりです。
つまり、定期テストや受験のために出てくる年号をいちいち覚える必要はなく、順番を覚えれば良いのです。
このためには、①のストーリーを覚えることに加え、横(=同じ時代)を意識することが大事です。
教科書や資料集についている時代ごとの年表はそのためについています。
こまめにチェックしておきましょう。
④人に教えるつもりで
これもどの教科にも言えることですが、覚えた内容は誰かに教えるつもりでエア授業をしてみましょう!
これによって、①から③で覚えた(はず)の内容がどれだけ定着しているかがわかります。
自分にとって一番わかりやすい授業をつくってみようと思うと、弱点に気づきやすくなるでしょう。
以上、歴史科目の勉強ポイントでした。少しでも参考になれば幸いです。
寒くなってきましたが、体調管理に気をつけて頑張ってくださいね!
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