専攻の選択
こんにちは。TESTEA講師の足立です。
新学期がスタートしますね。
皆様いかがお過ごしでしょうか。
今回は私が通っている学部のことと、その学部に進学することになった経緯についてお伝えしたいと思います。
***
私は現在、東京大学薬学部に在籍しています。
みなさんは薬学部にどんなイメージを持っていますか?
世の中には色んな薬学部があると思いますが、私の大学の薬学部では「薬を創る」ための総合的な科学研究をしています。
例えば、薬を合成するための有機化学の研究や、薬の作用点となるタンパク質の研究、薬が体内に入ってから血中濃度がどのように推移するのか(専門用語で「薬物動態」といいます)の研究などです。
私の学部の何よりの魅力は、一つの学部の中でこのように様々な分野の研究ができることです。
工学部や理学部では学科ごとに物理や化学、生物などある程度研究するジャンルが限定されてしまいます。
しかし薬学部では薬科学科という一つの学科で、薬にまつわるサイエンスを広く学ぶことができます。
薬の一つ一つはそうした科学技術がギュッと詰まった結晶だと考えるととてもワクワクしませんか?
***
しかし、私は高校時代からそうした薬学の魅力に取り憑かれていたわけではありません。
一番の得意科目だった物理をきわめようと工学部を志望していた時期もありました。
でも大学に入って色んな分野に触れるにつれて、専攻を一つに絞ってしまうことがとても勿体無いことのように思い始め、そこでサイエンスを幅広くかつ深く学ぶ事のできる薬学部に進学しようと決めたのです。
今、進学先を選びきれずに悩んでいる方も多いかもしれません。
何を専門に生きていけばいいのかを決めることは、若い皆さんにとって簡単ではないはずです。
そんな時に、私のようにあえて専攻を「選ばない」という選択肢もあることを知って頂ければ幸いです。
そして「選ばない」という選択肢を「選ぶ」ためにもやはり学力は必要です。
得意不得意で科目に順位をつけることなく、目の前の勉強に誠心誠意取り組んでくださいね。
TESTEAは生徒たちの成績アップを、全力でサポートして行きます。
ぜひご興味のある方は、ご連絡ください。
皆様のご来校を心よりお待ちしております。
☎03-3335-2774
東京都杉並区久我山3-24-18 ティアイビル2階
(受付時間:13時30分~22時 日曜日を除く)
テスティーの2017年合格実績はこちら!