英文法学習の罠

こんにちは、講師の益弘です。

温暖化の影響か、昼は春のごとく温暖なのに夜は冬のごとしと妙な天候が続きますね。

私は朝出る時、服装選びに悩まされております。

さて新学年が始まり、特に受験中3、高3生はこれからが勝負かと思われます。

そんな中で私自身陥った、そして生徒からもよく聞く「英文法学習の罠」に関してお話しましょう。

「英文法の罠？先生、わからないのは難解な英文で英文法の問題はそこそことけますよ」という声が聞こえてきそうですね。

確かに、英文法はある程度テキストなどで演習していれば正解を得られます。

ですが、皆さんよーく考えてみて下さい。

それはテキストの「分詞」や「関係代名詞」と書かれた問題に対する正解数ではないでしょうか？

はたまた学校の定期考査などで「仮定法と比較を含む範囲を出しますよ」と言われた中ではありませんか？

図星の方、残念ながらもうハマっています。何って？「英文法学習の罠」にです。

「いや、じゃあ先生。別に品詞とか書かれて無くて、模試のようなランダムに出される問題でも問われてる品詞分かって正解できますよ」て声がまだ聞こえてきそうですね？

しつこいですが、「おまえはもう、ハマっている」(ビビーン）です。

第1段階の罠にはかかっていませんが第二弾階の罠にハマってますね。

え？何が罠かいい加減教えろと？わかりましたお教えしましょう。

結論から言いますね。

「君は何を学習して理解したの？誰かにわかるように説明できる？使える？」って話です。

・・・「は？」って聞こえてきそうですね。

ちゃんと説明しますからよく読んで下さいね。

皆さんは、各品詞や文法がそれぞれどういうものものか咀嚼しないで把握せずに頭に入れてませんか？

例えば、「関係代名詞＝whoかwhichいれたらいいやつ」とか「比較＝er、estつけるやつ。スペルめんどくさい」といった感じですね。

そこにやたらめったらテキストなどで演習量をつまされて慣性でそのまま正解書いていませんか？

それが罠なんです。

皆さんは、「そもそも関係代名詞って何でこんなネーミングなの？」って考えたことありますか？

もしかしてわけも解らず「カンケイダイメイシ」って無味乾燥に捉えてませんか？

それって「携帯電話」を「携帯して電話などができるもの」って意味をわからないまま「ケイタイデンワ」って思ってメールして電話してるようなものですよ。

おかしいでしょ？

代名詞なんだから名詞の類なわけで、つまり持ってる能力、英文の中でくるポジションは名詞に由来します。

ということは英文においてS(主語）O（目的語）になれるタイプですよね？

だからwhoもwhichも主格、目的格などになれるんじゃないですか？

そして英文が二つ合って共通する二つの単語があって、前の文に出てる方を「先行詞」として二つの関係性のある文を連結させる品詞なんでしょう？

だから「関係代名詞」って名前になるわけじゃないですか。

そしてwhen、whereといった文の主要素（SVO）になれない副詞の場合「関係副詞」というわけじゃないですか。

彼らに主格、目的格ってあります？ないでしょう？「副詞」ですから。

このように「関係代名詞の分野」と一口に言っても単に声耐えに入るパターンだけ知っちゃダメなんです。

浅いんですよ。

今回関係代名詞、副詞の話だからたまたま「超言葉分解教室」みたいに見えますが他の品詞でも同じことですよ。

「じゃあなんで関係代名詞なんかあんの？」

ハイ答えますよ。以下を見て下さい。

 

「益弘はTESTEAの先生です。」

「彼は背が高く、優しくて、かっこいいです。」
（注：実際の益弘とは大きく異なります）

 

この文、ゆっくり、距離のある他人に話すならまあわるくはないでしょうが、通常の会話で二文に分けて言ってたらちょっとおかしくないですか？

てかこう言えってなりませんか？

 

「背が高く、優しくてかっこいい益弘はTESTEAの先生です」
（注：実際の益弘とは大きく異なります）

 

ほら、すっきりしませんか？この原理ですよ。

今聞いて「あー、そのくらいわかるわ」って思った人。

本当にですか？

違う説明のパターンで説明できます？

ここまで分かって、初めてランダムな出題の空欄に正確な「関係詞」を選べたり、長文で読みにくい文章の時、分解して考えることが出来るんじゃないですか？

「嘘だー、この勉強マニアめ」とか「細かい先生・・・」とか思わず自分に各品詞学習の際、問うてみて下さいよ。

「何でこの品詞あるの？この品詞ってなんでここんな名前なの？どう使うの？」ってそれだけで英文法学習の効率はかわるはずです。

 

 

TESTEAは生徒たちの成績アップを、全力でサポートして行きます。

ぜひご興味のある方は、ご連絡ください。

皆様のご来校を心よりお待ちしております。