社会や算数・数学をメインで担当している講師の伊藤です。
突然ですが、私は体験授業や代講ではじめての授業を担当するとき、必ず注意して見ているポイントがあります。
それは…
生徒さんの板書の取り方です。
そもそも板書はただのメモ書きではないと私は考えています。
せっかくの90分の授業で得たものをあとで振り返られた方が効率的ですよね。
そのために「あとで振り返りたくなるノート」、是非そんなノートを残してほしいと考えています。
このようにノートを残してくれていれば、「以前このポイントは触れたよね?振り返ってみようか。」と反復することもできます。
体験授業や代講のときでも、板書の取り方がよろしくない生徒さんにはいくつかアドバイスするようにしています。
せっかく私の授業と巡り合ってくださったので!
これは昔私が小5・小6と算数を見ていた生徒さんのお話です。
最初ははっきり言って汚いノートでしたが、1年半の指導を経て、字もノートもきれいになりました。
それも影響してか成績も向上し、指導開始当初よりも高い志望校に臨むことになりました。
そして、第一志望の入試本番。会場まで授業のノートを持っていき、試験前まで眺めてくれていたそうです。
私としても1年半共に頑張ってきた軌跡を本番に持っていってくれていたのは大変うれしいことでした。
見事第一志望にも合格し楽しい学生生活を送っているようです。
…では、
「あとで振り返りたくなるノート」どうやって作っていけばいいのでしょうか。
ノートをきれいに書くことばかり固執していてもそれだけで時間が過ぎ去ってしまいます。
限られた時間のなかでいかに効率よく「あとで振り返りたくなるノート」を書けばいいのか。
今回は私が意識していることのいくつかをご紹介したいと思います。
ポイント
①まず基本!ノートは手で押さえて書く!
ノートを押さえて書かないと字が安定しません。
また、普段集中力がない生徒さんも集中したときは自然とノートを押さえて書いているものです。
自然とノート押さえる姿勢を身につけることは、集中できる体勢を身につけることにもつながると思います。
②日付・見出しを書こう
いつ書いたノートなのか、単元は何なのか。
それがわからないと振り返ってもなにについて扱っているのか検討するのに時間がかかってしまいます。
私がしっかりホワイトボードに書いていても、ふと見ると写すのをサボっている生徒さんもたまに見受けられます。
「そのひとつの手間で全然違うから!」と伝えています。
③囲いで強調、グループ化
大事な内容、毎回同じ要領で囲ってみてください。
目立ちます、ノートにメリハリがつきます。
これをするだけで振り返りたくなります!「同じ要領で囲む」というのも大事です。
「ゲシュタルトの法則」というものがあります。
人間の脳は、知覚する際に近いものや似ているものをグループ化したがるそうです。
「見やすい=知覚しやすい」ノートを作るためには毎回毎回決まりのないノートを作るのではなく、基本は同じ要領でノートを書いていくことが大切なのではないでしょうか!
などなど、、、いかがでしょう。
あれ…?意外と当たり前のことが書かれていましたか…?
でもこれ、意外とできていない生徒さん、多いです。
もっといろいろ知りたい方!以下の書籍がおすすめです。
(amazonから画像を拝借してきたため、画質が粗くてすみません…)
私はデザインの専門家でもなんでもありませんが、ちょこっとこういった内容を意識して板書を書くだけでもノートが変わっていくなぁという印象があります。
少しでもこの記事がみなさんの参考になれば幸いです!
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皆様のご来校を心よりお待ちしております!