【特に中学生必見】成績を跳ね上げる!ノートを使った科目別勉強法
最近授業を担当しているとノートを取らない子がよく見受けられるように感じます。
おそらくその中には
「目的が分からない」
「面倒くさい」
「作り方が分からない」
という子が一定数いるのだと思います。
しかしノートをうまく作ることは、効率が良くし、成績を上げることに繋がる勉強法です。
そこでこの記事ではノートを取る目的やメリット、実際に取るときのポイントなどを解説していきます。
少し気をつけるだけですぐに習得できるので是非参考にしてみてください!
目次
・中学生がやりがちな試験直前のまとめノートは作らないでOK!
ノートを使った勉強を中学生に勧める目的と理由
・目的
主にノートを作る目的は以下の3つです。
・予習
・復習
・授業の記録
成績を上げるということは、習った内容を実践の場で自力で使える状態になることです。
しかし授業で1回聞いただけではそのような状態にすることはまず不可能でしょう。
そのため1つの範囲に対して複数回触れることがとても重要になります。
流れとしては、
①まず授業の前に自分で予習をし、そこで疑問点を明確にしておく
②次に授業でその疑問点を解消する
③そしてその後復習を繰り返しすることで定着を図る
という感じです。
・メリット
メリットとして挙げられるのは
・授業の効率が上がること
・学習習慣がつくこと
・自分がどこを分かっていないのか理解できること
・定着しやすいこと
です。
予習をすることで授業の内容で注意して聞くべきところがはっきりし、より濃い時間になります。
また予習、復習の習慣が身につけば自然と学習習慣が生まれます。
そして最大のメリットは「自分がどこを分かっていないのか理解できること」です。
なぜならば成績がなかなか上がらない子の特徴として、「自分の苦手を理解していない」ということが多いからです。
これを知っておくだけで自分がどこを集中的に勉強すればいいのかが分かり効率が上がっていきます。
このようにノートを作ることには成績を上げるための多くのメリットがあるので、成績で悩んでいる人こそノートをしっかり作ってみることをおすすめします。
中学生であればノートを作るときは1教科に3冊用意しよう!
先ほども述べた通り1教科につき、予習用、授業用、復習用の3つのノートを用意しましょう。
ただ1教科ごとに予習、復習を行い、ノートを作ると考えると相当時間がかかりると思います。
部活などをやっている人にはかなりきついことでしょう。
そのため最低でも授業用と復習用の2冊は用意しておきましょう。
そして予習は授業前に教科書を軽く読むだけでも構いません。とにかく授業でボーっとしているだけで終わってしまうというようなことは無いようにしましょう。
ただ復習は1番大事なのでおろそかにしないようにしましょう。
中学生のノートを使った勉強法での基本的なポイント10選
ここからはより実践的な内容を見ていきましょう。
勉強効率を上げるためのノートの作り方として以下の10個のポイントが重要になります。
・ノートを作るときはまず日付と教科書、単元のページを書こう
・見出しや小見出しのデザインを決めて統一してノートに書こう
・ノートを作るときは上手く余白を取ろう
・重要なところはオレンジペンで書こう
・ノートに使う色は3色までに抑えよう
・予習ノートには不明点を書き出しておこう
・復習ノートは授業を受けた当日に作ろう
・復習のノートは見やすさはあまり意識しないようにしよう
・図や記号、イラストによってコンパクトにノートをまとめよう
・中学生がやりがちな試験直前のまとめノートは作らないでOK!
では1つずつ見ていきましょう。
・ノートを作るときはまず日付、教科書のページ、単元を書こう
まずノートを書き始めるときは日付、教科書のページ、単元を書いておきましょう。
なぜならば後で見返したときに「これはどこの範囲なのか」ということが分かりやすいからです。
特に教科書のページはノートを書く上で必須なので忘れずに書きましょう。
・見出しや小見出しのデザインを決めて統一してノートに書こう
単元名を書く時のデザインは全て統一しておきましょう。
例えば見出しは二重下線を引くとか、単元の番号を四角で囲うなどという感じです。
このようにしておくことで全体的に見やすくなりますし、見返したときにどの範囲のどこが怪しいのか一目瞭然です。
またノートを書くときにデザインを考える必要がないので効率もアップします。
・ノートを作るときは上手く余白を取ろう
ノートが見にくい子の特徴として文字を詰めて書きすぎて、見返したときに読めないということが挙げられます。
例えば重要なポイント(数学で言うと定義や定理など)は目立たせたいので、その周りには一定の空白を入れたりすると良いでしょう。
また問題を解くときは、間違えた場合のために余白を取っておくと解きなおしを書き込みやすくなります。
問題を解くときにおすすめなのは左半分に問題を解いて、右半分を解きなおしようのスペースにすることです。
こうすることで模範解答が長い場合でもきれいに書くことができます。
・重要語句はオレンジペンで書こう
重要な単語、年、公式などは赤ペンではなくオレンジペンを使いましょう。
理由としては赤シートを使用して暗記をする際に、より隠れやすいからです。
赤ペンで書くと赤シートで隠してもうっすら見えてしまい勉強になりません。
・ノートに使う色は3色までに抑えよう
色ペンはできるだけ3色以内に抑えましょう。
あまりにも色を使いすぎると逆に見にくくなってしまい、復習するときにどこが重要なポイントなのか分かりにくくなってしまいます。
おすすめなのは、オレンジ、青、緑の3色です。
オレンジは先ほども書いた通り重要なところ、青は補足の内容、緑は予備のカラーというような感じです。
もちろん授業内で先生が色を決めている場合は、それに従ってもらって構いません。
ただ色を使う際には色の役割を決めておくとさらに良いです。
・予習ノートには不明点を書き出しておこう
予習の目的は分からないところを発見し、授業で注意深く聞くポイントを探すことです。
そのためそのようなポイントを見つけたら、ノートにメモしておきましょう。
「頭に入れておけばいいや」とも思うかもしれませんが、全て覚えておくのは難しいので忘れないためにも書いておきましょう。
・復習ノートは授業を受けた当日に作ろう
人間は日が経つにつれてどんどん忘れていく生き物です。また先延ばしにすると復習する内容が増えていきやる気が無くなっていきます。
そのため記憶が鮮明なうちに復習することをおすすめします。
・予習、復習のノートは見やすさはあまり意識しないようにしよう
まず大前提として予習・復習用ノートはそこまで見やすさを気にしなくて良いです。
ありがちなミスとしてはきれいに書こうと意識するあまり、予習や復習の内容が二の次になってしまうということです。
あくまでも自分の理解できていないところの確認と反復が目的なので、そこは忘れないようにしましょう。
・図や記号、イラストによってコンパクトにノートをまとめよう
どうしても文章で書くと長くなってしまい、ノートが見にくくなってしまう原因になります。
そのため図や表、記号やイラストをうまく使いながら、コンパクトに内容を書いていきましょう。
こうすることで見返したときに頭に情報が入ってきやすくなり、復習が効率的に行えます。
・中学生がやりがちな試験直前のまとめノートは作らないでOK!
よく試験直前にまとめのノートを作る子が見受けられますが、そのような子たちは残念ながら成績があまり高くない傾向があります。
なぜならばノートまとめに時間をかけるあまり、手が回らず自分が理解できていないところを解消できていないからです。
授業というのはその範囲のまとめなのでわざわざもう一度まとめる必要はないです。
そのためとにかく授業用ノートを見て復習しましょう。
そしてもし分からないところがあればその範囲だけまとめノートを作るというのもありだと思います
【ノートを使った勉強法】中学生の教科別ノートの作り方のコツ
・国語のノートを使った勉強法
まず授業用ノートではノートを横にして、上2/3を板書欄、下1/3をメモ欄にしましょう。
板書欄に関してはページ数と行数を書くスペースを確保しながら、板書を写していきます。
メモ欄では疑問に思ったところや分からなかったところ、先生が口頭で言ったことなどをメモしましょう。
特に国語の問題は「このときの主人公の気持ちは?」や「筆者が言いたいことは?」など、先生の問いかけがそのままテスト問題になることが多いので、注意深くメモしましょう。
復習ではこれらの問いかけに対する問いを自分でこたえられるか確認しておきましょう。
・数学のノートを使った勉強法
次に数学です。
数学では反復が特に重要になります。
そのため予習、復習を通してとにかく問題を解くようにします。そうすることで解法が定着していき、他の問題も解けるようになってきます。
まず予習の際に間違えた問題は消さずに残しておきましょう。
ここで重要なのは正解することではなく、何が理解できていなくて間違えたのかということになります。そのポイントを考えながら授業を受けてください。
復習ノートでは予習、授業で間違えた問題をノートに貼り、解いていきましょう。ここでも間違えたら消さずに何が分かっていないか確認するようにしましょう。
・英語のノートを使った勉強法
予習では和訳を鉛筆で書き、英文をオレンジペンで書きましょう。
このとき次の英文と和訳の間には1~2行空白を空けましょう。
そして復習では知らなかった単語や熟語を別のノートに何度か書いて、暗記していきます。
その後それらの単語や熟語を使って英文を作り、定着を図ります。
・社会のノートを使った勉強法
社会は暗記科目です。
そのため予習の段階で教科書の太字をオレンジペンでまとめておきましょう。
このとき注意なのは説明の部分は黒字で書くということです。暗記するときにその方がやりやすくなります。
授業では先生が強調していたことをメモし、復習の際にその内容もまとめていきましょう。
・理科のノートを使った勉強法
理科は暗記分野と計算分野に分かれています。
そのため暗記分野は社会同様に教科書の太字をオレンジペンでまとめていきましょう。
計算分野は数学と同じように反復を意識し、解けなかった原因を意識しながら問題を解いていく感じです。
上手くノートを使って成績を上げよう
いかがでしたか?
今回ご紹介した内容は今まであまりノートを作ってこなかった人にとっては「かなりきついな」と感じるかもしれません。
しかしこれらをこなすことができたら成績が上がることはほぼ確実といっていいでしょう。
いきなりすべてできるようになる必要はありませんので、できる範囲で始めていき徐々にかける時間を増やしていきましょう。
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