サピックスオープン ケアレスミスを減らすには?
10月20日(日)に実施された、サピックスオープンの結果が返却されてきました。
成績結果、みなさんも大いに気になりますよね。
大いに成績が伸びて大喜びしたり、悪い結果に落胆または自暴自棄になったり・・・。
その気持ちは十分理解できます。
だって一生懸命勉強して取り組んだ模試の結果ですもの。
でもひと通り結果に一喜一憂したあとは、見直しですよ。
それは10/4(金)のブログに書きました。こちらもぜひ読んでみてください。
☞『テストは受けたあとが大切!!~しっかり理由を確認しています~』
ところで見直しをするとケアレスミスでの失点がけっこうあったりしませんか?
考え方も解き方も分かっているのに、ケアレスミスでの失点は痛いですよね。防ぎたいですよね。
子どもたちを見ていると、ケアレスミスを軽く考えているように思えてならないのです。(実はかつても私もそうでした)
「あぁミスった。本番は気をつけるよ」といった感じです(←コレ、かつての私の発言です)。
でもミスをするにはそれなりの理由があり、ミスの根本原因を明らかにして対策を講じなければ防ぐことはできません。本番だけ気をつけることなど不可能なのです。
だからテスティー早稲田校ではミスの原因追及をしっかり行なっています。
①どこでミスをしたのか(原因分析 その1)
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②どんなミスをしたのか(原因分析 その2)
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③どうしたら防げるのか(対策)
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④防止策を試してみる(実践)
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⑤ミスは減ったか(検証)
こんな手順です。
何も特別なことではなく簡単なことなのですが、言うは易し行うは難し。
これができている小学生は極めて少ないのです。
だからテスティーではしつこく指導しています。
上に掲載した写真ですが、本当にミスを乱発する生徒の答案なのです。
今回も正答率75%の2問目の計算問題でミスしています。まだまだ指導の途上なのですが、明らかな変化が見え始めたので掲載してみました。
この生徒、問題冊子の余白を見つけては、あっちでガチャガチャこっちでガチャガチャという具合に計算していました。
つまり考え方は合っているのでミスに違いないのですが、どこでどうミスしたのかを追跡することすらできなかったのです。
けっこうエネルギーを費やしましたが、写真をよく見てください。冊子に計算の過程がしっかり残せるようになりました。
先ほどの手順で言えば①と②にたどり着いた状況ですが、これで彼のミスが分析できるようになりました。我々が指導していく中で、どんな場面でどんなミスをするのかを類型化することも可能になりました。あとはミスを防ぐための具体的な対策を講じて、着実に実践させていきます。
入試ではひとつのミスによる失点が合否を分けることもあります。
できる問題は確実に得点したいですよね。
この生徒の場合、まだ指導の途上ではありますが、この先どのように変化していくのか。
その後の変化をお届けしたいと考えています。ご期待ください!
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