早稲田校ブログ

大学入学共通テストにおける、英語の民間試験見送りに思う

個別指導塾テスティー早稲田校 教室長の横山です。

 

不具合がありブログの更新がしばらくできない状態だったため、タイムリーな話題ではなくなってしまいましたが、現在の高校2年生から受けることになる大学入学共通テストにおいて、英語の民間試験の導入が見送りとなりました

 

見送りを歓迎する人がいる一方で、しっかり準備を進めてきた人は憤りを感じていることでしょう。

そういう意味で迷走を極めた文部科学省の罪は重いと思います。

 

ところで私個人は、今回の見送りをひとまず歓迎しています。

できることなら見送りではなく、このまま廃止となってくれることを願っています。

その理由は、本来の目的が異なるさまざまな民間試験で、受験生の能力を画一的に測ることなど不可能だからです。たとえるなら同じ「陸上競技」で、100メートル走の選手とマラソン選手の優劣をつけようとしているようなものだと考えます。到底ひとつの尺度で測れるはずなどありません。

 

加えて国語と数学における記述式の出題も取りやめてほしいと思っています。

50万人にもおよぶ受験生の答案を、統一の基準で採点することなど到底不可能です。採点者は1万人規模にのぼり、大学生のアルバイトが携わるとも聞いています。こんなシステムで果たして公平な試験が担保されるのでしょうか?絶対に無理だと断言します。

 

英語の「読む、書く、話す、聞く」の4技能を求めるなら、大学の必修科目として義務づければいいのです。国語や数学の記述力や表現力は各大学が個別に出題すればいいのです(それぞれの大学が求める基準で採点されるわけですから)。

 

ちょっと過激な発言になりますが、「文部科学省の役人は我々の税金で生活してくれてよいので、何もしないでおとなしくしていてくれ!」が私の持論です。

というのも私自身が大学入試制度の変更により混乱の渦に巻き込まれた世代の当事者でもあるので、文科省が動くと碌なことにならないことを身をもって体験しているのです。

 

私が高校に進学した年に、高校では「理科Ⅰ」と「現代社会」という科目が新設され、必修となりました。

「理科Ⅰ」とは生物、化学、物理、地学を1冊の教科書にまとめた科目で、これを1年間で勉強するわけですから、各分野の内容は半端ない薄っぺらさです。

「現代社会」は今でも公民科の1科目として存在しており、学ぶべき内容も明確化しています。が、当時の学習指導要領では何をやったらいいのか全く分からない者でした。したがって教科書も書いてあることがバラバラ、授業も先生によって内容がバラバラ、模試も予備校ごとに全然違う出題となりました。その結果いったい入試本番ではどんな出題がされるんだ?となりました。

センター試験の前身である共通一次試験(当時は国公立大を志望する者だけが受験する試験でした)でもこれら2科目が必修として課されており、いざ蓋を開けてみると現代社会はいままでにやってきたことと大いに異なる出題でした。

 

そんなわけで「理科Ⅰ」と「現代社会」の評判はすこぶる悪く、わずか2年で共通一次の必修科目から外されたのでした。

お恥ずかしい話ですが、短命に終わった両科目を2回とも受験し、さらに必修から外れた年の5教科5科目で実施した共通一次まで経験している私は、この時代の受験生としては「超希少種」と言えます。

 

こんな経験をしている私ゆえ、文科省の役人に対して受験生の人生を振り回さないでくれと切に願うのです。

 

そして今後の共通テストがどのように実施されるのか流動的ではありますが、この時代に受験を経験しなければならない皆さんに対しては、大人(役人)の都合に人生を翻弄させられることのないよう今からしっかり準備をして、きたる共通テストに臨んでほしいとエールを送ります!

 

 

 

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