塾長ブログ

この夏で成績が上がる子と下がる子の決定的な差

こんにちは。

個別指導塾テスティー塾長の繁田和貴です。

 

夏休みが始まったと思ったら、あっという間に8月中旬になってしまいまいたね。

有意義な夏休みは過ごせていますか?

 

毎日のリズムが普段とは違うので慣れるまで最初は大変だと思いますが、毎日の行動をルーティン化することを心がけて、スムーズに動けるようにしていきましょう。

 

さて、今回の記事では、8月後半に一気に学力を伸ばす秘訣についてお話しします。

 

この秘訣をしっかり実践した子としていない子では、9月以降の成績に大きな差が出てきます。

 

皆さんもご存知のように、人間というのは正しいやり方をしないと、どんなに勉強時間をかけてもまるで成長できません。

 

せっかく頑張ったのに徒労に終わり、無力感ばかりがつのる…

 

そんな夏にしないために、ぜひこの記事を最後まで読んで、ここまでの夏休みの過ごし方が正しいやり方だったかチェックしてみてくださいね。

 

 

結論からお話しすると、成績が上がる子と上がらない子の決定的な差は、アウトプットの量の差です。

 

アウトプットというのは、問題を解いてみたり、学んだことを誰かに説明してみたりすることですね。

 

確かにテキストを読んだり、先生の説明を聞いたり、問題を解いた後に解説を読んだりといったインプットの時間もとても大事です。

 

しかし、人間というのは、インプットされた情報を自分のものとして習得するためにはアウトプットが欠かせないのです。

 

私たちの脳は「アウトプットをする情報=実際に使う必要な情報」として記憶に残し、「アウトプットを伴わないインプットだけの情報=不要な情報」だと判断してどんどん忘れるようにできているのです。

 

ですから、アウトプットの時間をしっかりと確保せずに、授業を受けまくってインプットをしまくるような日々を過ごしていると、夏期講習で高い授業料を払い、朝から晩まで塾で授業を受けることに時間と気力と体力を注ぎ込んでも、まるで力が付かずに終わります。

 

そして、頑張ったからきっと成績が上がっているはずと思って期待して受けた二学期の模試で成績が下がってがっかりすることになります。

 

では、どれくらいアウトプットの時間をとれば「しっかり」アウトプットをしたと言えると思いますか?

 

これに関しては教育心理学の実験で検証されていて、勉強時間のうちインプットを3割アウトプットを7割くらいの比率にするのが最も成績が良くなったそうです。

 

アウトプットはインプットの2倍の時間が必要ということです。

 

どうでしょうか。

 

皆さんが想像していたよりもアウトプットの時間が必要だったのではありませんか?

 

もちろん塾の授業の全ての時間がインプットの時間というわけではありません。

 

算数や国語などは授業内での演習(アウトプット)の時間もそれなりに多いものです。

 

それでもやはり、普通に集団授業をうけるだけだと、インプット過多になるのがありがちです。

 

また個別指導でも、テスティーでは生徒の理解度確認も兼ねて生徒自身に解き方や時代の流れや周辺知識を説明してもらったり、1人では解けないまたは解くのに時間がかかる問題をヒントを与えて誘導しながら解かせたりしていますが、下手な個別指導塾ではインプットつめつめの授業をしてしまっているところも多いです。

 

どことは言えないですが、成績が上がらない方が親の悩みが深くなり、授業をたくさん受講してくれるようになるからわざとそうしてるのか?と、うがった見方をしてしまうくらい酷い塾もあります。

 

ただ、子ども本人および親が、本当に成績が上がる勉強のやり方をわかっていないと、成績が上がらない授業の方を喜んでしまうという残念な現実があるので、そうした塾も顧客の求めに応えているだけとも言えるのかもしれませんが。

 

先生がしゃべっている時間が長いほど、子どもは自分が頭を使わないから楽ですし、たくさん教えてもらった感じもするので、簡単に授業の満足感が上がるんですよね。

 

しかしそれは目先の満足感であって、成績アップ、そして合格という、本当の満足が得られる授業ではありません。

 

子ども自身が頭を使わなかったら賢くなるわけないですよね?

 

たくさんインプットをしてもらうことをありがたがらない正しい知識が受験生親子の側にも必要だということです。

 

あらためて、インプット過多になっていないか、1日のスケジュールを見ながら、バランスを再確認してみましょう。

 

お子さんのここ数日のすごし方はどうでしたか?

 

朝から晩まで授業を「聞くだけ」なスケジュールになってしまってなかったでしょうか?

 

もしそうなってしまっていたら、大至急この先にスケジュールの立て直しをするようにしてください。

 

 

そして、スケジュールを立て直すとしたら、立て直しのやり方にも注意すべきことが2つあります。

 

1つは、疲れている子どもに寄り添うこと。

 

「うちの子は塾から帰ってきたら遊んでばっかりで復習しないんです!」と怒る親御さんが多いのですが、夏期講習で長時間授業を受けて帰ってきたら、そりゃ疲れているのが当たり前です。

 

私たち大人だって、仕事から帰ってきたら疲れていますよね。

 

子育て中の親御さんたちはその疲れた状態で家事・育児とやらなければいけないわけだから大変なのですが、独身時代あるいは子どもが生まれる前は、仕事から帰ってきたら遊ぶのが当たり前だった人のほうが多いのではないでしょうか。

 

少なくとも私は、ぶっちゃけその日の仕事の振り返りや、翌日の準備や、キャリアアップ・スキルアップのための勉強なんてものに時間を使えることは…ほぼありませんでした!(私だけではないですよね…?)

 

大人ですらそうなのですから、子どもであればなおさら疲れたから休みたい・遊びたいとなるのが普通です。

 

まずはその気持ちに寄り添うことが大事ですし、塾で頑張ってきたことを認めることが必要です。

 

その上で、その休みたい・遊びたいという気持ちに本人が打ち勝てるように後押しをしてあげてください。

 

「ちゃんと復習しなさい」と指示命令を出したり、「そんなんじゃ不合格になるよ」と脅したりすることは、後押しにはなりません。

 

「今日も合格に近づけたね!」「どうしてあの中学校に合格したいんだろう?」「合格してあの中学校に入学したら何をしたい?」「もっと合格に近づくために何ができる?」と問いかけて、目標を思い出させてあげる方が効果的です。

 

北風と太陽の寓話を忘れないようにしましょう。

 

もう1つは、インプットの時間の削減」も意識することです。

 

ついアウトプットの時間を増やすことにばかり目を向けてしまいたくなりますが、勉強時間・量を増やすことには限界があります。

 

替わりに減らすものも決めなければ、オーバーワークになってしまうこともあります。

 

こんなことを言うとよその塾の先生から怒られるかもしれませんが、余計な特別講座などは取るのをやめて、問題演習の時間を確保するようにした方が良い場合もあります。

 

家にいても勉強できない子は、特別講座で授業を聞いている方がマシかもしれませんが…

 

本当に効率よく学習して成績を上げたいのであれば、授業を聞いているだけの時間を減らして演習の時間を増やした方が効果的です。

 

先ほどお話しした「北風と太陽」を意識しながら、まずは目的意識を高めましょう。

 

その上で、演習中心の家庭学習のスケジュールを立てて、しっかり実践していけると良いですね。

 

 

以上、夏に成績が上がる子と下がる子の決定的な差でした。

 

この夏、本当に成績が上がる正しい勉強法を実践してください。

 

そうすれば短期間で成績をグッと上げることができますよ。

 

後半戦もまだまだ頑張ってください!応援しています!

 

それでは。

 

p.s.

8/27(火)と8/31(土)に、渋谷にてテスティーの入塾説明会を開催します!

完全予約制の説明会となっております。席数には限りがありますので、

ご希望の方はお早めにお申込みください。

お待ちしております!

 

【詳細・お申込み】

 

【日時】

第1回 8/27(火) 10:00~11:30
第2回 8/31(土) 10:00~11:30 


【実施場所】

EST(エスト)渋谷校

〒150‐0001 東京都渋谷区神宮前6丁目18-13神宮前浅間ビル 7階(MAP)

※EST渋谷校はテスティーが運営している大学受験専門の学習塾です。当日は個別指導塾テスティーのみの入塾説明会となります。

 

【参加費】 

無料(事前申し込み制)

 

【参加申し込み】
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