合格体験記 2017年
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小学生時代から高校受験を見据えて憧れの桐朋に合格!
■ 白井康司くん
僕が初めてテスティーに行ったのは、小学五年の事である。中学二年までは、塾には嫌々行っていたが、次第に勉強の楽しさを覚え始め、気が付けば毎週水曜日の18:30を楽しみにしていた。この時を境に、僕の学力はみるみる内に伸びていった。
数学では、定期考査で九割近くをとれるまでに成長した。しかし、一教科だけ伸び悩む教科があった。それは国語だ。文章が理解できても、それを自分の言葉にして記述することができなかったのである。そこで、数学だけでなく国語の授業もいれることにした。
僕は、志望校を決めることについては、一切苦労しなかった。なぜなら、中学二年生のころから兄の通う桐朋高校に行くと決めていたからである。
中学三年の夏になり、桐朋高校の過去問を解き始めた。解き始めた当初は特にこれといった感情もなかった。正直、落ちるわけがないと余裕をこいていた。確かにこの調子でいけば、合格は確実なはずだった。
冬期講習が始まり、一つの問題が生じた。第二志望校の数学の過去問でひどい点数を連発したのである。幸い本番は問題なくこなせたので、大した問題にはならなかった。
さらにもう一つ、今度は大きな問題が生じた。第二志望校の数学だけだと思っていたのだが、実は数学の問題そのものがあまり解けなくなってしまっていたのだ。この時本番に向け、すごく不安を感じていた。
試験の何日か前、何通かの手紙をもらった。それは、僕がこれまでお世話になって先生や宮下先生、平澤先生からの手紙だった。それを読んで幾分か気持ちが楽になった。
そして試験当日。開始のチャイムとともに僕はシャーペンを走らせた。国語の出来はとても良かった。英語に至っては、九割越えを確信していた。しかし案の定、数学の問題はまったくと言っていいほど解けなかった。幸い、数学の試験は最後だったので、あとの試験への影響を心配する必要はなかった。しかし、当然僕は落ち込んでいた。ずっと行きたいと思っていた高校に行けないのではないか。そんな不安で僕の心はいっぱいだった。
そして翌日、合格発表の日。第二志望校の試験会場から桐朋までの道のりがやけに長く感じた。一分一秒が過ぎていくにつれ、僕の胸が締め付けられていくのを感じた。
合格者の一覧に、僕の番号があった。何度も確認した。そして、僕の心を締めていた鎖は解け、心を占めていた不安は一気になくなった。こうして、僕の受験生活は終わった。そして僕は、もう一度この体験記を書く日を目指して、走り出す。
■ 保護者様
康司がテスティにお世話になったのは、五年生の冬からでした。四年生の夏休みに海外から帰国し、友人と遊ぶことが楽しい毎日が続いていた為、週一回一時間半、集中して算数の勉強をする時間を確保することが目的でした。当時は嫌々通っていたせいか、毎回遅刻し、お電話を頂く事が続いていました。そんな康司を先生方は暖かく励まし、声をかけて下さったおかげで、テスティーをやめる事なく続けられたと思います。本当にありがとうございました。
中学生になり、同じくテスティーでお世話になっており兄が桐朋高校へ通い始めた姿を見て、志望校が桐朋高校に決まっていったのは、自然の流れでした。心が決まった事で勉強に対する気持ちも変化し、遅刻もなくなり、真面目に取り組むようになりました。それに比例し、定期考査の点数も上がり、成績も上がっていきましたが、苦手な国語が伸び悩んでいました。そこで、中二冬頃から、国語も見ていただく事になり、受験本番まで数学と国語の二本立てで取り組ませていただきました。国語のコツを教えていただいた事で、成績も上がり、康司の大きな自信につながったように思います。その「自信」があったからこそ、桐朋高校に合格できたように思います。本当にありがとうございました。
家庭では、あまりガミガミ言わず、日常生活のサポートに徹しました。普段と変わらず生活する事を大切にした点がよかったのだと思います。
最後まであきらめずに温かくも厳しい言葉をかけ続け、見守って下さった先生方、本当にありがとうございました。高校進学は次のステップへのスタートです。これからもどうぞよろしくお願いいたします。