合格体験記 2016年

中学受験の部

苦手だった国語が勝負科目に。偏差値40台からの駒場東邦合格!

■ R.T.くん(駒場東邦中学校進学)

合格するコツ。そのコツをここでは“自分”という言葉で表現する。つまり、僕が言いたいことは、入試は自分次第ということだ。社会の中で家族というものを最重要とする考えがある。もちろん、家族の存在は、僕が合格できた理由に強く結びついている。しかし、僕が最も重要視するものは自分である。なぜなら、入試本番に、試験を受けるのは、自分であるからだ。たとえば、Aさんという人がいるとする。AさんはB中学を目指している。そして、Aさんの家族がどんなに努力してもAさんが努力しなければ、AさんがB中学に入学することはまずない。また、Aさんがどれほど努力しても、Aさんの家族がはげましたり必要最低限のことをしなかったりした場合もB中学への合格はない。ここから言えることは、合格するもの、それは、ある種の天才か、家族とともに努力したものだといいたいいところだが世の中は、そこまであまくない。エジソンの、天才は99%の努力と1%の才能だという名言の通り、ある種の才能を持っていても努力しなければ、合格というものに至ることがないし、家族とともに努力をした人でも、他人や他人の家族がそれより努力をしていたら合格することもない。つまり、受験とは、相対的なものなのである。そして、勝負である。勝負であるということは、勝つ人もいれば負ける人もいるということである。

ここまで合格するコツ、受験というものについて語ってきたが、これは受験を経験して得た考えである。

さて、抽象論ばかりでは、つまらないので、僕の塾について説明しよう。

僕が、今の先生に教わったのは、ちょうど一年前の、6年生の春である。途中で、塾への遅刻を原因とする長期間の休みもとったが、僕は、この塾に通っていてよかったと思う。僕が、苦手としていた国語は、偏差値40と50の間をうろついていた。しかし、テスティーに通い始めてから、どんどん偏差値が上がり、自分でつけた評点であるが入試本番では、合格者平均点を20点以上超えることができた。上がった理由は、パターンの認識が増えたことと、先生の教え方が良かったことである。他の教科は、合格者平均点より算数が20点以上、理科がほぼ同じ、社会が20点以下という状況である。他の教科はともかく、合格できたのは、自分のおかげだと思っている。次に家族である。僕の家では、テレビを見ていなかった。そのように家族の存在も重要であることが分かった。合格する一番の理由は、自分、自分、自分。がんばって下さい。

 

■ 保護者様

息子は集団塾に通っていたのですが、模試の国語の点数がいつも平均点を下回り、四科目全体の足を引っ張っていた状況でした。

国語の成績が悪かった原因は、まず、知らない語句が多く正確に文章の意味がつかめていないこと、読み飛ばしが多く丁寧な読み方ができていないこと、物語文では登場人物の複雑な心情の読み取りができないこと、記述での解答の仕方がわからないこと等だと思われ、色々と克服しなければならない課題が山積でした。

また、息子の志望校の試験問題では、他科目(主に理科や社会)においても、問題文が意図的に不親切に書いてあって国語力を試されることが多々あり、国語の対策は急務でした。

そこで、新小6の3月頃より、テスティーの中牧先生に国語を教えて頂くことにしました。中牧先生は、息子の弱点を把握しつつ、志望校に合格するためのメソッドを段階踏みながら丁寧に教えて下さいました。

国語は成績を上げるのに時間がかかると覚悟していましたが、小6の7月の模試からいい点数が出始め、9月の模試では偏差値70を超えたこともありました。時々は失敗もしていましたが、成績は比較的コンスタントに伸びて行き、入試直前には、得意の算数と同じように国語もすっかり勝負科目になっていました。

一般的に、男子は精神的に幼く国語が弱いと聞きますが、うちの息子も例に漏れずその口でした。息子の場合、結果的には国語の成績は伸びて行きましたが、それに伴って精神的に大人になったかというと全くそうではなく、依然として幼いままでした。それでも、最終的に国語の問題が解けるようになったのは、中牧先生の指導が適切であったからだと感謝しております。どうもありがとうございました。

最後に、息子は、遅刻(無断欠席も!)がよくあり、お灸をすえるために一時期お休みさせたこともある程の問題児でしたが、テスティーの皆様には、辛抱強く見守って頂きましたこと、この場を借りて御礼申し上げます。

 

■ R.T.くんへ講師からのことば

■ 中牧泰裕先生

Tくんは、私が今までテスティーで9年間国語の指導をしてきた中で一番成績が伸びた生徒です。ただし、それはこちらの指導の賜物という訳ではなく、Tくん本人の努力とご家族のサポートがあったから実現したものです。こちらの塾がしたことと言えば、本当に些細なもので、Tくんに覆いかぶさっていた成長を止める「フタ」を取り除くことと、成長するエネルギーが拡散しないように方向付けをしたことくらいです。

国語という科目は、成長にフタをする指導や俗説が出回っています。例えば「傍線部の前後に答えがあるから傍線の前後だけ読め」といった様な指導です。Tくんも、担当した当初は例に漏れず、傍線の前後しか読まずに読み飛ばしてしまう部分があり、答えの根拠を持たずに選択肢を選んだり、記述を書いたりしていました。上記の様な「フタ」を一つ一つ取り除いていった後のTくんは、国語が得意科目になっていたので、やはり最初からTくんには難関校の国語だろうと解ける力が潜在的に備わっていたのだと思います。そして、そのTくんの中に眠っている力は、中学受験という物差しで測定できるほど小さいものではないので、これからの生活の中で、Tくんの全ての力をぶつけられるほど熱中できるものを見つけて、時には壁とぶつかりながら成長していくことを願っています。最後になりましたが、第一志望の合格おめでとうございます。

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