【卒業生インタビュー】日比谷高校ってどんな学校？
皆様こんにちは、TESTEA田町校です。
高校受験を控えている方は、志望校は既にお決まりでしょうか。都内には魅力的な高校がたくさんあってお悩みになっている方も多いのではないでしょうか。公立の学校を受験するのか、それとも私立の学校を受験するのかというのも志望校を決める一つの要因となってきますよね。
そこで本記事では、都内有数の公立の進学校である都立日比谷高校について、TESTEAに在籍する卒業生のインタビューをもとに紹介していきます。
結論から申し上げると、日比谷高校は高い志を持った方にはおすすめの学校です。
この記事を読んだ方が、日比谷高校のイメージを膨らませることができたら幸いです。
ぜひ最後までご覧ください。
【自己紹介をお願いします】
名前は中村将矢といいます。
東京都立日比谷高等学校出身です。現在は、東京大学工学部電気電子工学科に所属している大学4年生です。
【日比谷高校の基本情報】
住所：〒100-0014 東京都千代田区永田町2丁目16-1
電話番号：0335810808
アクセス：
「永田町駅」6番出口より徒歩8分
「赤坂見附駅」11番出口より徒歩8分
「溜池山王・国会議事堂前駅」5番出口より徒歩7分
一学年の人数は約260人です。また、クラス数は一学年あたり8クラスです。男女比はほとんど1:1となっています。
1年生から進級する際にはクラス替えが行われますが、2年生から3年生への進級時にはクラス替えは行われません。
日比谷高校の校風
日比谷高校は、将来のリーダーとなり得る高い資質をもった生徒に対し、社会全般に対する責任と使命を自覚させるとともに、思考力、判断力、表現力を鍛え、難関国立大学等への進学希望も実現させることのできる学校として、東京都教育委員会から進学指導重点校に指定されています。学力の3要素である「知識・技能」「思考力・判断力・表現力等」「主体的に学習に取り組む態度」をバランスよく身につけ、グローバルリーダーとして活躍できる人材の育成を目指します。（日比谷高校HP「校長あいさつ」より引用）
日比谷高校の設備
校舎正面はベージュに塗られたコンクリート、側面や通用門側はレンガタイル張りになっています。敷地内は豊かな緑に恵まれています。
また、図書館は校舎のほぼ中央の利用しやすい位置にあり、生徒の学習によく活用されています。蔵書数は約50,000冊と充実しています。図書委員会の活動も活発です。
他にも、理科関係の特別教室は、物理、化学、生物それぞれ2つと地学教室で合計７つあります。また、理科関係の機器類など設備が大変充実しています。個人的には、実験の際に高額な顕微鏡を一人一台使えるほどの数が用意されていることに驚きました。
体育施設も充実していて、グランド、テニスコート、体育館棟（メインアリーナ・サブアリーナ・柔道場・剣道場・トレーニングルーム）、プールなどがあります。
また、日比谷高校には、広い自習室が完備されています。そのため、自由時間で勉強することができます。
科目ごとの職員室もあり、質問対応が円滑に行われていました。記述の問題の添削もここで相談できます。
【日比谷高校の学校生活はどのようなものでしたか】
日比谷高校の行事
日比谷高校には3大行事と呼ばれている行事が存在します。いずれも3学年すべての生徒が参加します。
・日比谷高校の文化祭（星陵祭）
日比谷高校の文化祭は、毎年9月ごろに行われます。すべてのクラスが劇を行います。例年では3年生が特に大掛かりなものに取り組んでいて、有名なミュージカルの作品などを演じるクラスが多かったように思います。また、準備は夏休みに始まり、合計で2~3か月ほどを費やして文化祭の準備が行われます。当日は審査員がおり、表彰も行われます。外部からも多くの方が鑑賞に来られていた印象があります。
・日比谷高校の体育祭
体育祭は例年では5月ごろに実施されます。皆様が想像する一般的な体育祭とほとんど相違はありません。日比谷高校のグラウンドは広いので、体育祭はグラウンドで行われます。全24クラスが4つのチームに分かれ、それぞれがチームカラーを背負って優勝を目指します。
・日比谷高校の合唱祭
合唱祭は6月に催されます。こちらもクラス単位での発表となります。各クラスで自由に合唱する曲を決めて、練習も生徒が主体となって行います。令和５年度はに文京シビックホールという会場を借りて実施したそうです。審査は日比谷高校の卒業生を含めた特別審査委員４名とクラスから選出された24名により行われ、その合計点により順位がつけられました。
他にも、球技大会や修学旅行、校外学習など数多くの行事が存在します。
日比谷高校の部活動
私は中学ではもともと吹奏楽部に所属していたので、音楽部に入部しました。合唱班とオーケストラ班に分かれているのですが、私はオーケストラ班に所属していました。
日比谷高校では自然科学系の部活動の活動が盛んでした。物理学部や生物学部といったものから、雑草研究会といった珍しい部活も存在していました。
私自身は所属していなかったのですが、他にもラグビー、野球やソフトテニスなどの運動部も充実していました。
日比谷高校の勉強
日比谷高校では高校3年生の段階で文系と理系の選択があります。学習のペースはかなり速いと思います。
特徴的な授業としては、まず理科基礎です。ほかの高校とは違い、日比谷高校では物理、化学、生物と地学の4つの理科基礎の授業を受けます。それぞれの科目を専門とする先生が高校に在籍していました。
また、実験の授業も強く印象に残っています。日比谷高校では生徒が能動的に実験を行うように促しています。ブタの肝臓なども扱ったりして、かなり本格的な実験を行いました。
数学の授業では、難しい問題を解いて順番に生徒が解説するといった形式がとられていました。これは、人に教えるという経験が個人の学びを深めることにつながるという考えに基づいています。
一番力が入れられていると感じた教科は英語です。リスニングの練習として、実際にアメリカで放送されているABCニュースを聞いたりしました。他にも、アメリカの小学校の教科書を用いた英文法の授業やディベートを行う授業もありました。TA（Teaching Assistant）の方も何人か日比谷高校に在籍していました。
また、地理の授業で、「学校の周りを知ろう」と題して国土地理院監修の地図に印をつけていく、といったフィールドワークも行いました。
日比谷高校での人間関係
先生は、生徒に親身な方が多かったという印象です。わからない問題があれば、黒板やホワイトボードを用いて熱心に教えてくださいました。
生徒には、明確な志を持っていて熱意のある人が多かったです。勉強面では、部活が高校2年の秋に終わるということもあり、そのタイミングで塾の勉強に力を入れ始める人が多かったです。一方で、行事には全力で取り組みます。また、先生と同様に生徒も親切な人が多かったです。教室前、横と後ろに設置されている黒板で勉強の教え合いも頻繁に行われていました。
【日比谷高校の入試対策はどのように行いましたか】
私は第一志望の学校として日比谷高校を受験しました。日比谷高校を第一志望にした理由は、私が中学3年のときに鑑賞した日比谷高校の文化祭が印象に残ったのと、そのときに見た生徒さん同士の仲が良さそうだったからです。
受験に成功した要因は、自分ができることを少しずつ増やしていこうという考えで勉強に取り組んだことです。
また、具体的な勉強法としては、筆記の問題をいかに解けるかということに焦点を当てました。個人塾で問題を出してもらって、それを添削してもらうというのを繰り返し行いました。
【日比谷高校をまとめると？】
日比谷高校は勉強だけではなく、部活や行事にも全力で取り組む文武両道の学校です。
高い志を持った生徒に囲まれて学校生活を送ることができます。
何かに全力で取り組みたいと思っている方はぜひ、日比谷高校の受験を検討してください。
最後までご拝読、ありがとうございました。
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