奇問・難問シリーズ～日本史編～

こんにちは、TESTEA下高井戸校の宮田です。

今回は久々に、入試での奇問・難問（悪問？）を日本史でピックアップしましたので、是非ご覧ください！

 

 

～2014年度入試：早稲田（教育）※一部改題～

問題：以下の文に誤りがなければ○と書け 

B29爆撃機が下町の人口密集地を中心に約1700トンの焼夷弾・爆弾を投下し一夜にして約10万人が焼死した 。

 

一見すると、これ東京大空襲の話でB29が…というくだりで〇にする人多数。。。

 

それ、間違いです( ﾟДﾟ)

 

えっ？？？なぜ？？？(　ﾟдﾟ)ﾎﾟｶｰﾝ

…着眼点はそこではないんです。

この問題、「焼夷弾・爆弾」というところがKEYになります。

焼夷弾…低空から投下する、爆弾…高空から投下する

従って同時にこの2種類を投下することは不可能（戦術が異なる）、つまりこの文章は正しくない、となります。

爆弾は爆弾ちゃうの…そんなの知らんぞ。。。とは言っても出てしまうんです。

 

特に早稲田大では（特に歴史関連で）、一部「これ高校生クイズの問題じゃ…」と思われるものが出題されます。

過去にも

「2.26事件時の積雪量は」とか、「津田梅子は何歳でアメリカに行ったか、選択肢から選びなさい 」

など、まず他大では出題されないであろう奇問・難問が出題されます。

 

 

ただし、当たり前ですが「普通の」問題が多数であり、その中に上に挙げたような問題が点在しています。

 

ですので、このような奇問にとらわれすぎると思わぬ墓穴をほってしまう…ということになります。

※そうは言っても、「普通の」問題でも当たり前ですが私大の中でもトップレベルなので、相当な対策は必要ですよ。