短期大学の名門も…

こんにちは、TESTEA下高井戸校の宮田です。

今日は、4年制大学志向や少子化の影響が遂にここまで来たか…という話題です。

先日（7月24日）「青山学院女子短期大学が2019年度以降の学生募集を停止する」という発表がありました。

※つまり来春の入学生が最後になります。

～青山学院女子短期大学とは？～

1950年開学、通称「青短」。所在地は東京都渋谷区渋谷。

教育理念：「青山学院のキリスト教の信仰にもとづき、「女子小学校」から「青山女学院」を経て現在に至る本学院の女子教育の伝統を継承し、女子の高等教育に専念する」

主な著名人として

濱田典子（元フジテレビアナ）帆足由美（フリーアナ・bayFMのDJ）、山口智子（女優・ドラマ「ロングバケーション」「ダブル・キッチン」など）、柊あおい（漫画家・宮崎駿脚本の映画「耳をすませば」原案）.etc

 

先にも挙げましたが、「青短」という言葉が作られるほどネームバリューとして凄いものがありました。

しかしながら、少子化による18歳人口の減少、さらには女子大離れや4年制大学志向が強くなり、ここ数年は学科の改変・廃止（縮小）等で存続をしていましたが、いよいよという状況になってしまったというところでしょうか。

※しかしながら現状でも、全体で入試倍率は3倍程度あり学科によっては（河合塾模試の）偏差値で50程度あります。つまり「広き門」ではないことは確かです。大学側も「余力のあるうちに」という考えもあったかもしれません。

※もちろん「来春入学生は最後（卒業）まで教育・進路就職支援を行う」としています。

 

今回のリリースは「一つの時代が幕を閉じた」といっても過言ではないでしょう。

■ちなみに、こちらも問題となっている地方私大の定員割れ・経営悪化については、「公立大学化」によって何とか逃れようとする動きがあります。また改めてこの話題を取り上げたいと思っております。