【都立高校入試2023】英語 解説②
【問2の解説】
問2は、Mayaが素晴らしいと思った理由を選ぶ問題です。直前のBobの発言に対してThat’s wonderful.と言っているので、Mayaは「ボブが良いスピーチをして、コンテストで賞を受賞した」ということに対して素晴らしいと思ったわけです。よって、エが正解になります。これは確実に取りたい問題ですね。
【問3の解説】
問3は、Kenがうれしいと思った理由を穴埋めする問題です。実質、thatの内容を選ぶ問題になります。下線部の直前に「賞は取れなかったけれど、前よりも早く走った」という発言があります。よって、早く走れるようになったことがうれしいと読み取ることが出来るので、アが正解になります。
【問4の解説】
問4は、MayaがRight.と言った具体的な内容を選ぶ問題です。直前にRikoは「その時のあなたの気持ちは今の私の気持ちと似ているね」と言っているので、一見それが答えになりそうです。しかし、あまりにも内容が漠然としています。そこで、「その時のあなたの気持ち」って何なのかを考えてみましょう。さらに一文戻ると、Mayaは「みんなは私たちの絵で楽しんでくれるかな」と絵が完成する直前に不安になっています。これが「その時のあなたの気持ち」です。よって、エが正解になります。
【問5の解説】
問5は、MayaのI’m happy to hear that.という発言をより具体的に説明できている文を選ぶ問題です。これも、thatの内容を選ぶ問題と言って良いでしょう。下線部(5)より前の会話の流れを追ってみましょう。Rikoは、Mayaのアドバイスのおかげで自信を取り戻しました。そこにBobがRikoに対し「絵を完成させられるってこと?」と聞きます。Rikoは「その通りだよ」と答えました。会話はこのような流れになっていましたね。まず「その通り」だということは、Rikoは絵を完成させることが出来るということです。それに対して、Mayaが「聞けてうれしいよ」と言っているます。よって、ウが正解になります。
また、直接選べなくても、Mayaは直前のRikoの発言に対して「聞けてうれしいよ」と言っているので、Bobが主語になっているイとエは消すことが出来ます。そこからアとウを見比べれば、明らかにウの方が正しいとわかります。消去法は受験においては非常に強いテクニックです。
【問6の解説】
問6は、文章全体の内容を考えて、(A)と(B)に穴埋めをするという問題です。(A)については問1が、(B)については問5がヒントとなっています。Rikoは「絵を完成させるために次に何をすればいいかわからなかった」のですから、ウとエは消去できます。また、Rikoは会話の途中で中学校の時のMayaのアドバイスを思い出しました。よって、答えはイとなります。
【問7の解説】
問7は、Bobの視点に立って会話の内容を見たときに、空欄に入る適切な語を選ぶ問題です。(A)の選択肢を見てみると、worried「不安である」かtired「疲れている」のどちらかになっています。会話のはじめ、Rikoは「絵が完成する直前に不安になっている」と言っていました。よって、イとエは消すことが出来ます。
また、(B)を見てみましょう。選択肢は、understood「理解していた」かencouraged「勇気づけた」のどちらかです。(B)は、2つ目の空欄を見た方がわかりやすいです。Bobは、過去にRikoと同様の経験をしていましたが、そのときはおじに「勇気づけて」もらったおかげで、賞をとれていたはずです。よって、(A)と(B)をどちらも正しく選べているウが正解になります。
以上が第三問の解説でした。会話文形式の第三問は、下線部に対する答えがそのすぐ近くにあることが多く、正解しやすい大問です。得点源にできるように、日々の勉強を頑張ってみてくださいね。