【現役東大生が解説】東大英語の勉強法はこれだ!
【現役東大生が教える!】
東大英語の勉強方法解説
皆様こんにちは!個別指導塾TESTEA西永福校です。今回は、東大の英語とその勉強法について解説していこうと思います。東京大学といえば、言わずと知れた日本最難関の大学ですが、その入学試験の英語には大きな特徴がいくつかあります。そのため、東京大学を志望する受験生は東京大学の英語入試独自の対策をしていく必要がありあります。本記事では、東京大学の英語入試の特徴や基本情報、さらにはおすすめの勉強法まで紹介していきます。ぜひ最後まで読んでください!
目次
1.東大英語の基本情報
まず初めに書いておくのですが、東京大学の英語は数年に問題の形式を変えています。本記事では近年の傾向を踏まえて記載しています。そのため、今後問題形式が変わりうるということは頭に留めておいてください。
<東大英語の特徴>
全体としての特徴に浮いて解説します。東大の英語は時間にたいしての問題量が多く非常にタイムマネジメントが重要になります。問題すべてをじっくり解くことはできなかったという東大生も多くいます。
①東大英語の出題形式
複数の形式の問題が出題されています。要約、長文問題、リスニング、英作文と他の大学に比べて設問のバリエーションが広いです。2023年度の試験を例にすると
1A 要約
1B 空欄補充
2A 英作文
2B 英作文
3 リスニング
4A 文法問題
4B 和訳問題
5 長文読解問題
という構成で出題されました。実際に、リーディング、リスニング、ライティングの3分野の多岐に渡っていることがわかります。
②東大英語の配点
英語の配点は文系、理系ともに120点になっています。文系、理系ともに、合計550点のうち120点を占めることになります。設問ごとの配点は公表されておらず、様々な予想がなされています。大手予備校が主催する、大学別模試では、それぞれの予想に基づいて配点が決定されています。そのため、形式はほとんど同じでも配点が微妙に違うことがよくあります。一応目安として、筆者の予想も記載しておきます。参考にしてみてください。
1A 要約 10点
1B 空欄補充 12点
2A 英作文 12点
2B 英作文 12点
3 リスニング 30点
4A 文法問題 10点
5 長文読解問題 22点
③東大英語の試験時間
試験時間は理系、文系ともに120分です。そのうち約30分はリスニング試験が放送されます。本番は、この時間の使い方が非常に大事になってきます。
2.東大英語の設問別特徴
先ほども述べましたが、東大英語は設問が多様です。そのためそれぞれの設問を分析することが重要です。各設問の分析をすることが、得点につながるといっても過言ではないでしょう。この項では各設問の特徴について解説していきます。これを参考にしながら、後の項で解説する勉強法を検討していただいてもいいのではないかと思います。
東大英語の1A 要約
1Aは例年要約が出題されています。東大英語の大きな特徴の一つともいえます。300単語前後の英文を日本語70字〜80字に要約する問題が出題されています。要約する文字数は年度によって異なっており、様々な文字数で出題されています。ただ、書いてある情報を羅列するのではなく、論理構造を理解して、問題文の論理にしたがって記述が求められます。そうしないと、文字数に収まらないことが多々あります。この設問には論理構造を理解する読解力と内容を正確に把握する精読力が必要になります。
東大英語の1B 空欄補充
1Bは出題形式が数度変わっています。2023年度に関していえば、約500単語の英文の空欄の中に空欄が設けられており、そこに選択肢の英文の中から適切な英文を選択していくという形式でした。また、語句の整序問題が小問一問分出ています。パラグラフごとの内容を丁寧に追っていくと、解答を確定させていくことは難しくはないです。しかし、東大英語はとにかく時間が足りません。この設問でもじっくり読むことは難しく、短い時間で処理することができる速読力が必要になります。
東大英語の2A 英作文
2023年度は2Aは自由英作文でした。60~80語で、あるテーマについての英作文を記述していきます。これも時間が限られた入試の中ではいかに短時間でうまく記述するかということが求められます。また、テーマも年によって様々で、傾向としての対策は難しいですが、とにかく練習することが重要です。
東大英語の2B 英作文
2023年度は和文英訳でした。英訳が求められる日本語自体は平易でありながら一文が長く、また、単純に英訳することはできなので工夫が必要になります。これらも練習を通して英作文で汎用的に使えるシンプルな表現を見についけていくことが重要です。
東大英語の3 リスニング
試験開始45分から30分間放送されます。A、B、Cの三つのパートに分かれています。各パート5分弱の英文が放送されます。各パートに5問設問があり、各設問の選択肢から適切なものを選んでいくという形式です。リスニングでは、音に慣れていることが重要です。東大英語のリスニングは共通テストの英語リスニングよりも格段に難易度が上がると言えるでしょう。日常的にシャドーイングやディクテーションを行い、英語の音になれるようにしていきましょう。
東大英語の4A 文法問題
2023年度の4Aは文法問題でした。英語長文の中に下線部があり、その中から文法状の誤りを含むものを選択していくという形式です。文法知識をきちんとつけた上で、短時間で処理していくことが必要になります。また、単なる文法上の誤りだけでなく、イディオム上の間違い、文脈的な間違いが含まれることもあります。
東大英語の4B 英文和訳
英文の中にいくつか下線部が引かれており、その英文を日本語に訳すという形式です。正確に英語を和訳していく必要があります。正確な和訳の裏付けとなるのは単語力と文法力になるので、これらの基礎知識を定着させていくことが重要になります。
東大英語の5 長文読解問題
長文に関する問題に答えていくという形式の問題です。特徴としては物語文や随筆(エッセイ)が多く取り上げられることが挙げられます。物語文や随想の読解は論説文とは異なる心情の読み取りなども含まれます。これらは物語文や随想独自のもので合うため、ただ、論説文を読んで演習しているだけでは身につけることができるとはいえません。自分で英語小説を読んでみたり、東大英語の過去問を実際に解いてみたりする中で、随想、小説の読み方を身につけていきましょう。
3.東大英語のおすすめ勉強法
さて、ここまで、東大英語基本情報や特徴に関して解説をしてきました。これらの特徴を踏まえると、東大英語を攻略していくために必要なのは、正確に早く読む力と正しく聞く力です。つまり精読力と速読力、リスニング力が必要になります。当たり前といえば当たり前ですが、裏技といったものはなく、実力としての英語力が試されるといえます。また、東大英語の難しさは時間に対する分量の多さですので、これらを早く処理することができるように基礎の英語力を鍛える必要があります。以下では、リーディングとリスニングに分けておすすめの参考書と勉強法を解説していきたいと思います。
【東大英語】単語編
まずは、単語編です。いうまでもなく英語の試験臨む上では単語を身につけることが重要です。単語を覚えていく上で、リスニング対策として音も正確に覚えていくようにしましょう。また、頻出のものと稀に出るものなど優先順位を決めていくことも重要です。
改訂版 鉄緑会東大英単語熟語 鉄壁
多くの東大生が利用している単語帳です。収録単語数が多く、東大英語を参考に作られている東大専用の単語帳といえます。この参考書は単語を単なる逐語暗記でなく単語そのものの持つイメージから学べます。単語をイメージからとらえる力というのは東大入試においても非常に重要です。また、関連語などもまとめて覚えやすい構成になっており、見た目こそ分厚いですがやりきる価値は大いにある1冊です。
【東大英語】英文解釈
英文解釈は英文和訳問題に直結します。それだけでなく要約問題や長文読解問題などにも間接的に影響しています。
英文読解の透視図
受験生が苦手とする事項に関する英文解釈に触れている参考書です。かなりハイレベルな参考書だと言われているので取り組む前に自分のレベルと相談してください。これを十分にこなすことができるように慣ればほとんどの英文和訳問題で英文の解釈に困ることはなくなるでしょう。
【東大英語】英作文
英作文に関しては、自分で参考書や問題集を活用して勉強することも大切ですが、実際に添削してもらうということも重要になります。自分の身の回りの英語の先生等にお願いして添削してもらいながら勉強していきましょう。また、英作文において重要なことは自分がわからない表現を書こうとしない、難しい表現を書こうとしないということです。特に自由英作文では、難しい単語を使おうとすることによるスペルミスや難しい文構造を使おうとすることによる文法ミスは大きな失点要因です。自分のわかる範囲で正確に書くということを意識して練習していきましょう。
決定版 竹岡広信の英作文が面白いほど書ける本
「大学入試の答案として成立する知的な英語とネイティブスピーカーが当たり前に使う生き生きとした英語の両立」というキャッチコピーの通り、ネイティブスピーカーから見ても、違和感の少ない英語表現を身につけることができる参考書です。駿台の竹岡先生の書いた一冊なので有益なこと間違いなしです!
【東大英語】長文読解
長文読解問題に取り組んでいくことで、東大英語では1A、1B、5の対策に直結すると思います。
やっておきたい英語長文
英語長文の良問を厳選した問題集です。四種類のレベルのものがあります。自分にあったレベルのものを選択し取り組むことができます。東大レベルの英語長文に取り組みたいのであれば、やっておきたい英語長文700、やっておきたい英語長文1000がおすすめです。
【東大英語】リスニング
リスニングは受験直前ではなく、日常的に取り組んでいくことが重要です。問題に取り組んでいく中でも、一度解いて終わりではなく、スクリプトを繰り返しきいて、シャドーイングやディクテーションに取り組み英語を聞く力をつけていきましょう。また、実際の入学試験本番では教室により音質がまちまちであるようです。教室によっては音質がとても悪いこともあるそうなので、音質の悪い環境にも対応する練習していくことをお勧めします。
灘高キムタツの東大英語リスニング
東大のリスニングの形式の問題が掲載されている東大のリスニングに特化した問題集です。
3.東大英語の勉強法まとめ
本記事では、東大英語について解説してきました。東大英語の攻略には速読力、精読力、リスニング力といった満遍ない英語力が必要になります。上記の勉強法を参考にしながら、東大英語の対策をしていきましょう!
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