西永福校ブログ

現役早稲田講師が徹底解説!大学受験期 英語勉強の流れ

早大 英語

皆様、こんにちは!

個別指導塾テスティー西永福校です。

西永福周辺にはたくさんの塾がありますが、個別指導塾テスティー西永福校もそのうちの一つです。

テスティーでは、日常的に数多くの講師が受け持ちの生徒に対して熱心に授業を行っています。

そこで今回は、テスティー西永福校で実際に働いている講師が、受験期の英語の勉強の一連の流れを紹介します。

本記事を読んで、西永福で塾を探している親御様、西永福の塾に通いたい生徒様、西永福の塾で働こうと思っている学生様が、テスティー西永福校に少しでも興味を持っていただけたら幸いです。

 

本記事では、受験期の英語の勉強について、時期に分けて書いていきます。

ただし、ペースは現役生(高校三年生)と浪人生で異なります。また、人によってはもっと早めに動いてもいい、という場合もあります。得意不得意や現時点での習熟度にあわせつつ参考にしてほしいと思います。

 

 

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早稲田大 英語 4月~7月:基礎の確認と応用への準備

早大 英語 桜

単語の総復習

この時期は、主に英語の基礎を固める時期です。単語の確認と穴埋めをおこない、後々の学習に支障が出ないようにします。本当に、ここで単語に穴がありすぎると後の過去問演習の時に絶望します。

だいたい1,2年生で志望校レベルの単語は一掃していることと思います。それができていない場合は単語勉強の時間を増やして早急に「使える単語」を増やします。

 

構文の大切さ

さらに文法や構文を学び、それらを活用して長文読解に取り組みます。ここで特に重要なのが「構文」です。単語が完璧で、基本的な英文法も頭に入っている受験生は多いです。しかしそれだけではどうも長文が読めないことが多々あります。単語は拾えるし、なんとなく主語と述語もわかる。ところが内容は頭に入ってこない。そんな経験したことありませんか?というか今まさにそのようなモヤモヤを心に抱いている方もいるのではないでしょうか。

ズバリ足りないのは「構文」力です。学校で配られているものでもいいので「構文」のトレーニングは是非みっちりやって下さい。後の演習の進みが違います。

それでは、「構文」って何でしょう。簡単に言うと、文章の中でよく用いられる言い回しです。こう言われると、重要さが伝わりますよね。構文のインプットの勉強と長文読解演習を繰り返して、どんな長文でもすらすら読めるように訓練しましょう。

 

過去問にも目を通す

ただし、以上のような単なる基礎学習だけではこの時期の学習としてまだ足りません。志望校の過去問にさらっと目を通すことも、この時期からもうすでに不可欠です。本番の問題解決に必要な力を把握しましょう。それを意識して構文や長文に取り組みます。意識するとしないとでは、構文等の基礎演習が後でどのように生きるかが段違いです。

 

勉強法ポイント

ここで具体的な取り組み方ですが、何か一つの勉強に偏るのは危険です。単語、文法、構文、長文読解、過去問の下見…とやることがたくさんあります。これらを「バランスよく」こなすことはこのあと夏も秋も冬も同様に重要です。

ただし、「バランスよく」というのは、「全部同じくらいやる」ではありません。冒頭でも述べた通り、自分の得意不得意に合わせます。また、「今週は単語を重点的にやる」「来週は構文に重きを置く」等、比較的短いスパンでターゲットを切り替えるのもおすすめです。

 

以上まとめると、

単語、文法、構文、長文、過去問分析(軽く)をバランスよくこなす。

特に構文は、絶対に軽視しない。半年後の自分に大いに投資している気持ちで頑張る。

 

 

 

早稲田大 英語 8月~11月:過去問演習の徹底

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過去問演習の”PDCAサイクル”

※PDCAサイクルとは…目標達成のために継続的に活動を改善する方法のこと。Plan→Do→Check→Actの4段階を繰り返す。PDCAとはそれらの頭文字。

基礎も充実してきたところで、いよいよ過去問に着手します。過去問を解くときには以下の4つのステップを意識的に行います。

 

時間を計って解くことで本番の時間配分を身につける。

時間内に解けなかった問題を、時間をかけて解決し、知識の不足を補う。

②の問題を時間内に解くためには何を意識すればよいか考える。どんな演習をすればよいか、単語・文法・構文などの復習範囲を把握する。

次の演習に向けての作戦を立て、時間内に解けるように訓練をおこなう。

 

以上の流れを実現するために、「過去問演習ノート」を作成します。逐一反省と改善点をメモしておき、次回の演習の直前に見返します。これをすることで、同じミスをしなくなります。このノートは、模試や試験当日も持参します。しかし確認しなくても分かるくらいに、自分のミスの特徴を知っておくこともとても大切です。

 

演習の際に心がけること

過去問は、志望大学から受験生へのメッセージでもあります。過去問を有効に活用できればできるほど、志望校合格につながるからです。

ということで、過去問を有効に活用するためのポイントをご紹介します。

 

<1>時間を計って解く。

志望校に合格するためには、試験当日の決められた時間内に合格点を取らなければなりません。そのためには、練習の段階から、時間の感覚を敏感にしておく必要があります。急ぎすぎてもミスが増えるし、慎重すぎても解くべき問題を解ききれません。「ある程度考えて分からなかったらいったん飛ばす」というのも、過去問演習の段階から練習しておくとよいです。

英語は特に、多様な種類の問題を器用にこなさなければならない教科です。どの程度の英文を読むのにどのくらいの時間がかかるのか。英訳・和訳では、読解・考える・書く、にそれぞれ何分くらいかかるのか。英作文は、何字なら何分で書けるのか。時間を計ることで、自分の能力、問題種別の得意不得意も見えてきます。

時間を計る際は、本番使う時計と同じ時計を使うのがおすすめです。いかに本番と同じ状況を作り出せるかが大切です。

 

<2>一回一回の演習に、目的をもって取り組む。

ただ漫然と解いて、解けなかった問題を復習するだけでは力はつきません。上の4ステップでも紹介しましたが、演習時には前回の演習の反省を必ず意識します。といっても、あれもこれも全部意識することはできません。「今回はこれを意識してみよう」とターゲットを絞ることが、むしろ点数アップの近道になります。

そのためにも、「過去問演習ノート」を使って分析します。

例えば、下のような項目を作って毎回の演習後に振り返ります。

日にち:8/9(水)

科目名:英語 東大2023過去問

制限時間:120分(時間配分:第1問A-10分、………)

解いた順番:第1問A→第2問B→第2問A→第4問B→………

目標点数:70点

実際の点数:58点

良かった点:英作文のネタが前回より早く思いついた。難易度が高かった和訳の問題を、いったん飛ばす判断をするタイミングがちょうどよかった。この感覚を覚えておきたい。

課題:要約問題で、完璧にうまくまとめようとしすぎて沼った。

次の演習で意識すること:いったん飛ばすタイミングを、もう一回同じ感覚でうまくいかせる。要約は、内容と日本語の文構造がある程度整ったら、次へ。要約だけ目標時間内に終わらせる練習をしておく。

 

<3>未知の問題と既知の問題の区別をする。

本番では、初見の問題に対応しなければなりません。過去問と似たような問題は出ても、同じ問題は出ません。

過去問演習をしていると、「以前学校で解いたことがある」問題も出てきます。それはチェックして、既知の問題だからスムーズに解けたと必ず記録しておきます。

一度解いた問題なら、次は初見の時よりスムーズに解けて当然です。

逆に、解くのが二回目以降でもまだ正解に近づけないのは要注意です。不得意分野の可能性があります。復習が足りていなかった可能性もあります。

解いたことある問題に繰り返し当たることで、似た問題への対応力も上がります。

 

<4>復習・反省は演習後ただちにおこなう。

問題を解いたときの記憶が鮮明なうちに、振り返りを行います。時間がたてばたつほどひとは忘れていく生き物です。

 

<5>記述問題の採点は、他者にお願いする。

和文英訳、英文和訳、自由英作文等の採点は、他者にお願いしましょう。自己採点をしてもいいですが、信頼できる学校の先生等に採点をお願いしましょう。自分一人では気づけなかったフィードバックがもらえます。

 

 

早稲田大 英語 12月:共通テストの対策

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 12月は共通テストの勉強に集中します。

二次試験対策の方が時間がかかります。基礎が身についていればこの時期から初めてちょうどよいくらいです。ただ、春から秋の期間にも2週に1回くらいのペースで過去問に触れることをお勧めします。そうすることで、共通テストの要領はある程度分かった状態で冬を迎えられます。

ただし、共通テストだけ、と絞るのもこれまた危険です。共通テスト対策強化期間とするのは重要です。しかし時々二次試験もやって、感覚を完全に忘れないようにしましょう。共通テスト後の自分のためです。

 

早稲田大 英語 直前期:本番を意識した演習

 

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 共通テストを終え、志望校も決まったら、二次・私大対策一本です。本番と同じ時間帯に演習を行います。時間配分や集中力を高めるため、実際の試験時間帯に演習することが重要です。

また、周りに人がいる、ざわざわした空間で演習するのも効果的です。何度も繰り返しますが、本番と同じような環境にどれだけ近づけられるかが勝負です。環境が整うと、気持ちも整います。

直前期、1~2月は、今までやってきたことの総復習期間です。総復習をすればするほど、穴がたくさん見えてくると思います。文法・構文などの基礎、何度も繰り返してしまうミス・・・。それらの穴を埋めるために、残りの限られた時間でできることは何か。慎重かつ迅速に考えて、最後のトレーニング、時間を計る演習も欠かしません。

 

 

早稲田大 英語:この記事のまとめ

今回は、受験期の英語の勉強について紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。まずやるべきことは、自分は何ができて何ができないか把握することです。そのうえで、本稿でご紹介した順番の勉強を参考にしてみてください。基礎→過去問→共通テストをこなす→最終チェック、の大きく4段階です。あなたは今どこの段階にいますか?どこかの段階を、できたつもりで雑に飛ばしてはいませんか?今一度自分の英語勉強の進捗や得意不得意を確認してみてください。その際にこの記事の内容が手助けになれば幸いです。

また、英語は毎日の学習が欠かせない科目です。触れていないとすぐに力が落ちてしまいます。日常的に少しでも学習を継続し、かつその時々に合った志望校対策を自分の頭で考えて行いましょう。頑張ってください。応援しています。

 

 

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