【2023年9月更新】中学受験の基礎の基礎を教えますシリーズ②
【中学受験の基礎の基礎を教えますシリーズ②】
皆さん、こんにちは。
いつもテスティー久我山校のブログを見ていただき、ありがとうございます!
個別指導塾テスティー久我山校です。
さて、今回も中学受験の基本情報をどしどしお伝えいたします!
お子さんが小学校に通うようになると、お子さんの将来が気になりますよね。
これに伴って、中学受験を「人生戦略の一部」と捉えるご家庭も増えていきます。
けれども、ご両親が中学受験を経験していないと正直何をして良いかわかりませんよね。
・中学受験って何をいつから始めたら良いか?
・私立中学って、何がメリットか?デメリットは?
・中学受験は何から準備するべきか?
・塾を何年生から通わせるべきか?
このように、中学受験に対する不安や疑問は尽きません。
そこで、2回シリーズで中学受験の基本情報をお伝えいたします。
今回は第2回目ということで、「どんな種類の塾があるのか?」「塾選びのポイント」の2点を考えていきましょう!
【目次】
・中学受験にどんな種類の塾があるのか?
・中学受験の塾選びのポイントは?
・まとめ
Q 中学受験にはどんな種類の塾があるのか?大手塾がやはりいいの?
A 塾は大手塾から中小塾、難関校を目指す塾に、中堅校を目指す塾まで幅広い!
暑い8月が通り過ぎ、早くも新年度がスタートしました!
1つ前の記事(2023年9月更新【中学受験の基礎の基礎を教えますシリーズ①】)でもお話した通り、中学受験のために塾通いを始めるのは小学校4年生の4月がおすすめだと言われています。
受験生の半数は、小学4年から6年まで3年間の受験生活を経験するでしょう。また、残りの3割はそれ以前から通塾を始めている場合、2割は5年生以降に通塾を始める場合です。もちろん、塾や家庭教師、補修塾に頼らずに中学入試に挑戦するお子さんもいますが、非常に稀です。
大学受験では、独学で塾に頼らず、難関大に合格するケースはよく耳にします。それは大学受験生は戦略を立てて実行できる力があるからです。
しかし、中学受験生はそうではありません。小学校では受験について全く教えてくれず、主な情報源が塾にあるのです!
そのため、相応の対策に秀でた「塾」の出番になるのですね。
ただ、塾とひと口に言っても、中学受験対策の塾には様々な種類があります。大きく分けると次の二つです。
①私国立中高一貫校を志望する受験生のための中学受験塾
②公立中高一貫校を志望する受験生のための中学受験塾
このように中学受験対策のための塾は、2つに大別されます。以下では、それぞれ詳しく説明していきます。
①私国立中高一貫校を志望する受験生のための塾
なんと言っても、中学受験界では私国立中高一貫校に特化した塾の存在が大きく、関東では日能研、SAPIX、四谷大塚などが大手の中学受験専門塾にあたります。他の大手塾では、早稲田アカデミーや栄光ゼミナール、市進学院などが有名ですよね!さらに、TOMASなどの個別指導塾や、寺子屋のような存在の個人塾などもここに分類されるでしょう。
②公立中高一貫校を志望する受験生のための塾
さて、公立中高一貫校を志望する受験生のための塾では栄光ゼミナールや市進学院のような塾を想起される方が多いと思います。この2つの塾は、早くから公立中高一貫校の受験対策に力を入れてきた塾です。公立中高一貫校では、「適性検査型入試」が実施されるのはご存知でしょうか。この入試では、国語、算数、理科、社会での一問一答方式とは異なり、教科横断型の問題が出題されます。解答は、思考力・判断力・表現力を駆使した記述式がメインです。公立中高一貫校は私立と比べて学費が安く、大学合格実績も好調のため人気があり、入試は激戦です。それゆえ、この受験に特化した学習を行う塾が選ばれやすいのです。
A お子さんの志望校と塾のマッチングをさせること!塾選びの際に見てほしいポイントは4つ!
ここからは自分の子供が中高一貫校に通塾したい!という仮定で塾を選ぶ際のポイント4つをお伝えします!
中学受験の塾選びのポイント1. まずは志望校が私国立中高一貫校か、公立中高一貫校かをはっきりさせよう!
先述したとおり、各々の塾で得意分野が違います!
例えば、SAPIXのお子さんと栄光ゼミナールのお子さんでは対策内容が異なりますし、カリキュラムも大きく異なるんです。そのため、お子さんが望む志望校を定めた上で、伴走者となる塾を選びましょう。
中学受験の塾選びのポイント2. 次に通塾が可能かどうかを判断しよう!
大手塾の多くは、週に3回の授業があります!
週末は模試が続き、正直小学生がこの世で一番忙しいのではないかと真剣に思う時もあるほどです。他に英会話や書道、算盤などの習い事をしている場合には、掛け持ちが可能なのかを必ず確認しましょう。
想像以上にこの点は抜かりなく考えてあげましょう。これを省いてしまうと、お子さんの予定が過密になり、学習意欲が低下する場合があります。そのため、まずはお子さんの予定を考えて通塾可能かの判断をしましょう!
そのほかには、送り迎えやお弁当の有無なども考慮するようにしましょう!
中学受験の塾選びのポイント3. 次大手塾か中小塾かどちらがお子さんに適しているかを考えよう!
中学受験大手塾の良さは膨大な情報量につきます!
また、難関校合格者の多くは大手塾出身者という事実もあります。
しかし、大手塾が生徒さんが多く在籍しているので、必ずしも面倒見がいいわけではありません。大手塾さんは、校舎や校舎長によって校舎内の雰囲気が微妙に異なります。私の知り合いは、早稲田アカデミーの某校に通塾していましたが、教室長の担当校舎の変更で、その校舎について行ったという話を伺ったことがあります。
一方で、中学受験の中小塾は教室長や担当が変更する心配はあまりなく、生徒の人数も比較的少ないので面倒見の良さも期待できます!
また、決まった先生が受験の最終日までサポートしてくれるため、お子さんは安心でしょう。加えて、相性の合う講師と出会いやすいのも中小塾の魅力です。中小塾だからこそ、お子さんと講師との相性を教室長が加味して、担当講師を采配します。そのため、相性のミスマッチはなかなか起こりません!
もちろん、ご家庭との相性もありますので、じっくり吟味するようにしましょう!
中学受験の塾選びのポイント4. 難関校に強い塾か、中堅校に強い塾かを見極めよう!
さて、この段階では各塾の合格実績を参考にしてみましょう!校舎の前を通ると、どの塾も大抵合格実績を張り出しています。ぜひ行きたい塾の前を通った際に、確認してみてください!
お子さんが最難関校を志望するならば、それ相応の合格実績を出している塾を選びましょう!
例えば、早慶やMARCH、日東駒専などの一貫校に一定数合格者を出している塾がいいでしょう。
一方で、中堅校を志望するのならば、合格実績だけではなく、校舎の雰囲気や指導方法、特性、教室長や講師との相性を総合してみて、「この塾ならば自分に合いそうだ」と確信できる塾を選びましょう!
中学受験まとめ
本記事では、簡単に塾の選び方のポイントをお伝えしました。志望校合格のためには、塾選びが本当に大切です。
ぜひ、お子さんと相談したうえで、受験のための伴走者を決めてください!