小6夏休み明けの中学受験を考える。過去問演習、生活リズム、モチベーション管理などお悩み解決!
⓪夏休み明けのごあいさつ
いつも継続して本ブログを読んでいただき、ありがとうございます。
TESTEA久我山校で講師を務めております、池滝です!
さて、もう9月に入りましたね。
今年の夏はいかがでしたでしょうか?
今年の夏は各地で40℃を記録したり、湿度が異様に高かったりなど、受験生にとって非常に苦しい夏だったのではないでしょうか。
私は、汗をかきながら夏期講習の授業を臨んでおりました。
その結果、夏だけで何度も体調を崩して寝込む日もありました。本当に辛かったです。。。
本当に暑さというものは恐ろしい。。。!
(さて、自分語りはこの辺にしておきます。)
【目次】
・夏休み明けのごあいさつ
・9月のお悩みをご紹介
・夏休み明けにお子さんがするべき4つのこと
・夏休み明けに親御さんがするべき2つのこと
・内容まとめ
①夏休み明けのお悩みあるある
いよいよ、中学受験の最終コーナーとなる「秋」が目前にやってきました。
みなさんが通学している塾では、夏までに全ての学習範囲が終了すると思います。
秋には、振り返りをかねた総合学習や、満を持しての過去問演習が始まることでしょう。
すると、多くの親御さんが「お子さんの学習成果」や「学習の進捗」など焦りを感じます。
授業料を支払っている親御さんの立場だからこそ、大きな焦りを感じるのは必然ですよね。
お子さんを案じる親御さんだからこそ、「あと数カ月もない!」と入試本番までの日数を逆算して考えてしまいます。
しかし、お子さんは時間を逆算することに慣れていません。
きっと、お子さんが「のんびり」構えているようにしか見えないはずです。
このことが、親御さんの焦りをより増長させることでしょう。
ただ、この後の内容でも触れますが、一旦冷静になりましょう!
焦りを感じているときに、あれもこれもお子さんにやらせることは却って合格から遠ざかってしまいます。
もし親御さんが焦りを感じたらば、一旦冷静になることで現状を客観視できます。
これがお子さんの「合格」を手に入れるチャンスになるはずでしょう。
そのため、「あと数ヶ月しかない!」でなく、「あと数ヶ月もあるんだ!」という具合に考えてみてください。
事実、私はこれまで夏休み明けのお子さんが伸びていく現場を何度も見ています。
そのため、下記の内容では、夏休み明けに、お子さんがすべきこと、親御さんがすべきことの2つをご用意しました。
ぜひご覧ください!
②夏休み明けのお子さんがすべきこと
1. 夏休み明けの模試の結果は気にせず、生活第一!
9月に入ると夏期期間の疲れや、久しぶりの学校生活に慣れないことから、成績が一時的に乱れるものです。
私が受け持った生徒(小6男子)のSくんは、実際に夏休み前の段階で偏差値60は一定に取れていました。
しかし、夏休み後の模試では、50を下回っていたのです。
そこで、「夏休み明けには受験より目先の生活を1週間で整えよう」と提案しました。
すると、生活リズムが整ったことで学習時間を確保でき、成績が向上し始めます。
まさに、現代版の「急がば回れ」ですね!
また、単元別のテストではなく、全単元からランダムに出題されることが多くなります。
そのため、安定して点数を取ることは難しくなりますが、5年次に学んだ内容を復習する良い機会になるでしょう。
以上のことから、成績の伸び悩みが焦りとなる夏休み明けですが、学校と塾が両立できるように、まずは生活リズムを整えていきましょう。
2. 夏休み明けには自分で選んだ学校に行く!とプライドを持つ
歌手やアスリートや士業などで働く彼らの輝く姿を見て、「挑戦をやり切った!」という達成感に満ちた顔に心動いた人は多いと思います。これは、彼らが「目標設計をして、その目標から逆算して日々やるべきことを努力し実行したから」に他なりません。
これは、中学受験にも同じような意義・側面があります。
それは、「能動的に自身で決めて」→「目的達成のために努力して動く」こと。
つまり、自分が自分のために「この中学に行きたい!」と目標を立てて、合格のために日々努力を重ねていく経験が中学受験でできるのです。
このように、たとえ模試の成績が上がらないという状況でも、「絶対に譲れない目標校」があるお子さんは秋以降大きく飛躍します。
そのため、夏休み明けのこのタイミングで「憧れの目標校」を設定しましょう!
きっと、今この内容を読んでいるあなたのモチベーションになるでしょう!
3. 夏休み明けには過去問演習の前に、強固な基礎を作る
8月の夏期講習で基礎は十分にできたはずですが、それでも漏れは必ず出てきます。
そうした基礎部分の漏れを夏休み明けの9月中に全て補うようにしましょう!
そして、10月には過去問演習にスムーズに入る流れが理想です!
おそらくその過程で、模試の結果で出る「志望校を再検討」などのコメントに心折れることがあるかもしれません。
しかし、むしろ今回の模試が「本番でなくてよかった!」とポジティブに考えてください。
必要なのは現状の数字ではなく本番での数字のため、必要以上に落ち込みすぎないようにしましょう!
そこで、合格の要は「基礎問題」になります!
夏休み明けのこの時期は、特に「基礎」を強固にする重要な時期になんですよ。
そのため、夏休み明けの9月は今までの模試の問題から苦手な単元の洗い出しをしましょう!
この苦手分野を把握することで、より力を割くべき点が明らかになります。
この点を補っていくことで、強固な基礎が完成し、最終的には本番の点に繋がっていくでしょう。
ぜひ、夏休み明けの9月には強固な基礎部分の完成を目指しましょう!
4. 夏休み明けには基礎固めの後に志望校の過去問を解く
夏休み明けには、基礎固めをまず行おうと先述しました!
さて、基礎固め後には、志望校の過去問を解くことが先決です。
9月の段階で基礎を十分に固めた後には、必ず志望校の過去問を一度は解いてみましょう!
一度でも過去問を解いてみることで、本番で合格に必要な点数と、現状の点数との差分が明らかになります。
すると、志望校に合格するためには、何点足りていないのかを生徒は自分事として認識します。
その際に、必ず踏んで欲しいステップをご紹介いたします。
①夏休み明けには本物の入試問題に一度触れてみること
②合格最低点と取得した点数を比較
③(合格最低点に達した場合)ワンランク上の志望校の過去問を解くこと
(合格最低点に達していない場合)再度3に戻って基礎固めを行うこと
このステップを踏むことで、夏休み明けに成績が急上昇すること間違いなしです!
③夏休み明けに親御さんがすべきこと
さて、夏休み明けである9月に入り、親御さんは何をしたら良いのでしょうか?
先述の通り、親御さんがこの時期一番焦るんですよね。
心中お察しいたします。。。!
ただ、結論から申しますと「この時期に焦る必要は全くありません!」。
なぜなら、周りの親御さんも同じように焦っているからです。
焦ってしまうと物事を客観視しづらく、正常な判断をすることが難しくなります。
そこで、現役の塾講師だから言える、「この時期に親御さんがすべきこと」の2つをお伝えします!
1.生活リズムを朝型にシフトすること
受験生のお子さんにとって最高の生活リズムは、「規則正しい朝型の生活」です!
親御さんはご存知の通り、「受験は日中行われる」ということ。
夜に行われる入試なんてないんです!
そのため、この時期から朝型の生活リズムにすることで、眠くて受験が上手く行かなかった、、。
なんて現象は決して起こりません!
加えて、朝の時間を受験勉強に有効活用することができます!
生活リズムが受験用に整う上に、受験勉強までできるなんて、やらない理由が正直見当たりません!
ぜひ、親御さんは「規則正しい朝型の生活」を作れるようにサポートしてあげてください!
2.学校調べでモチベーションアップを図ろう!
夏休み明けには、志望校調べを親御さんとお子さんで一緒にやりましょう!
HPで調べ、気になる学校は、説明会など実際に足を運んでみてください!
通学イメージや、生徒の雰囲気、制服などから、本人が行きたいと思う学校が見つけられるはずです。
その際に、注意して欲しいのが「一校だけしか見学しないこと」はやめてください!
一校のみの見学だとその学校しか知らない状態で、そこから入る情報しか信じられなくなります。
そのため、複数校を見学していくつかの学校を比較できる体制をいま作りましょう!
こうすると、本人のモチベーションが上がり、学習も進み成績も上がります!
親御さんも、帰りに一緒にランチでも食べて「あの制服いいね、あなたに似合いそうだね」と言えば、
お子さんのモチベーションがより高まるかもしれません。
④夏休み明けにすべきことのまとめ
いかがでしたでしょうか?
親御さんもお子さんも、夏休み明けのこの時期はかなり悩むんですよね。。。
そのため、この記事で伝えた内容をぜひ実行してみてください!
また、合わせてこちらの動画もご確認ください!
焦ることはないんです!冷静になって、ご自身の状況を客観視してください!
結果は自ずとついてきますよ。