【共通テスト英語】解き方や問題形式を解説!
【目次】
・共通テスト英語の問題形式と解き方を徹底分析
❻大問6
・問題を解く順番
・時間配分
・全問共通の解き方ポイント
【はじめに】
こんにちは!私は東京外国語大学に通うテスティー講師です!!
今回は、共通テスト英語(リーディング)の解き方ついて、解説していきたいと思います。
センター試験と解答時間は変わらないのに、ハイレベルな語彙力+速読力+様々なテーマや情報を処理する能力など、求められる能力が激増したのが、共通テストです。
本記事では、各大問の形式や求められる能力、解き方のコツなどをご紹介していきたいと思います。
受験生必見の記事となっています!!
この章では、各大問の問題形式や解き方のポイントを解説していきます。
❶大問1A・1B(1問2点 合計10点)
問題の狙い:短い記事から、必要な情報を読み取ることができるか。
大問1では、日常的で身近な掲示、広告、告知、パンフレット、メモ、予定表などから、問われている内容を読み取る力が必要です。難易度は最も簡単であるため、ここでつまずくのは厳禁!
おすすめの解き方は、まず問題を見て、何の情報が必要なのか把握する。その後、本文から情報を抜き出す、という方法です。(この情報の拾い読みのことを、スキャニングと言います。)
そのため、導入や本文を全部読む必要はありません。設問や選択肢から、情報が書かれている場所を予想し、素早く見つけ出すことが重要です。
❷大問2A・2B(1問2点 合計20点)
問題の狙い:短い説明文から情報を事実と意見に分けることができるか。
大問2では、短めの記事やレシピ、広告などの情報を、事実(fact)と意見(opinion)に整理する力が求められます。
解き方のポイントは、その表現が主観的か、客観的かを見分けることです。例えば、This apple is red. (このリンゴは赤いです)は、個人によって変わることのない情報です。すなわち、客観的事実です。しかし、This apple is sweet.(このリンゴは甘いです)は、人それぞれで感じ方が異なる情報です。そのため、主観的な意見になります。
このように、主観的=意見、客観的=事実ということを覚えておきましょう!
❸大問3A・3B(1問2点 合計10点)
問題の狙い:短めの物語から情報を把握することができるか。
大問3では、ブログや記事などの体験談から情報を把握して整理する力が求められます。
おすすめの解き方は、出来事や感情、時の変化を整理しながら読むことです。そのため、本文を読みながら「重要な出来事」「時」「感情」にチェックを入れ、どのような流れで話が進むのか整理しましょう。
また、図などが挿入されていることがあります。これらは、正しく読み取れれば、内容理解の助けになってくれます。しかし、解釈を間違えれば、点数を落とす原因にもなりかねません。そのため、イラストや図を交えた読解問題を何度も解いて、慣れておく必要があります。
❹大問4(1問4点・3点 合計16点)
問題の狙い:複数の記事やグラフ、図などから情報を得て、まとめることができるか。
解き方のポイントは、グラフや図から情報を整理すること。そして、各文章に書かれている意見や立場、情報を明確にすることです。
まず、先程も述べた通り、英語で書かれたグラフや図に慣れておく必要があります。これらは、共通テストの過去問や予想問題などを何度も解いておくことで、力をつけることができると思います。
また、各文章で書かれている内容を整理する必要があります。そのため、おすすめの解き方は、意見や立場が述べられている箇所にマークをしておくことです。また、2つの記事で、同じ事柄に対して異なる意見や事柄を述べている箇所には、要注意です。どちらの筆者がどの意見を述べているのか。混同しないように、軽くメモしておくこともおすすめです。
❺大問5(1問5点 合計20点)
問題の狙い:長めの物語・伝記・体験談を読んで、情報を把握することができるか。
大問5からは、英文のワード数が増え、単語のレベルも上がります。それに伴って、内容の複雑さや抽象度も一気に上がります。さらに、細部の詳細な情報と全体の概要、二つの理解が求められるため、丁寧に英文を読むことが大切です。
解答は、下のようなまとめノートに穴埋めを行う形式になっています。そのため、先にどういった情報が必要になるのか把握してから、本文を読むことで、時間の短縮になります。
解き方のポイントは、各パラグラフの内容の要約と英文全体の主張の整理、出来事の時系列の整理です。
まず、パラグラフごとに書かれている内容を整理してメモしておくことをおすすめします。また、時を表す表現(年号など)が出てきたら必ずチェックしましょう。出てきた順番通りに、時が進んでいく場合ばかりではないので注意です。
❻大問6A・6B(1問3点 合計24点)
問題の狙い:長めの論説文を読んで、情報を把握することができるか。
大問6では、論説文が扱われます。大問5と同様に、レベルが高く、長めの文章が題材となります。
また、解答は、大問5と似ていて、まとめノートやポスター、スライドの穴埋めを行う形式になっています。そのため、大問5と同様、これらを先に見ておくことが重要です。
解き方のポイントとしては、大問5と同様にパラグラフごとの内容を要約することと、ディスコースマーカーをもとに、論理の流れを掴むことです。ディスコースマーカーに関しては、以下の章で詳しく解説していきます!
②共通テスト英語の問題を解く順番
共通テストは、時間との勝負になります。そのため、問題を解く順番を考えることも戦略の一つです。
私が実際に解いていた順番は、5→6→1→2→3→4でした。
なぜなら、読む量と設問が多く、かつ配点が高い大問5と6を落としたくなかったからです。
また、前半の大問1、2、3は、情報のスキャニングのみで解答できる問題も多く、後半に疲れたり、時間に追われたりしても、比較的点数を取りやすいと考えていました。
これはあくまでも一例なので、ご自身が最も点数を取りやすい解答順序を見つけて見てください。
③共通テスト英語の時間配分
もうn回目になりますが、共通テストの最大の敵は時間です、、、、。
センター試験と比べて、読む量は大幅に増えたのにもかかわらず、時間は80分のままなんですよね。
そのため、各大問にかける時間の管理がとても重要です。
例えば、解答75分+見直し5分であるとすると、
このような時間配分になるかと思います。
もちろんこれは一例です。ご自身の苦手な大問などに合わせて、時間配分を考えておきましょう!
どうしてもわからない問題が来ても、自分で決めた時間内で飛ばして、次に行くようにしましょう。問題数が多いので、問題を捨てる勇気を持つことも重要です。
④共通テスト英語 全問共通の解き方ポイント
この章では、全問共通で重要な解答ポイントをご紹介します。
❶パラフレーズを探す
パラフレーズというのは、言い換えのことを言います。
当たり前ですが、本文に書いてある英文がそのまま解答の選択肢になっていることはないです。
例えば、本文では、
“receive free one-day zoo passes”と書いてあります。
しかし、解答では、
“get free entry to the zoo for a day”に言い換えられています。
このように、使われている単語や文法は異なっていても、同じ内容を意味している英文を探し出す能力が必要です。
この能力は、何度も演習を行って、問題に慣れていくことが必要です。しかし、それ以上に語彙や表現のインプットの際に、類義語・類似表現を一緒に学ぶことが重要です!!
英単語の覚え方についても記事にしていますので、こちらもご覧ください!!
また、逆に本文と同じ単語が使われている選択肢はひっかけの可能性が高いので、要注意です。あくまでも単語ではなく、内容で判断するようにしましょう。
❷ディスコースマーカーに注意
ディスコースマーカーとは、英文の流れを示す目印となる表現のことを言います。
例えば、
「対比」を表すのが “but” “However” “although”
「追加」を表すのが “also” “additionally” “Moreover”
「例示」を表すのが “for example” “for instance” “such as”
「結果」を表すのが “in conclusion” “as a result” “consequently” など。
これらに注目すると、長文の論理の流れや情報の重要度を把握することができます。
そのため、ディスコースマーカーは必ずチェックするようにしましょう!
【最後に】
今回は、共通テスト英語の解き方について解説させていただきました。
まずは、問題形式に注目して、さらに解く順番や時間配分も考えることが重要です。
この記事を参考に、ご自身に合った解き方を見つけてもらえたら嬉しいです!
また、英語長文の勉強法についても記事にしていますので、ぜひこちらもご覧ください。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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