【卒業生が語る】開成中学・高等学校
紹介にあたって
どうもこんにちは。TESTEA久我山校所属講師の村田です。黄組です。
今回は学校紹介ということで、わが母校、そして繁田塾長の母校でもある開成学園について紹介していきたいと思います。
開成、という単語を聞いて皆様はどのようなイメージを思い浮かべるでしょうか?
天才の巣窟?
運動会(体育祭ではありません)がヤバい?
東大合格者数No.1?
――安心してください、全部事実です。
……安心できない? 大丈夫です。
開成は怖い所ではなく、むしろとても楽しい場所です。今からそれを紹介していきます。
概要
まず、概要から。開成学園は荒川区西日暮里にある中高一貫の男子校です。
男子校ということで、女子のいない環境ってどうなんだと思う人もおられるかもしれませんが、教師陣には女性教師も多数いますし、塾などで女子中高生と関わる機会を得る事も難しくないです(何の話だ)。
生徒数は中学生300人×3学年、高校生400人×3学年の計2100人となっています。
最寄り駅は西日暮里駅。山手線、京浜東北線、千代田線などが停まります。
余談ですが、高輪ゲートウェイ駅が出来るまで、山手線でもっとも新しい駅は西日暮里駅だったそうです。
そんな西日暮里駅のすぐ目の前、歩いて3分(走れば2分)の所に、開成学園はあります。建て替えたばかりの新校舎が、山手線のホームからでも見えるでしょう。
……まあ筆者はこの新校舎にギリギリで通い損ねた世代なんですが。
(他にも自分の代には様々な災難があったのですが、話すと長くなるので直接TESTEAに聞きに来てください。)
校風
開成学園の魅力は何といっても運動会なのですが、その話は一旦後に回して、校風の話をしていこうと思います。
開成の校風、と聞かれると筆者は良く「別に普通だよ」と答えます。
もちろん、進学校らしく常に勉学に励む生徒も多いです。
が、試験前に慌てて対策勉強を始める生徒だって多く、なんなら全てを諦め補修に全力を注ぐ生徒もいます。
その他確かに異常な点も無い訳では無いですが、それは個々人の問題であり、学校全体で一つの校風を成すのは運動会と精々文化祭ぐらいで、他の時期は各々がやりたいことを好き勝手にやっています。
……というと「自由な校風なんだね」と言われますが、筆者はその見方には若干否定的です。
よく学校紹介で「自由な校風で~」などと謳っている所は多いですが、単に自由になりたいだけなら、毎日通学なんかせず、高校(特に普通科)なんて行かなきゃ良いんです。
魅力
開成学園の魅力は、単なる自由ではありません。ではどのような自由なのでしょうか。
『大いなる自由には大いなる責任が伴う』という格言があります。
スパイダーマンで一躍有名になった台詞ですが、紀元前からある言葉だそうです。
開成学園に通う生徒たちは、誰もが開成学園という看板を背負っています。
そして背負っているからこそ、開成生という自由を大いに満喫することができるのです。
堅いことを言いましたけど、要するに「凄い奴が沢山いる場所に行くと緊張するよね」ってことです。
受験でも自由でも、程よい緊張があってこそ、最大限のパフォーマンスが出せます。
そういう意味では、開成学園という場所は各々が秘める資質を最大限発揮させてくれる場所と言えるでしょう。
魅力の具体例
そう、開成の魅力は何より「凄い奴が一杯いる」所にあります。
数学の問題で悩んでいたら、数学オリンピックで優秀な成績を収めた生徒が助けてくれます。
土曜の昼食で悩んでいたら、ラーメンを百杯以上食べ歩いた生徒が助けてくれます。
将来に悩んでいたら、優秀な教師陣がいくらでも相談に乗ってくれます。
もし組主任(=担任)の提案が気に食わなかったら、セカンドオピニオンと称して中学の教員室(=職員室)に行くこともできます。
開成には中学高校それぞれに教員室があり、試験期間中以外は生徒と先生が絶え間なく行き交っています。
ちなみに筆者は放課後、塾までの時間潰しによく教員室を利用していました。教室より空調が効いていておすすめです。
放課後
ところで、放課後といえば部活ですよね。
開成学園は中高一貫で生徒数が多いので、当然部活の種類も豊富です。
また、地質部やコントラクトブリッジ部など変わった部活も多いですね。
部活ごとに頻度がまちまちなので、兼部をしている生徒もいます。
あ、俳句部やクイズ研究部、ゲートボール部、数学研究部などは強豪らしいです。
ちなみに、同好会(部と違い予算がつかない)の数も多いのですが、立ち上げ生徒の卒業とともに立ち消える会も多いのでここでは紹介しません。
運動会
さて、開成の授業内容の魅力(地学の授業で「学食のラーメンを素早く食べる方法」を習います)とか文化祭の魅力(筆者はずっと店番をしていて六年間一度も開成の文化祭を回ってないです)は語るまでもないので置いておいて、運動会の魅力を語りましょう。
……と言いたい所ですが、筆者は実は高校三年生での運動会を経験していません。
コロナウイルスのせいで、2020年度の運動会は中止となってしまいました。
校舎の立て替えでも潰れなかった運動会は、疫病には成す術もなかったのです。
開成学園の運動会は生徒が運営を行います。
昨年度の運営から引継ぎを受け、予算組みからルールの策定、放課後での下級生の指導に至るまで何もかも、高校三年生の各クラス(一組:紫 二組:白 三組:青 四組:緑 五組:橙 六組:黄色 七組:赤 八組:黒)、及び高校二年生以下から成る運動会準備委員会・審判団・審議会・記録委員会が行います。
棒倒しという野蛮な競技を成立させるために、生徒一丸となって頑張る姿は美しいものです(怒号のような叫びが響き渡るグラウンド)。
まあ筆者は経験できなかったんですけどね!
……なので運動会の話は他の人に聞いて下さい。きっと喜しそうに長々と話してくれるでしょう。塾長に聞いて下さい。
そういえば
そう、塾長といえば、わが個別指導塾TESTEAの塾長である繁田和貴も開成学園のOBです。筆者もその繋がりでTESTEAに通い始めました。
開成学園ではOB・OGとの繋がりも強いです。同じ色のOB同士は特に繋がりが強くなるとも、まことしやかに言われています。
結論:開成行こう
ここまで、色々と長々語ってしまいましたが、結論を言いましょう。
「開成学園に通って損はない」
です。
さまざまな才能を持った生徒たちが多数在籍する環境で過ごした日々は、必ずやそれからの人生を生きる糧になるでしょう。
ご高覧ありがとうございました。良ければTESTEAについてもご一読下さい。