文京区の個別指導塾テスティー駒込校で語呂合わせ
江戸時代の語呂合わせ①
こんにちは駒込校講師の中塩です。今回は江戸時代の語呂合わせ①です。
1、徳川家康の台頭
名目上豊臣秀吉の家臣になっていた家康ですが、秀吉の死後はだんだんと力を見せるようになります。
対立していた石田三成を1600年に関ヶ原の戦いで滅ぼすと、同年征夷大将軍に任命されます。
1600年きっかりで覚えやすいですね。
その3年後に、徳川家康は征夷大将軍に任命されます。
「3年待って大将軍」
と覚えましょう。
ホトトギスの句もあるからか家康は「待つ」イメージが強いですね。
家康の人生を見ていると、「石の上にも3年」という言葉がよく似合うなあと思わされます。
彼のような人物だったからこそ、200年も政権が続いたんでしょうね。
2、しかし、、、？
ですが、家康も人間です。待ちきれないことだってあります。
関ヶ原の戦いで勝ったはいいものの、秀吉の息子である秀頼は相変わらず大阪に居座っています。
そんな中、大阪で二度ほど戦争をするのです。
「いろいろ言いつつ（1615）大阪の陣」
1615年に豊臣氏は滅亡してしまいました。
さて、語呂合わせの中身ですが「いろいろ言いつつ」とは何について誰が言ったのでしょうか？
端的に言うと、家康が豊臣家にいちゃもんをつけた、と言うことなんです。
どんないちゃもんかと言うと、方広寺と言う寺の鐘に漢詩を彫り込むことになったのですが、その原稿を作った人がおしゃれな漢詩にしようとして、「国家安康・君臣豊楽」と書いたのです。
ここに「家康」と「豊臣」のもじが隠れているのが分かりますね。
しかしこれに対して家康が「わたしの名前の字を二つに分けて間に字を入れて、豊臣家はわたしを呪おうとしているんだ！豊臣家は自分たちの名前を逆さまにして呪い返されるのを防いでいるんだ！」と主張するのです。
これが大坂の陣の契機になってしまったのです。
これでは、豊臣家を攻める口実を作ろうとしたようにも見えてしまいますね。
今回はここまでです。
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