【TESTEA(テスティー)自由が丘校】ノートについて考える
TESTEA自由が丘校(兼みなとみらい校)教室長の中島です。
今日は2年ぶりに「全国学力テスト」が実施されますね。対象は小6と中3。試験科目は「算数・国語」と「数学・国語」です。
さて、本日のタイトルですが、「お子さんの意識がどうなのか。」興味深いものです。
大多数の生徒さんにとって、ノートは「板書を書き写すもの」・「問題を解くためのもの」という感覚で捉えているでしょう。 これは主に、授業を受ける際や宿題に取り組む際の道具として捉えているからだと思います。
それ以外の使い道はどうでしょうか。
ノートが単なる「書き留めるための道具」となっている生徒さんは、ノートを見返すことがありません。 ノートに書いた情報を、後日何らかの形で活用しようという考えがないのです。 よって、そのような生徒さんのノートは、日付・タイトル・ページ番号・問題番号などが書いていないことが多いです。 見返すことが前提にないので、いわばインデックスが必要ないから書かないというわけです。
あとはどうでしょう。自分の頭の中にある知識を、自分なりにわかりやすくまとめるために使いますね。 これは、主に女子生徒が得意としていますね。(ちょっとデコレーションに凝ったりする別の問題もありますが・・・。)
さらにもう一つ挙げるとすれば、「頭の中で考えていることを、目に見える形で表現する場。」でしょうか。
なかなか問題が解けないという生徒さんは、とにかく頭の中だけで解こうとします。そのためそもそも書かないことが多いです。 仮に書くとしても、テキストの余白や裏紙などに書いたりして、なぜかノートに書こうとはしないのです。 これは実にもったいないですね。試行錯誤の痕跡を残さない。いやむしろ残したくないという意識があるのかもしれません。
でも、もっとシンプルな理由として、「書くこと自体が面倒くさい。」というのもあるでしょう。
ここで技術革新の恩恵を受けられるお子さんたちは、ノートの代わりにiPadに代表されるタブレット端末を使う場面が出てきましたね。 私もiPadでOneNoteを使うことがあります。間違えてもすぐにアンドゥできれいに消せるのもいいですね。 今や電子辞書が台頭。紙の辞書が段々と使われなくなってきたのと同じように、タブレットがノートを隅っこに追いやってしまう時代がまもなく来るのでしょうね。
おっと、まとまりのないお話しになってしまいました。
今日のところは、「ノートは単に書き写すだけのものではないから、いろいろと活用してみましょう!」ということで、お子さんのノートの状況をご確認いただければと存じます。 「ノートの代わりにタブレットはダメですか?」 いや、私はむしろタブレット大賛成ですね。小学生でもどんどん使いこなして欲しいと思います。
◆ノートは思考をアシストしてくれますね