【TESTEA(テスティー)自由が丘校】自分に合わせるか、自分が合わせるか!
TESTEA自由が丘校(兼 みなとみらい校)教室長の中島です。 今日は久々に晴れ間を見ましたね。やはり、太陽の光を浴びると元気が出ますね。
さて、本日のタイトルですが、身の周りの環境について話したいと思います。
模擬試験や入試本番を受けた生徒に状況を聞いたとき、「他の生徒の鉛筆のコツコツ音がうるさくて、集中できなかった。」と言われたことが何度かあります。 そのとき、みなさんはどのような感想をいだきますか?
◆それはお気の毒だったね。その生徒を試験管が注意してくれれば良かったのに。 ◆そんな音に集中力が乱されるようじゃだめだな。
私なら後者の感想です。なぜなら、自分が理想とする環境で取り組めることの方が圧倒的に少ないからです。
受験生を抱えるご家庭では、最良の環境を与えてあげようといろいろと気を遣うことが多くなりがちです。 そのお気持ちは我が子に対する想いとしては十分に理解できます。しかしともするとお子様の意識の中に「周りが自分に合わせるのが当たり前」という考えが定着してしまうかもしれません。
小さい弟さんや妹さんがいるご家庭では、どうしても下の子に一定の時間を取られてしまいます。その結果受験生に十分に対応してあげられないとお悩みのお母さまがおられます。しかし私はむしろその方が良いと思いますね。 なぜなら、受験生は何も特別な存在ではないからです。もちろん、あまりにも受験生にとって望ましくない環境は改善すべきです。が、過度な特別扱いはどんどん要求がエスカレートしていきます。その結果周りの人間に対する思いやりや気遣いも失われてしまいます。
なので、日頃から「周りの環境に対して、何とか順応していこう」という考えを持って行動している方が、あらゆる場面で実にうまく対応して乗り越えていきます。 そして、そのような考えを持っているひとに共通している行動パターンとして、決まったルーティーンがあったり、自分の状態を客観的に把握する方法があったりするものです。 それについては、また次回話したいと思います。
◆サボテンは実に見事な環境適応ですよね