【TESTEA自由が丘校】入試過去問演習について(前編)
TESTEA自由が丘校の中島です。
さて、10月も中旬に入りまして、中学受験生にとって2月1日まであと110日となりました。
これから合格に向けて「入試過去問演習」を実施しなければなりません。
しかし、この過去問演習は取り組み方を間違えると、時間をかけた割りにはあまり効果を得られないということにもなりかねません。
そもそも、過去問演習の目的は何でしょうか。それは志望校に合格するための力をつけることです。
では、過去問演習はどのように取り組むべきなのでしょうか。
【過去問演習の取り組み手順】
(1)試験時間を守って真剣に解く。
(2)採点をして、自分の得点と合格最低点・教科別合格平均点との差を比べてみる。
(3)解答解説をしっかりと読む。
(4)間違えた問題や理解が不十分と思われる問題について、同じ単元の問題を別の問題集から選んで解いたり、基本的な知識をノートにまとめたりする。
この中で(2)までしかやらないとしたら、残念ながら学習効果はあまり期待できません。(3)までしたとしても、実は(2)までとあまり差がありません。
やはり、(4)までやることで初めて演習価値が出てきます。例えば、理科で「浮力」の問題ができなかったとしたら、やはり別の問題集で浮力の問題を数多く解かなければ、次回また浮力の問題が出たときにきちんと正解を出すことができないかもしれません。これは「解説を読んでわかった」と「問題がきちんと解ける」は全く別物だということです。
すると、過去問演習をきちんと実施すると、それなりの時間を要することがわかります。では、残り110日ほどで、どれくらいの量の過去問演習ができるのか、どの学校のどの年度をやるべきなのかといった疑問が出てくると思います。これにつきましては、次回のブログで(後編)としてお伝えしたいと思います。くれぐれも「過去問を数多く解くこと」が目的にならないようにしてください。