本当の死から学ぶ命の尊さ
TESTEA自由が丘校の中島です。
大変ご無沙汰しております。
今日は夏期講習会前の最後の授業です。
自由が丘校は日曜日と月曜日が休校日なので、来週の23日(火)から夏期講習会が始まります。
まさに夏期講習会に向けて、いろいろと準備が忙しい時期です。
そのような中で、私事で大変恐縮ですが少しだけお話ししたいことがあります。
昨日(7/19・金)、私の愛猫の「たぬき」が22年の長い生涯を終えました。
老衰による衰弱死でした。
名前の由来は毛の色が黒と茶で、体重が重く(全盛期はなんと8kg)たぬきと命名しました。
性別はメスです。
私は子供たちには、ぜひ動物を飼うことを強く勧めます。
なぜなら、本当の死と向き合うことがなければ、命の大切さを実感することができないからです。
今の子供たちは核家族化の影響で、人の死を目の当たりにすることが昔と比べて大変少なくなっています。
ともすると、今の子供たちは「死」を別の世界(ゲーム)でしか感じていないのかもしれません。
しかし、そこで体験する死というものは、現実の死とは全く異なるものなのです。
動物を飼うことで得られる深い喜びは、その死によって、全く逆の感情である深い悲しみに変わります。
それはどんなに泣き叫ぼうが、決して再び生き返ることのない厳しい現実なのです。
それまで活き活きと動いていた動物も、死によって身体はみるみるうちに冷えて硬直していく。
そんな現実を目の当たりにして、我々は初めて「他人の命の尊さ」と「自分自身の命の尊さ」を強く実感します。
世の中では、一瞬にして尊い命が失われることが数多く起きています。
その最も大きな出来事は戦争やテロであり、無差別殺人や事故なども当然該当します。
ひとり一人の命はかけがえのないものであり、その命を大切にしていくという心の教育が大切です。
なので子供たちには、ぜひ動物を飼育してたくさんの愛情を注いでほしいと思います。
その注いだ分だけ、心が豊かになりますからね。
さあ!気持ちを切り替えて「夏期講習会」に臨みます!
◆元気な頃のたぬきちゃん(2015年8月11日撮影)◆