紙の辞書・紙の新聞を見直そう!
TESTEA 自由が丘校、室長の中島です。
大変ご無沙汰してしまいました。(自由が丘校は、日曜日と月曜日がお休みなんです。すみません)
さて、みなさん「辞書を1冊は持っていますか?」この質問に対して、ここ数年で「いや、持ってません!」と返ってくることが多くなりました。
こう言いますと「学生が辞書を1冊も持ってないなんて、その学生が珍しいのでは?」と思われますよね。この質問のポイントは「1冊」という数詞なんです。
もうピンときましたよね。電子辞書を使う学生が増えていることは確かです。小学生はまだしも、中高生ともなると電子辞書を持ちたくなるみたいですね。
まあ、軽いですし、お目当てのワードを一発検索できますからね。
しかし、ここでちょっと視点を変えてみたいのですが、果たして「一発検索」が無条件でいいことなのか疑問の目を向けてみましょう!
紙の辞書で言葉を引くときには、まず当然のことながら50音順を意識しますよね。そして、ページをめくることになり、お目当ての言葉にたどり着くわけですが、その途中で視界に飛び込んでくる「今、引こうとしている言葉とは全く関係のないことば」に目を奪われたことはありませんか? ついつい目を奪われて読んでいたら、とても興味深い内容で、辞書が示している他の関連用語にも目を移してみたり、気がついたら「あれ?何の言葉を引こうと思ったんだっけ?」ということになったりするわけです。
これこそが紙の辞書の醍醐味なのです!電子辞書には決して真似のできない芸当なのですよ! でも、こういうセリフも聞こえてきそうですね。
「そんな関係のないことに目を奪われるなんて、集中していない証拠!もっと、しっかりと勉強しなさい!!」
確かにそうですよね。勉強時間は限られているのですから、しっかりとやるべきことをやっていかないと、いつまでたっても終わらないですよね。
しかし、この寄り道で得られた断片的な知識が、不思議なことに知らず知らず結びついていくのです。ちょうど、点と点が結ばれて線になり、線がたくさん集まって面になるように。この世の中には物の数よりも多いものがあります。それは「組み合わせの数」です。
4つのものから2つ選ぶ組み合わせ→ 6通り
5つのものから2つ選ぶ組み合わせ→10通り
6つのものから2つ選ぶ組み合わせ→15通り
という調子で、ものが増えれば組み合わせの数は、ものの数を上回る勢いでどんどん増えていきます。
「記憶」とか「思考」に必要なものは何か? まさに頭の中にあるいろいろな知識の組み合わせだと思います。そのつながりの数が多いほど、記憶に残りますし、思考する上でも取っかかりが得やすいわけです。でも、その組み合わせの数も多くなればなるほど、ゴチャゴチャになってすぐに引っ張り出せなくなります。そのため、わたしたちは「学んだことを体系的にまとめる」ことが必要になってくるわけです。それを助けるツールの代表選手が「ノート」になると思います。
話しがフラフラしてしまいました。結論ですが、この春休みにぜひ紙の辞書や新聞を眺めてみてください。電子辞書やタブレットで見るのではなくです。きっと、新鮮な出会いがあると思います。学校があるときは、そんな暇はないかもしれません。だからこそ、この春休みに!
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