自由が丘校ブログ

大学受験で親が知っておくべきことは?意外と知らない入試の仕組み

 

大学受験 親

 高校生のお子さんを持つ保護者の方で

「大学受験の仕組みがよくわからない、、」

「子供はのんびりしているけど大丈夫なの?」

「親は大学受験の時何をすればいいの?」

と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。小中学生でもないためある程度は本人や予備校にまかせるとおもいます。ですが、まだ高校生も子供なので、あまりにも放置しすぎると取り返しのつかないことになる恐れがあります。筆者は母親がしっかり受験情報を調べてくれたおかげで安心して受験に臨めました。このように親がある程度受験の知識があると子供の相談に乗りアドバイスしたりできます。

 今回の記事では複雑な入試の仕組みをできるだけわかりやすく解説いたします。また、親のすべきことや知っておくべきことも書いていきます。ぜひ参考にしていただけたら幸いです。

 

<目次>

親世代が知っておくべき大学受験のキーワード

①選抜の種類

②共通テスト

③個別試験

④英語4技能試験

親世代との違いは?大学入試基本パターン

学校推薦型選抜、総合型選抜

国公立大学入試の基本パターン

私立大学入試の基本パターン

親の受験知識のなさにお子さんがイライラすることも…

しっかりとしたコミュニケーションをとる

親が気になる大学受験のお金の話

Q1.受験料は?

Q2.大学の学費は?

 

親世代が知っておくべき大学受験のキーワード

親 大学受験

①大学受験の選抜の種類って?

 

 「選抜」とは聞きなれないかもしれませんが、従来の「入試」に当たる言葉です。従来の「AO入試」は「総合型選抜」に、「推薦入試」は「学校型推薦選抜」に名称が変わりました。さらに「一般入試」も「一般選抜」に変更されています。それぞれの入試の詳細は後述いたしますのでここでは以下のポイントを押さえてください。

 

ポイント

・選抜方法には「総合型選抜・学校推薦型選抜」及び「一般選抜」の2つがある。

・上記2つは国公立、私立の両方で行われている(一部大学除く)。

 

②大学受験の基本!共通テスト

大学受験 親

 「大学入学共通テスト」は通称「共通テスト」(共テと呼ぶ人が多いです)と呼ばれます。2022まで「大学入試センター試験」として行われていたものです。これは親世代の方もなじみがあると思います。実施時期は1月中旬の2日間です。全国一斉に行われる日本最大規模の試験で、毎年およそ50万人受験します。国公立、私立どちらの入試にも関わる大事な試験です。教科は、国語、社会(地歴公民)、数学、理科、外国語の5教科で、志望大学によって受験目数は変わります。試験は現在のところマーク式です。国公立志望であっても通常2~3か月、少なくとも1か月は共テの対策に時間を割くことになります。

 注意が必要なのは、2025年から(2022年に高1になる世代から)科目、試験時間が変更されるということです。これは指導要領の変更に伴うものです。

 

ポイント

・毎年1月に2日間実施され、国公立、私立志望のほとんどが受験する。

・受験科目は大学、学部、学科で異なる。

・2025年度から科目、試験時間が変わる。

 

③個別試験

親 大学受験

 これは各大学(もしくは各学部)が独自に作成した「科目試験」のことです。全受験生が同じ問題を解く「共通テスト」とは対照的に、大学ごとの特徴がはっきりと出ます。難関大になればなるほどそれは顕著になります。(東大では英語で必ずようやく問題が出題される、など)

 これは、大学側が「うちに入りたいならこのような能力を持ってないとダメ」というメッセージです。ですので、これに対応するために過去問での演習が特に重要になってきます。

 過去問演習について詳しくは以下の記事で紹介しています!

https://testea.net/school/hiyoshi/blog-hy/post-14619/

 

ポイント

・個別試験は大学ごとの特色が出やすい

過去問演習が重要

 

④英語4技能試験を用いた大学受験

大学受験 親

 英語4技能とは、英語を「話す」「聞く」「読む」「書く」力のことです。従来の試験では「話す」「書く」の力を十分に図ることができませんでした。

 実用英語技能検定(英検)、TERP、TOEICといった英語民間試験は公的な資格とし手も使え、英語4技能を評価できます。ですので、これを大学入試に取り入れようとする動きは盛んになっています。共通テストへの導入は見送られたものの、民間試験を取り入れている大学も多くあります。ですから、志望校の入試情報はこまめにチェックするようにしましょう。

 

ポイント

・英語民間試験は4技能を図るのに最適

・活用の仕方は大学によって異なる。

 

親世代との違いはある?大学入試基本パターン

親 大学受験

 時代の流れで親世代と変わったのは名称だけでなくその内容も同様です。各選抜方法の詳細を以下で詳しく見ていきましょう。

 

学校推薦型選抜・総合型選抜

 

 名称が学校推薦型選抜、総合型選抜に変更されたことは述べましたが、変わったのはそれだけではありません。選抜方法や実施時期も変更され、小論文やプレゼン、口頭試験、面接など多角的に受験生を評価します。ちなみに、私立大学では学校推薦型選抜、総合型選抜で入学者が定員の50%を超えています。

 

国公立大学受験の基本パターン

 

 国公立大学入試ではほとんどの場合「共通テストの点数」+「個別試験(通称二次試験)」の合計で決められます。どっちらの割合が何割かは大学によって異なります。難関大になればなるほど共通テストの割合は少なくなります。多くの場合、国立入試では共通テストで5教科7科目が課せられます。

 国立の個別試験では前期、中期、後期の3回チャンスがあります。しかし、後期は倍率も高く、東大京大を始め実施していない大学もあり、中期に至っては実施している大学の方が少ないです。前期試験で第一志望を受け、中期後期は滑り止めを受けるというのが定石です。個別試験では2~3教科4科目ほど課すのが一般的ですが、4教科5科目課すところ(東大京大など)もあるので注意が必要

です。

 

私立大学受験の基本パターン

 

 私立大学は試験日が重ならない限り何校でも受験することができます。代表的な流れは以下4つです。

 

1.共通テスト併用型:共テ&英語4技能テスト+個別試験⇒合否発表

2.共通テスト利用型:共通テスト⇒合否発表

3.一般選抜型:個別試験⇒合否発表

4.グローバル入試型/検定利用型:英語4技能テスト+個別試験⇒合否発表

 

 私立の一般選抜は文系理系ともに3教科3科目が主流です。しかし大学によって3教科4科目であったり2教科であったりと様々です。ですので、志望校の受験科目をしっかり確認しましょう。

 

親の大学受験知識のなさにお子さんがイライラすることも…

大学受験 親

 今までの話で受験全体像はつかめたでしょうか?大学受験期は、お子さんが初めて自分が進みたい進路を本気で考え、それに向けて勉強する大事な時期になります。ですので、ある程度親がお子さんの志望校の情報や受験の知っていないと会話がかみ合わずお子さんがイライラしてしまうこともあります。実際筆者が受験期だったころ、周りにも親との受験への認識の差でイライラしている人もいました。

 一方、上で話した基本パターンから外れる大学も多いです。さらに今年から受験のシステムが変わる、なんてことも少なくありません。しっかりとお子さんが行きたい大学の最新の情報に敏感になることが重要です。

 

大学受験の親の役割とは?

 

 上でも話している通り、大学受験はお子さんが主体となって行うものです。ですが、一人で一から行きたい大学や学部・学科を考えていると、どうしても悩んでしまう場面が多くあります。では、このような時期に親はどのようにお子さんにどのように接すればいいでしょうか?

 

しっかり親子間でコミュニケーションをとる

 

 大学受験期は特にお子さんとコミュニケーションをとって進路や受験勉強のことを考えることが大事です。ですが、この時期のお子さんの特徴として、「親との会話が少なくなってしまう」という問題があります。この時期のお子さんはどうしても問題を一人で抱えてしまいがちで、親の言葉に耳を傾けなくなりがちです。「勉強しなさい」という言葉や「志望校決まったの?」という声は、どうしてもお子さんからしたら押し付けられているような気がします。これでは親とのコミュニケーションは減っていく一方になってしまいます。

 それではどのようにコミュニケーションをとっていけばいいのでしょうか?それは、お子さんと同じ目線で考えるということです。例えば、「志望校どこにするの?」という投げかけではどこか他人事のような感じがしてしまいます。例えば「志望校どうするか一緒に考えよう」などというだけで、ちゃんと考えてくれているのだということが伝わります。そのようにして会話すれば、「じゃあ○○大学に行くためにはこれくらい点数ないとダメだからこれくらい勉強しよう」というように勉強を自然と促すこともできます。この時期では特に円滑なコミュニケーションができる親子関係を築いておくことが大切です。

 

親が気になる大学受験のお金の話

大学受験 親

 受験には受験料から始まり入学金、授業料とたくさんのお金がかかります。どこにどれくらいかかるかある把握し、準備しておくことが大切です。

 

Q1.受験料は?

 

大まかには以下の通りです。

 

共通テスト(3教科以上):18,000円

私立大入試(医、薬以外):約35,000円

私立大入試(医、薬):約40,000~60,000円

共通テスト利用:15,000円

国公立大入試:17,000円(前期後期それぞれ)

 

 私立は一般的に5~10校くらい受けるのが普通です。大学が家から遠い場合、移動費、宿泊費なども考慮しなければいけないので注意が必要です。

 

Q2.大学の学費は?

 

<私立>

入学金:24.8万

授業料平均:理系154.9万円、文系117.2万円、医歯薬系480.3万円

<国立>

入学金:28.2万円

授業料:53.6万円

(一部除く)

 

私立の学費は学校によって大きく違います。特に医歯薬系はどうしても学費が高くなってしまうので注意が必要です。

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