【高校生必見】数学ノートの取り方と勉強法を大公開!
こんにちは。テスティー自由が丘校です。
いきなりですが、皆さんはノートをしっかり活用できていますか?
授業中のノートはもちろんですが、演習に使う際のノートも使い方を誤れば効果が薄くなってしまいます。
ノートの取り方一つで学習効果が大きく変わることをご存知でしたか?
そこで今回は、高校生に向けて数学のノートの取り方を紹介したいと思います。
目次
問題の冊子名、ページ数、問題番号を記入する
ノートを縦に二分割にする
ほかの人に説明するように解く
式は縦に揃えて書く
なぜノートの取り方が重要なの?
身もふたもない話になりますが、みなさんはなぜノートをとっているのでしょうか。
「先生に言われたから」ではダメですよね。
改めて考えてみると、明確に理由を答えるのに時間が少々かかるのではないでしょうか。
ノートの種類ごとになぜノートを取るのか今一度考えてみましょう。
授業ノート
まずは授業で板書を取るためのノートについてです。
これは理由が明確で、「板書の内容を記録するため」ですね。
授業を受けただけで成績があがるのであれば誰も勉強に苦労はしません。
授業の内容をしっかりと復習するには板書を記録しないといけません。
中には、「板書をとらなくても理解できる」という人もいるかと思います。
実際、僕が過去に担当した子にもそのような生徒がいました。
しかし、人間の頭はそこまで優秀ではありません。
しっかりと記録を残してもなお、分からないことがあるのが普通です。
むしろ、何がわからないのかを浮き彫りにできるのが授業ノートであるといえます。
見返したときに、「ここまでは分かるけど、ここから先がわからない」となれば、その部分を先生に聞くことができます。
また、ノートに自分の手で情報を書くことにより、脳内の情報が整理されます。
自分の手で書くのが非常に重要です。
演習ノート
次は演習ノートについてです。
演習ノートを取る理由は「解いた問題の確認をするため」です。
塾に通ってる方であれば、「ワークに直書きするな」とよく言われると思います。
これは、一度ワークに直書きしてしまうと、再度問題を解く際に嫌でも解答が見えてしまい、自分の実力向上につながらないからです。
しかしながら、ただ演習用ノートに問題を解きまくったからと言って成績が一気にあがるのでしょうか。
僕の見解では、上がりにくいと思います。
というのも、効率よくノートを使えていないからです。
例えば、すでにできる問題をもう一回解いても効果は非常に薄いですよね。
やるならば、苦手な問題にチャレンジをするべきです。
そこで、演習ノートの出番です。
自分のやった問題が記録できていれば、どれが苦手かがすぐに分かるので、効率の良い勉強ができるようになります。
模試・テスト復習ノート
最後は模試やテストの復習ノートについてです。
このノートを取る理由は「何がわからなかったのかを明確化するため」です。
模試やテストは受けたら終わり、ではありません。
むしろ、受けてから復習するのが非常に重要です。
というのも、模試やテストみたいな実戦形式では自分の実力が如実になります。
普段の勉強ではできる問題であっても、実践になった瞬間にできなかったというケースは非常に多いです。
このようになる理由は至ってシンプルで「分かっているつもり」だからです。
この「分かっているつもり」をなくすには、鮮度の高いテストの解答をきちんと吟味して、なぜできなかったのかを洗い出さなければなりません。
そのためにこのノートが必要なのです。
授業ノートの取り方と勉強法
それでは、実際のノートの取り方を確認していきましょう。
これはあくまでも一例であるので、自分の好きな手法を取り入れても問題ありません。
ノートに日付を書く
意外と忘れている人が多いのですが、日付を書くようにしましょう。
日付を忘れると、いつどの単元をやったのかが不明瞭になります。
そうすると、復習するタイミングを誤ってしまうことがあるので、それを防ぐためにも日付は書くように習慣づけましょう。
取り方のフォーマットを統一させる
フォーマットは「形式」という意味です。
形式が統一されていないと、見返したときに一貫性がなく、非常に見にくくなってしまいます。
基本的に授業の板書であれば、先生側がある程度きれいに板書を書いていることが多いので、板書をそのままコピーすればフォーマットも勝手に統一されているかと思います。
しかし、そうでない場合も多々ありますし、先生の板書の書き方と自分のスタイルにあっていないという状態になることもあります。
そのためにも、自分のフォーマットを持っておくことは非常に重要であると言えます。
定義と定理は分けて書く
数学では定義(ルール)と定理(定義から導かれる性質)の区別が非常に重要です。
特に高校数学では、三角関数や微積分をはじめとして、定義の理解が重要視される分野が多いです。
数学が苦手な人によくある事象として、この定義と定理が理解できていないということがあります。
それを改善するには、普段から定義と定理を分けて書く意識が必要だと言えます。
板書によっては、しっかりと書かれていない場合もあるので、特に注意したいところですね。
色は多くても4色
ノートを色鮮やかにする人は多いと思います。
しかし、ノートは自由帳ではありませんので、節度ある色使いが重要です。
そこで私がお勧めしたいのは多くても4色に絞るということ。
お勧めの4色は、黒 赤 青 緑の4色。
通常の文章であれば、黒で書き最重要ポイントを赤、忘れがちだけど重要な場所を青、補足事項を緑と分けるとノートも見やすくなります。
何が重要で、忘れてはいけないポイントなのかを明確にするためにも気をつけたいところです。
演習・復習ノートの使い方と勉強法
授業ノートの使い方は確認できたので、演習・復習ノートの使い方も確認していきましょう。
授業ノート同様、あくまでも一例なので、好きなやり方を採用していただいてかまいません。
ボールペンでノートを取る
普段の勉強だとシャーペンや鉛筆といった消せる媒体で書いてる人が大半だと思います。
ボールペンでノートを取ることにやや抵抗があるかもしれませんが、ボールペンで取ることを推奨したいです。
というのも、ボールペンだと修正が難しいので、自分のミスが残ったままになるからです。
消せる媒体で書くと、間違えた場合すぐに消してその上に書くと思います。
しかしそれでは、どこで間違えたのかが分からなくなり、実力向上につながりません。
そこでボールペンで書くことにより、ミスの原因を探れるようになるというわけです。
後、ボールペンの方が書きやすい(これは個人差だと思いますが)ので、手が疲れにくいという点でも非常に強力だと思います。
問題の冊子名、ページ数、問題番号を記入する
冊子名、ページ数を書いていない人、結構多いです。
その場限りで問題をやればいいや、という精神では成績が上がるのに時間がかかると思います。
前章でも述べましたが、演習ノート復習ノートを取る理由は”解いた問題を確認し、何が分からないのかを明確化するため”です。
そのためには、冊子名、ページ数、問題番号といった問題を特定しやすい指標を必ず書くようにしましょう。
ノートを縦に二分割にする
模試や入試本番ではA3程度の紙に答案を書いていくことが多いです。
この時、答案用紙は問題番号が割り振られているだけで、その他は真っ白であるということは珍しい話ではありません。
そうなると、余白の使い方が重要になるわけですが、日々の演習では実際の答案用紙を意識してページを分割し問題を解くことを意識したほうがよいと言えます。
特におすすめなのが縦に二分割し問題を解くやり方です。
分割した左側から答案を書いてゆき、埋まったら右側に移行すれば見やすい答案ができあがります。
ほかの人に説明するように解く
問題を解く際、適当に式を書いて結果があっていればよし、としていませんか?
それでは成績向上にはつながらないと言えます。
数学で重要なのは前後にどういう関係があり、議論の結果この値になったということです。
つまり、採点者側にどういう考えで解いたのかが伝わらないと意味がありません。
そのためには普段から答案を作成する際、説明口調で書くのが重要だと言えます。
式は縦に揃えて書く
式を書く際、横に連ねて書いていませんか?
数学では一般に、式を横に書かない方がよいとされています。
実際、あらゆる教科書や参考書を見ても横に長い式(等号が連続している)はあまり見かけないと思います。
これは、式そのものが見づらくなるからという理由もありますが、一番重要なのは横に書いてしまうと直前の式が忘れやすくなるというところにあります。
実際に書いてみれば分かるのですが、横に連続して書いていくと最初に書いた式がどういう式であったか忘れてしまいます。
縦方向であれば確認が容易いですが、横方向ではそれが困難です。
なので、式は縦に揃えて書くようにしましょう。
まとめ
ノートの取り方一つをとっても意外と奥深いことがわかってくれたでしょうか。
もちろん、ノートの取り方は人それぞれであり、正解はありません。
今回紹介したのはあくまでも一例であることを念頭においてほしいのですが、いずれも重要な情報であることには変わりません。
実際、成績のいい生徒は上記に書いた事柄を感覚的にやっている子が多いです。
もしノートを見返してみて、自分のノートは分かりにくいなと思った方がいれば上記のことを実践してみると成績向上につながると思います。
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