現役受験生の夏の学習法について!
こんにちは!テスティー日吉校所属の慶應義塾大学経済学部1年の本です!
だんだん気温も高くなってきていよいよ本格的に夏が始まってきましたね!
今日は記事を書くのが2度目なんです。そこで受験生の皆さんには良い夏を過ごしてもらいたい!なので今回は僕が実際に慶應を受験するにあたって利用した科目、英語、数学、小論文について夏の学習法を紹介していきたいと思います!皆さんの夏の学習の参考になれば幸いです!
1.現役受験生におすすめの英語の勉強法
~現役は夏の間に過去問は解くべき?~
英語について、夏はまだ実践的な過去問等は「本格的には」解かなくてよいです。もちろん、志望大学の傾向を知ることは学習の上で指針となっていきます。そのため、一切過去問を解かなくて良いというわけではありません。僕は夏の初めに3年分ほどの2次試験の過去問を解きました。これによって志望大学の平均的な出題傾向が分かるようになります。また、自分がいつまでにこの問題を解けるようになればよいのか知ることが出来ます。なので、これを真っ先にやることは結構おすすめです!ただし、夏のうちにそれ以上解いてしまうと秋以降に初見の過去問を解きたいとなっても過去問の数が減ってしまうのでそれは避けた方がよいと思います。
~過去問を解いてみたら…(読解編)~
では、過去問を解いたらまず、夏のうちに完成させておきたいのは文法でしょう。ここで指す文法とは読解の際に用いる文法です。Next Levelのような体系的に文法を網羅している参考書を解くことによってもこの力は身に付けることが出来ると思います。しかし、構文および文法的な品詞分解の方法を解説してくれている参考書を解く方が読解の際に求められる文法は効率よく体得できます。具体的には「英文解釈の技術100」がおすすめです。100題の例題、およびそれぞれの例題で習得したい文法に関連した練習問題100題ほどを通じて読解に関する文法を素早く習得できます。
~過去問を解いてみたら…(英作文編)~
英作文の学習においてはまず使える例文を100文ほど覚えることから始めるのが得策だと思います。実践をただ何度も繰り返すよりまず英作で使える文法をこの夏のうちにストックすることを目指してみてください。僕が実際に使った参考書は「ドラゴン イングリッシュ」です。100の英作で使える例文とその例文ごとに文法的ポイントをまとめてくれてありこれを暗記しました。その際に音読をするのは非常に効率的です。目で見て口に出して耳で聞く。音読にはこれらすべての作業が含まれているためさほど長くない文などの暗記には音読はうってつけです!
2.現役受験生におすすめの数学の勉強法
~網羅系参考書を現役の夏のうちに完成させるのが理想!~
数学は夏の段階ではチャート等の網羅的参考書を完璧にすることを目指しましょう。これらの網羅的参考書の例題が入試問題としてそのまま出てくることは基本ないです。しかし、これらの問題を夏のうちに素早く解けるようにしておく事が入試問題などのより難しい問題を時間内で解く上でのカギとなっていきます。
~受験数学の特徴~
よく言われるのが「受験数学レベルの問題は網羅系参考書の例題程度の問題を複数個組み合わせて出来ていることが多く、難問といわれる問題というのはその問題文から例題への結び付けが難しい。すなわちどの例題で得た知識を使えば解けるのかという事に気づきにくい問題であることが多い。ゆえに、マニアックな知識が必要というわけではない」という事です。ですから、チャート等の網羅系参考書を早期段階、つまり夏のうちに完璧にすることが受験数学を攻略していく上での第一歩となります。
~現役の夏からでも網羅系参考書は間に合う?~
夏からそのよう参考書を始めるという方も当然いると思います。その場合自身の受験における数学の重要度を考えつつ、共通テストでしか使わないなどの場合は網羅系参考書を学習に必ずしも使う必要はないと思います。逆に二次試験まで使うのであればこのような参考書は夏の間に終わらせておくのが学習進度としては理想的です。
~数学が得意でない、またはさほど重要ではない場合~
そうは言ってもかなり問題数が多いです。なので各ページの右上に星の数を参考にして「この夏のうちに星3レベルまでは夏までに完璧にしよう!」というのでも全然良いと思います。また、可能ならば例題で学んだ定理や公式についてその数学的理解を深めるという意味も込めて2週目以降はコラムも読めればなお良いと思います。実際に問題を解く際にその定理や公式をどうしてここで使っているのか、という根拠にもなります。これは本番自信を持って解答することにもつながると思います。
~余裕があるなら実践的な問題演習も!~
夏の期間は僕としては網羅系参考書だけでも完璧になれば十分と思います。が、僕はそれに加えて実践的な入試問題を分野別縦型の区切り(二次関数、三角関数などの区切り方)というよりはテーマ別(関数なら関数の種類に問わず関数として分類する区切り方)に分類してくれてある「真・解法への道」という参考書も利用していました。その日網羅系参考書で学んだ範囲と被った内容の入試問題をこの参考書を通じて解く。これによって実践的な学習が夏のうちからできたと思います。ただし、あくまでこれは数学に余裕がある方のみで構いません。
3.現役受験生におすすめの小論文の勉強法
~小論文は現役の夏から注力して取り組む必要はない!~
小論文に関しては夏の段階ではそれほど力を入れて学習する必要はありません。というのも、前の記事でも説明した通り(気になる方はその記事も見ていただけるとより詳しく説明してあります。)小論文は基本的な記述の上でのルールさえ学べば、あとは何を書くか、そしていかに早くそのテーマを試験時間のうちに引っ張り出してきて与えられた問いに関連付けて解答できるかです。ですので、今は小論文の大原則だけ理解しておけばよいでしょう。
~小論文は配点が低い~
今から配点の低い小論文に力を入れるよりかは、この夏のうちは配点の高い英語、数学に力を入れる方が良いと思います。テーマをこの夏の時期からストックし始めておくのは良いと思います。が、夏のうちは数回過去問を解いて学校の先生や塾の講師に添削してもらうくらいだけにしておきましょう。そして小論文にはあまり多くの時間を割かないようにしましょう。
現役受験生のおすすめ勉強法まとめ
以上が僕が実際に夏の期間に行った学習でした!読んでいて、英語も数学も基礎ばかりで味気ないと感じた方も多くおられると思います。ただし、受験において基礎という土台がしっかりしているとその後に行う実践演習においてその問題を通じた学びがより力になりやすくなります。そして夏は基礎を完成させる最後のチャンスです。「夏は受験の天王山!」とよく言う通りこの夏にしっかりと基礎を固め終えることが出来れば夏以降の学習効率が飛躍的に上昇していきます。また志望校合格にグッと近づくでしょう。ですので夏の暑さに負けずこの夏を乗り越えてもらえたらなとおもいます!皆さんの受験を心より応援しています!もしこの記事を読んでテスティーに興味を持っていただけたらぜひ一度近くの校舎に問い合わせてみてください!