【大学受験】現役慶應理工生が教える!慶應義塾大理工学部に合格するための勉強法
初めに…
こんにちは!TESTEA日吉校で講師をしています慶應義塾大理工学部1年の菊池翔太です。今回は慶應大の理工学部に合格するための勉強法を詳しく説明していきます。といっても慶應理工を受験する人の大半は最上位大学を志望している人だと思います。ですので、今回はいかに効率よく併願校としての慶應理工対策をするかにフォーカスして話していこうと思います。
1.受験情報
まずは慶應理工学部の受験に関する情報について書いておこうと思います
〈試験時間と点数配分〉
・数学:120分・150点満点
・英語:90分・150点満点
・理科(物理、化学)合計120分・各100点満点
〈最低点推移〉
年度 | 2023 | 2022 | 2021 | 2020 | 2019 |
最低点推移 | 290 | 340 | 266 | 309 | 280 |
最低点は年によってバラバラですが、2022を除けば6割5分くらいとれば安全で7割とれば確実といった感じです。また年によっては6割弱でも受かる年もあります。
2.全体的な勉強の仕方について
東大京大をはじめとした難関大の併願校にしている以上、それほど慶應理工対策に割く時間はないと思います。必要なのは、第一志望対策と慶應対策の重複する部分としない部分を明確にすることです。例えば、東大と慶應の両方とも本質を理解しているかを問う問題が多い一方、慶應の方が東大より英語で細かい英単語を聞いてきたり化学で細かい知識を聞いてきたりします。それらを知るために最も有効なのが、過去問を使うということです。まずは1年分受験生の夏あたりに問いてみてください。そうすることで自分が直前期どれくらいの時間慶應対策に時間を割くべきかが見えてきます。
3.各教科の勉強
ここからは各教科の具体的な勉強法について話していきたいと思います。
①数学の勉強法
数学は、レベルとしては東大京大を除く旧帝大と同じかそれ以下くらいのレベルです。またそこまでひねった問題も出ないので第一志望対策をすればおのずと慶應対策になると思います。本格的に慶應の問題を解くのは最悪試験1週間前くらいからでも大丈夫です。また、3~5年分解けばある程度どのような試験なのか体で覚えることができると思います。
②英語の勉強法
英語は慶應理工の中で一番対策がいると思われます。まず大きいのは、他大学よりも細かい単語の知識が必要になってくることです。ですので、早い段階から少し細かい単語まで暗記するよう心がければいいと思います。そこで、個人的には鉄壁という単語帳おすすめします。難しい単語まで収録しており、その意味や用法を豊富な図や例で覚えられるので非常によいです。まずは早い段階で過去問を見てみて、どの程度の単語の知識が必要になるかなどを肌で感じてみるとよいでしょう。
③物理の勉強法
物理に関しては慶應理工の問題はそれほど難しいわけではありません。また、慶應独自といった問題もそれほどないように思われます。ですので、自分の第一志望の大学の対策のみで十分だと思います。とはいえ二体問題の正確な理解の問われる問題や微分形式での議論など、難関大を目指していない人にとっては難しいとされる内容も平気で聞かれるのでそれらは第一志望校対策として頑張ってください。また年によってイレギュラーで難しい問題が出ることもあります。そのような問題にも耐えうる物理力を普段の学習から身につけてください。
④化学の勉強法
化学では、国立の入試問題よりも少数の繁雑な計算や細かい知識が聞かれたりします。例えば無機や有機の普通は覚えなくてもいいような物質名や性質が平気で聞かれたりします。このような問題を対策するためには、英語と同様、普段から細かい知識まで一緒に覚える久手をつけることが大切です。また計算力も普段から鍛えておきましょう。最悪暗記系は直前に詰め込んでもいいですが、計算力は一朝一夕で身につくものではありません。また、構造決定や滴定など普通の大学で聞かれる問題もあるので過去問を見て雰囲気を感じてみてください。
4.終わりに
慶應理工学部は難関大を目指している人にとってそれほど合格するのが難しいところではありません。ですので適切な時期に適切な量の対策をして効率よく合格を勝ち取ってください!