大学合格の朗報（その１）

個別指導塾テスティー早稲田校　教室長の横山です。

 

12月に入り、冬期特別期間の時間割編成に時間を取られました。

その結果先週はこのブログを更新できなかったことが悔やまれます。

 

その間に推薦での大学合格の朗報が届きました。

とはいうものの、今年度の早稲田校にはどういうわけか高３の大学受験生が在籍していないのです。

こんなことは私の長い個別指導歴の中でも初めてのことです。

というわけで今回の朗報とは、昨年度まで駒込校で高２生として担当していた生徒２名から立て続けに届いたものです。

今回はそのうちのひとつをご紹介したいと思います（もう一例は次回ブログにてご紹介します）。

 

 

S.Yくんからの朗報

とある私立中高一貫校に入学したものの成績が振るわず、中２の冬休みにいわゆる講習会生として駒込校の授業を受講しました。その後も中３となった春期講習会、夏期講習会とテスティーでフォローしたものの、やはり期間限定の学習ではなかなか成果を上げることができなかったのです。

 

そしてその年の11月、彼のお父さんからテスティーに電話がありました。今の学校では高校に進学しても進級できそうにないので、とある私立一貫校への編入試験を受けるべく対策をしてほしいとの相談でした。

時間がないので学校を休んでもらい、早い時間帯から編入試験対策の授業を組みました。最初は対策授業の問題を解いても全く正解できず、本人も自信を無くして涙を流していました。「できるようになるために勉強しているんだ！諦めるな！」と鼓舞しつつ毎日授業すること３週間、無事に編入試験に合格し、３学期から編入学することになりました。と同時にテスティーにも正式に入塾してもらいました。

 

新しい学校生活に向けて、彼はけっこう緊張していました。もう勉強で苦労するツラい経験はしたくないですから。そこで「好スタートを切ろうぜ」を合言葉に勉強を進めて迎えた３学期の期末試験、彼は見事に学年上位の成績を収めたのです！

これで有意義な学校生活を過ごせそうな目処が立ち、高校の入学式を迎えました。クラス発表の掲示をみると、なんと「特進クラス」に所属することになっていたのでした！

 

とても素晴らしいことですが、彼はここで緊張します。

優秀な生徒たちが集まる特進クラス、ここでまた落ちこぼれたら・・・。「そうならないように、これからもしっかり勉強しようぜ」を次なる合言葉に、勉強を進めることにしました。そして迎えた高校で初めての中間試験で、彼は見事に特進クラスでも上位の成績を収めることができたのです！

 

その後は順調に学習が進み、高校２年生を終えようかという時期に、大学受験に備えて予備校へ行くとのことでテスティーを去っていきました。同時に私は駒込校を離任し、早稲田校へ異動となったのです。

別れる時に、「大学合格の知らせを待っているから。そして大学生になった暁には、またテスティーに戻ってきてもらうよ、講師としてね。勉強ができない苦しさを経験していればこそ、勉強で苦しんでいる生徒を救ってあげられるはずだから」という言葉をかけました。

 

それから9ヶ月あまり、彼が学習院大学に合格した知らせを届けてくれました！

なんと指定校推薦での合格です。

高校の先生から「キミのような生徒をぜひ推薦したいんだ」と勧められたそうです。

思い返せば初めてテスティーで授業をした中２の冬。３人称・単数・現在の「s」すら満足に理解していなかったS.Yくんが、指定校推薦で大学へ進学するなんて・・・。彼の努力は本当に立派でした。

 

学習院の先輩講師もテスティーで活躍しています。

大学生活が落ち着いたら、テスティーに戻ってきてくれることを本気で期待しています。

そして勉強に苦しんでいる生徒を救ってあげてほしい。苦しさを知っているS.Yくんだからこそ、それが可能であると信じています。

 

S.Yくん、生徒を指導してくれる代わりに、20歳になったら「お酒の飲み方」を教えてあげますよ。

そんな日が来るのを、本気で楽しみにしながら今日のブログを終わりにしたいと思います。