欲張らず、取りこぼさず
中学入試まであと1か月半。
受験生たちはラストスパートをかけ始めるころです。
一般的に第1志望校というのは、現状の実力に対して「背伸び」をした学校ですから、そこに到達するために少しでも成績を上げたいという思いで必死になっていることと思います。
限られた時間の中で最大限の学習効率を発揮しなければなりません。みなさんはどんなことに主眼をおいて勉強していますか?
「成績を上げるためには、難しい問題が解けるようにならないと」と、難問にチャレンジしている人がいます。この考え方は決して間違っていません。難しい問題が取れるようになれば、確実に得点は上がるはずですから。
しかしどの程度の難問に挑戦するかを選別する必要があります。
たとえば模試で正答率10%以下の「超難問」を解く必要がある人は一体どれだけいるでしょう?だとすれば、その問題に必死になる必要はありませんね。むしろ時間をかけても、その労力が報われる人の方が少ないと思われます。
ではどんな問題に取り組めばよいのか?
まずは「あとちょっと手を伸ばせば届きそうな問題」に時間を費やすべきです。
このレベルの問題ができるようになるだけで得点はけっこう伸びるはずです。
先ほども述べましたが、限られた時間の中で最大限の学習効率を上げなければならないのですから、決して欲張らず、それでいてマルがふえるような作戦を立てなければなりません(それで実力がついたら、その時点で「あとちょっとで手が届きそうな問題」に取り組めばよいのです)。
そして受験生がつい軽視しがちなことが「取りこぼし」です。もう一度ここに意識を傾けてみてください。「ちゃんと解かっているのだから」と、ミスを軽く考えがちですが、視点を変えて考えてみると「解かっているのに得点できない」のは深刻な事態なのです。これを幾つもやっていると致命傷になりかねません。
日頃の勉強でミスを犯したときには、どんな場面で、どんな理由で、どんなミスをしたかを必ず検証しましょう。そしてそのようなミスを防ぐためにはどうしたらよいか、対策を講じましょう。この積み重ねによってミスによる失点を限りなくゼロに近づけることが成績を伸ばすために不可欠です。
残された時間は決して多くありません。
でも取り組み方しだいで成績には大きな開きが生じます。
受験生の皆さんのラストスパートに声援を送ります!
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