「平成」最後の日に想う
「平成」の時代も残すところあと2時間あまり。
振り返ると、平成の30年余りはあっという間だったように感じます。一方で自分の人生を重ね合わせると、ずいぶんと長い時間だったのだなぁと実感せざるを得ません。
昭和64(1989)年1月7日の朝、昭和天皇が崩御されました。
当時、私は大学生でした。
昭和天皇崩御鵜のニュースを見ながら、「時代が変わるんだ」と実感しました。
崩御による改元は、頭では理解しつつも衝撃的な出来事として今でも強く心に残っています。
昼過ぎに新しい元号が発表され(みなさんもテレビで見たことがあるかと思いますが、小渕恵三官房長官(当時)が額縁を掲げているシーンですね)、翌日の1月8日から新元号『平成』の時代がスタートしました。
ちなみに平成の出典は、『史記』の「内平らかに外成る」と『書経』の「地平らかに天成る」です。
命名の想いとは裏腹に、日本では天変地異による災害が多い時代でした。また世界ではテロが頻発し、国内でもサリン事件という前代未聞のテロ事件に見舞われました。
自分の人生を時代に重ね合わせると、学校でさまざまな知識を吸収したのが昭和の時代、学業を終えて社会人として生きてきたのが平成の時代と言えます。
そうやって考えてみると、学生・生徒としてよりも社会人として生きた日の方が長くなってしまったので、冒頭のような感想に至るわけです。
明日から新しい時代『令和』が始まります。
「れいわ」の響きは、私にとってはとても心地よく感じます。昭和生まれの世代にとっては「和」の字がしっくりくるのかもしれません。
また今上天皇の御譲位による改元ですから、平成の幕開けとは私たちの受け止め方も違います。
新しい時代がどのような社会になるのか、それを予言することは私にはできません。
しかし確実なことは、令和時代を作り上げていく主役は、小中学校や高校、大学で学んでいる若い人たちであるということです。
私は令和という時代に関わる脇役として、テスティーを頼って通塾する小中高生や彼らの学習指導に携わる学生講師をしっかりサポートしていきます。
このあとの2時間あまりは、平成の時代に感謝しながら残りの時間を心穏やかに過ごし、明るい未来を望みつつ新しい令和の時代を迎えようと思います。
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