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適性検査型入試

読み方
てきせいけんさがたにゅうし

適性検査型入試とは

適性検査型入試(てきせいけんさがたにゅうし)とは、主に国公立の中高一貫校が採用している独自の入試方法です。この入試形式は、従来の国語、算数、理科、社会といった科目ごとに分かれた試験とは異なり、複数の科目の内容を組み合わせた形式で出題されることが特徴です。

この検査は、単なる知識量だけでなく、思考力や表現力を重視した内容となっています。そのため、選択肢問題の割合が少なく、記述問題が多い構成になっています。また、問題の解答において途中経過も重視されるのが特長です。

 

適性検査型入試の主な特徴

適性検査型入試は、以下のような特徴を持っています。

  • 複合的な出題内容: 単一の科目だけでなく、複数科目の知識を組み合わせた問題が出されます。例えば、算数の計算力と国語の読解力を合わせて問う問題などが挙げられます。
  • 思考力・表現力の重視: 単純な正答だけでなく、途中の考え方や論理の展開も評価の対象となります。
  • 記述式の出題: 記述問題が中心となり、生徒の考えを文章や図で説明する能力が求められます。

これらの特徴により、受験生の本質的な学力や問題解決能力を評価することを目的としています。

 

適性検査型入試の対策方法

適性検査型入試に対応するためには、従来の知識習得型の学習だけでは不十分です。以下のような対策が必要です。

  • 論理的思考力の養成: 問題を深く考え、答えを導き出す力を鍛えるため、普段から論理的に考える練習を取り入れましょう。
  • 記述問題への慣れ: 記述式問題を多く解くことで、自分の考えを適切に表現する力を養うことが重要です。
  • 多面的な学習: 科目を横断する問題が多いため、科目間の関連性を意識して学習することが求められます。

 

適性検査型入試の採用校とメリット

適性検査型入試は、特に国公立の中高一貫校で採用されており、学校ごとに問題の傾向や形式が異なります。この入試形式のメリットには、以下の点が挙げられます。

  • 知識だけでなく、思考力や判断力、表現力といった「実践的な力」を測定できる。
  • 記述式の出題により、受験生の理解度を詳細に評価できる。
  • 科目を超えた総合的な学力を重視する教育方針に合致している。

一方で、受験生にとっては対策が難しい側面もあり、普段から多角的な学習が求められます。

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