【東大生が教える】これをすれば説明上手!説明をわかりやすくする2つのテクニック
こちらの記事の説明。
自分が常に実践している小銭管理の方法を記事にしたもので、いくつかのテクニックを用いて分かりやすい説明を書くことができた。
具体的な金額を用いて説明する
いわゆる、具体例を示すという手法である。
この記事で紹介したかったことは、記事中に出てくる「お釣り読み」の概念である。
いきなりこの概念を言葉だけで、(例えば「ある金額を出したときに返ってくるお釣りの内容を考えて、自分の財布の中身と照らし合わせて、どの硬貨を何枚出せばお釣りが簡単になるかを考えるというやり方がお釣り読みである」など)紹介しても、おそらく理解してくれる読者はほぼいなかったであろう。
ここで記事のように具体的に数値を示して、それに基づいて一般的な概念に広げていく(すなわち、帰納的な)説明方法をとれば、読んでいてつっかかりの少ない説明を書くことができる。
単純な例を紹介したあとに、複雑な例を紹介する
この記事は、僕が腕時計の買い物をしたときの小銭の出し方から着想を受けて書いたものである(この記事での「ステップ4」)。
しかし、いきなりステップ4の例を出しても硬貨の動き方が複雑すぎると感じたため、最初は(「お釣り読み」の概念を理解してもらいたかったというのもあるが)硬貨の動きが単純なモデルを考えて、本当に書きたかったことまで3つのステップを踏んで段階的に説明した。
この、複雑なことを単純なモデルに落とし込んで考えるというのは、実は物理学や経済学を始めとして広範な学問分野で用いられている方法である。
普段の学習から得たことをブログという現実に近い実践的な場所に応用しようとしたという点でも、この記事は、分かりやすい説明を意図して作成し たという印象が非常に強いものである。