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中学受験を終えた子が今すぐに英語と数学の勉強を始めるべき3つの理由

中学受験がひと段落しましたね。

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中学受験は短い期間に試験と発表が凝縮されているので、TESTEAも先週はまさしくドラマのような1週間を過ごしました。

受験生親子の皆さん、まずは本当にお疲れさまでした!

TESTEA講師陣

高校受験、大学受験と続いていくので、まだ気が休まりません…が、

中学受験を終えた子たちが、ありがちな落とし穴にハマらぬよう、中学受験の「締め」となる重要なアドバイスをここでしておきたいと思います。

 

そのアドバイスとは、

「今すぐ英語と数学の勉強を始めなさい!」

ということです。

 

「ここまで必死にやってきて子どもは疲労困憊なのに鬼か!」

と思われるかもしれません。

 

ですが、何百人もの生徒たちを見てきた立場として、このアドバイスはとても重要なものだと確信しています。

 

今回は、なぜ英数の勉強をすぐに始めなければいけないのか、3つの理由についてお話ししようと思います。

 

 

1つ目の理由は、

シンプルに「人は頑張った後にはサボりたくなる性質がある」からです。

 

これは心理学で「モラルライセンシング」と言われるものです。

 

頑張ったときに限らず人に親切にしたときなども同様で、良いことをした後には

「少しくらい悪いことをしてもいいや」

という気持ちになってしまうんですね。

 

受験を終えた子どもたちも、それまで頑張ってきた子ほど「魔が差し」ます。

 

今は最大限に警戒するべきタイミングと思ってください。

 

 

2つ目の理由は、

「せっかくついた学習習慣を無くすのはもったいないから」です。

 

入試前にお子さんは必死になって勉強に打ち込んだことでしょう。

 

かつてないほど机に向かう時間が増えたはずです。

 

入試が終わり、

勉強のスケジュールが無くなって、

手持ち無沙汰になっていませんか?

 

勉強しないとソワソワしませんか?

 

残念ながらそのソワソワは学校が始まる4月まではもってくれません。

 

すぐに勉強しないことに慣れてしまいます。

 

ご存知のように、勉強する習慣を作るのはとても大変ですが、無くすのはとても簡単なのです。

 

中学に入ってもスイッチが入らず、2~3月の延長でダラダラした日々を4月5月と過ごし、最初の中間試験で大炎上する子が毎年います。

 

「中学受験でいったんテスティーを卒業します!」

と言っていた子がすぐに帰ってきたりするのです(苦笑)

 

悪い成績を取ってしまってから遅れを取り戻すために頑張るよりも、2~3月のうちから一足早く勉強をスタートして貯金を作る方が、本人にとっても親御さんにとっても、精神衛生上良いですよね?

 

だからすぐに勉強を始めましょう。

 

 

入学先の学校から入学前の課題が出される場合もありますが、それだけで十分ということはあまりありません。

 

入学まで1カ月半の勉強量としては物足りないはずです。

 

書店で参考書を買うなり、中学準備講座に通うなりして、ぜひしっかりと貯金を作ってから中学校に入学してくださいね。

 

ちなみにテスティーでも中学準備講座は実施し、今年も昨年同様、内部生の募集をした後に外部生の募集をおこないますが、

昨年は告知してすぐに満席となり、
キャンセル待ちが20名以上出る状況となりました。

 

受験を終えてもそうやって意欲的に勉強を続けるライバルがたくさんいるという事実を忘れないようにしましょう。

 

 

3つ目の理由が、

「中学校に入った最初の中間テストの成績で、その後の成績はだいたい決まってしまうから」です。

 

成績の良い科目は「得意だ」⇒「好きだ」となって、

勉強する量も増えて結果としてさらに得意になっていきます。

 

逆に、成績が悪い科目は「苦手だ」⇒「嫌いだ」⇒「さらに苦手」となります。

 

こういったことは中学受験の算・国・理・社で経験していることでしょう。

 

「自分はこの科目ができる」

という良いイメージを持たせてやることはとても重要なのです。

 

中学入試を終え、お子さんは入学先で同じくらいの学力の子たちの中で再スタートを切ります。

 

ほんの少しの頑張りの差で、順位がついてできるかできないかを分けられてしまうこのタイミング、ぜひ良い方に位置付けて良い気分になってほしいものですね。

 

 

なお、中学校に入って最初の中間テストで大炎上する子の割合は、第1志望に合格できた子の方が高いので、第1志望に合格したご家庭はご注意ください。

 

例えば偏差値50の学校であれば、

偏差値45の子が第1志望として選んでいる一方で、

偏差値55の子が滑り止めとして選んでいたりします。

 

第1志望の学校に合格して入学するということは、その学校に入学する子たちの中で、現時点の学力は下位の方にいる可能性が高いわけです。

 

加えて、滑り止めとして入学する子たちは、悔しさからメラメラ燃えて受験が終わっても勉強を続けていたりします。

 

そんな中に、第1志望に受かって浮かれてしまったり達成感で燃え尽きたりして、まったく準備をしない状態で入学していったらどうなるか?

 

想像するのは簡単ですよね。

 

 

中学受験はゴールではないとよく言われます。

 

受験が終わったらすぐに次の勉強をスタートさせるようにしてくださいね。

 

お子さんが5年生以下で、これから中学受験に臨むということでしたら、あらかじめお子さんには、

「受験勉強が終わったらすぐに中学校の勉強のスタートだ」

ということをよく言って聞かせておくことをおすすめします。

 

受験前だからとか受験が終わったからとか関係なく、日々あたりまえに勉強する子に育てましょう。

 

 

とはいえ、ご褒美の食事や旅行などにはぜひ行ってくださいね。

なかなか取れなかった友達と遊ぶ時間も大事でしょう。

それらは家族の絆、子どもの健全な成長につながる、大切な心の栄養です。

 

要はメリハリをつければよいのです。

中学受験で培った素晴らしい勉強習慣、ぜひ継続してくださいね。

 

 

モラルライセンシングによって魔が差してだらける

勉強習慣がガタガタ&ゲーム・YouTubeが習慣化

習慣を立て直せず最初の中間テストで大炎上

6年間深海魚!

 

というコンボを決めないようにお気を付けください。

中1のスタートダッシュ、めちゃくちゃ大事ですよ。

 

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