子どものやる気を引き出せないご褒美5つのパターン
子どもがやる気にならない。思うように勉強しない。
保護者の方からよく寄せられるお悩みです。
勉強が好きで自分から勉強してくれれば親としては楽で良いですが
私の指導経験上、10人に2人程度じゃないでしょうか。
御多分に漏れず、我が子もそれほど勉強が好きではありません(笑)
そういう子どもたちにやる気を出してもらうためには、「
しかし、残念ながらこの「ニンジン作戦」も、
「
これはニンジンで子どもを勉強に向かわせようとする親にとっても
私も我が子とのかかわりにおいて気を付けようと思ったので、お役に立てていただければ!
では、ニンジン作戦がうまくいかない5つのケースとは、
① 馬がお腹を空かせていない時
1つ目は、馬がお腹を空かせていない時です。
たとえば、月500本のニンジンで満足する馬に、
つまりはハングリーじゃないのです。
これは、実際に塾生のご家庭でも起こったケースです。
お手伝いや勉強をするとおこづかいがもらえるというシステムにし
結局勉強するのは叱られてから嫌々、といった感じで、
② ニンジンのサイズが小さい時
次の状況は、
ニンジンを目の前にした馬は、
そして、坂を登りながらこう考えます。「フン、
お手伝いや勉強に対してのご褒美でも、
サボってマンガを読んでいた方がマシだ、
③ そもそも上り坂が急過ぎる時
3つ目は、上り坂が急過ぎる時に発生します。
坂が急過ぎると、そもそも馬は物理的に登るのが不可能です。
要するに、
勉強においても、「めんどくさい」
というか、出せません。
④ 荷物が重すぎる時
4つ目は、荷物が重過ぎる時です。
①と②の合わせ技のようなパターンです。
ぶら下がっているニンジンのサイズはよくても、
ご褒美が欲しくないわけでもないし、
でも、例えば「
⑤ 馬がニンジンを嫌いな時
さて、
モチベーションについて講演をしていた時、
「すみません、
予想だにしない質問に、彼は思わず口ごもってしまったそうです。
実はこの質問、報酬で人を動かすこと(
そのご褒美は、本当に求められてるのか?
これもちゃんと考えておく必要があることです。
たとえば、もしあなたが営業部長だとして、部下に「
喜んでくれるかもしれませんが、
「うーん、課長ですか。基本給は10%上がるけど、
昇進や昇給に対して「ハングリーではない」どころか、むしろ「
昇進や昇給は当然嬉しいものだという思い込みがあるとそのことに
これは子どもでも同じで、
「偏差値の高い学校に合格して入学したら、
そんな風に考える子も、少ないですが、確かにいます。
以上、ニンジン作戦がうまくいかない5つのケースをご紹介しました。
さて。
こうした失敗を避け、
そして、ニンジンで動く人間は、次第に「より大きなニンジン」を要求するようにもなります。
それに応えていてはお金がいくらあっても足りないという事態にな
このあたりに、報酬によって人を動かすインセンティブ・
こうして考えてみると、人を動かすためには、「ニンジン作戦」
では、人を動かすために他にはどんな方法があるでしょうか?
本質的な「勉強の楽しさ」に気付かせることや、「成長する喜び」
「競争の楽しさ」や「勝利の喜び」を味あわせてあげること。
他にも様々な方法があるでしょう。
野球のようなスポーツでもそうですが、「勝利の喜び」
勝つための努力がまず先にあって、後から得られるものです。
まずはニンジンに向けて最初の努力を積み重ね、
例えばそんなステップアップができたら良いですね。
いずれにせよ大事なのは、「
「求めていないご褒美」や、「手に入ると思っていない勝利」
お子さんの様子をよく見て、考えてみてくださいね。
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