成績が悪い子にありがちな復習法
みなさん
こんばんは。
個別指導塾テスティー塾長の繁田和貴です。
突然ですが、みなさん、「正しい勉強のやり方」、知っていますか?
間違ったやり方をしていたら、どんなに勉強をしても成績は上がりません。
穴が開いた水そうに水を入れ続けるようなもので、入れた知識がどんどん頭から抜けて行ってしまいます。
せっか長時間勉強しても、何も残らなかったら悲しいですよね。
本人も努力が報われなければ苦しいと思いますし、親としても数十万円もする高い授業料を払って行かせた講習が身にならなかったらつらい気持ちになるのではないでしょうか。
ですから、今のうちに、学んだことをしっかりと記憶に残すための正しい勉強のやり方を身に付けさせておく必要があるのです。
今日はそんな数ある正しい勉強のやり方の中から、「成績不振だから個別指導でフォローを!」という理由でテスティーに来る子たちが特にできていないことが多いものについてお話ししようと思います。
みなさんのお子さんはこんなダメダメな勉強のやり方をしていないかチェックしてみてくださいね。
そのダメダメなやり方というのは、「問題と答え(解き方)をセットで覚えていない」ということです。
どういうことかもう少し具体的に説明しますね。
例えば、理科で「わし座の一等星は?」という問題を間違えたとします。
当然、模範解答を見て「アルタイル」という正解を確認しますよね。
そのときに、「アルタイル」だけを覚えるという子が結構いるんです。
ノートに赤ペンで「アルタイル」と正解を書いているから、ちゃんと解説を読んで間違えた問題の復習をしているかのように見えますが、「わし座の一等星は」をセットで覚えていないという片手落ち状態。
これって親御さんはとても気付きにくいんですね。
○つけをしないとか直しをやらないとかいう子は、分かりやすくその時点でダメだとわかるのですが、上記のようなパターンは見た目にはちゃんと直しをやっているように見えてしまうんです。
でも、お分かりかと思いますが、「アルタイル」だけ覚えたって、次にまた「わし座の一等星は?」と聞かれても何を答えたら良いかわからないですよね。
そして、答えを見たときに「あー!アルタイルだったのか!その星の名前なら知ってたよ!」となります。
もちろん「アルタイルは何座の一等星?」と逆の聞かれ方をしたら答えられません。
テキストの問題を何回も解き直しをして、ばっちり正解できるようになっているのに、テストだと全然できないみたいな子はこのパターンが本当にありがちです。
悪気無く「(3)はアルタイル」とか、「ベガの次の答えはアルタイル」のように答えだけを覚えてしまっていたりするのです。
でも、これって子どもを責めても意味がありません。
なぜなら、成績の良い子が頭の中でどんなことを考えているかは見えないからです。
ほとんどの子はお手本無しで自己流でやらざるを得ないんですね。
だから、悪気無くダメな勉強のやり方をしてしまっていても仕方ないことです。
正しいやり方を身に付けさせるには、私たち親や指導者が教えてあげなければいけないのです。
こうした表面的にはちゃんとやっているようだけれど、実は間違ったやり方をしてしまっている例はたくさんあります。
それに気づいてあげるためには、お子さんの勉強の様子やノートに注意を払ってあげる必要があります。
たくさんの生徒を見なければいけない集団塾の先生や学校の先生たちにはなかなか難しいことです。
私たち親だからできることで、こうしたサポートをしてくれる人がいるかいないかで子どもの成績は大きく変わってきます。
ぜひうまくサポートをしてあげてくださいね。
ただし、あらさがしをしていると思われるとお子さんが反発してケンカになりますので、子どもに嫌がられない上手な伝え方をすることを意識するのも忘れずに!
良い勉強法を今のうちに身に付けさせ、飛躍につなげてくださいね。
それでは!信する形でお寄せください。”