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子どもへのフィードバックの違いが成績の違いになるというドイツの大学の研究結果

 

みなさん

 

こんばんは。

個別指導塾テスティー塾長の繁田和貴です。

 

東京オリンピックが終わりましたね。

 

日本勢は27、14、17の合計58個のメダルを獲得し、

金メダルの数もメダルの総数も共に史上最多だそうです。

 

新型コロナウイルスの影響で

開催可否の問われる大会でしたが、

いざ開催されてみればアスリートたちの姿に

勇気や感動をもらった方も多いのではないでしょうか。

 

私も、大会の雰囲気だけでも感じてこようと、

1日だけ国立競技場の横に行って

「音」と「夜風」を堪能してきました。

 

ハンマー投げの決勝の日に行ったので、

狙い通り「うおああああああああーーー!!!」という

臨場感あふれる音を聴くことができました(笑)

 

 

新型コロナのせいで無観客での開催となってしまい、

会場で観戦できなかったことはとても残念です。

 

テレビでの観戦でももちろん感動はするのですが、

やはりライブでの観戦とは体験価値が異なります。

 

臨場感あふれる音を聞き、

なおさら会場で観たかったなと感じました。

(実はチケット当たっていたのです)

 

 

このテレビ越しと会場での体験価値の違いは、

子どもの学習でも同じことが言えると思います。

 

つまり、オンラインでの授業と、

教室での授業の違いです。

 

 

現在も日々感染拡大の様子が報道されています。

 

子どもの感染者も増えているようです。

 

また昨年のような一斉休校があるかもしれません。

 

それに伴い、塾も全面オンラインになるかもしれません。

 

可能性の1つとして、考慮に入れておく必要はあります。

 

オンラインでの授業は、

何も工夫をしなければ、

教室での授業よりも体験価値として劣るものになってしまいます。

 

そこで、今回の記事では、

そうした環境下でも勉強を進めて学力を高める秘訣をお話ししたいと思います。

 

私たちがオンラインで個別指導をするときに、

指導の質を高めるために意識していることです。

 

参考にしてみてください。

 

 

端的にまとめると、

子どものモチベーションを高めるためには

 

・授業を“視聴”するのではなく、授業に“参加”すること

・学習への取り組みに具体的なフィードバックを返すこと

 

の2つが重要です。

 

 

まず、“視聴”ではなく“参加”に関してですが、

教室での授業とオンライン授業の大きな差がここにあると思います。

 

画面越しでも知識や情報は生徒に伝えることができます。

 

ただ、それが生徒にとって「記憶に残る体験」になるかどうかが大きな違いになります。

 

先ほどお話ししたような、

テレビでのオリンピック観戦と、

会場でのオリンピック観戦の違いです。

 

オリンピックに興味が無ければ、

CDで聞く音楽とライブ会場で聞く音楽の違いや

ネットフリックスで見る映画と映画館で見る映画の違いを考えてみてください。

 

想像してみていただくとわかると思うのですが、

「場の力」はとても大きいのですね。

 

この差を埋めるためには、

お子さん自身にアクションを起こさせるしかありません。

 

積極的に発言をさせたり、

質問をしたりすることです。

 

私たちがオンラインで授業をするときにも、

私たちが説明する以上に、

生徒自身に説明させたり考えさせたりすることを意識しています。

 

集団授業でのオンラインだとなかなか難しいところもあるかと思いますが、

お子さんに授業に“参加”する意義を伝えて、

行動を促してあげてください。

 

 

次に2つ目のポイントです。

 

子どもの努力に対して、

具体的なフィードバックを与えてあげましょう。

 

教室に通っているときには塾の先生がしてくれていることだと思いますが、

オンラインで受講となると、

ノートの提出なども難しくなります。

 

そうなったときには、

子どもの努力に対してフィードバックをしてあげられるのは親だけです。

 

子どもの努力をよく見て、

良いところを発見し、

それを具体的な言葉で伝えてほめて伸ばすことは、

子どものモチベーションアップのためにも、

勉強の質を高めるためにもとても重要なことです。

 

アウグスブルグ大学の教育心理学者たちがまとめた研究でも、

具体的なフィードバックが重要であることが示されています。

https://testea.jp/l/m/9NCKPN44DpCgHv

 

モンテッソーリ教育などでも

「おざなりな褒め方はNG。良い行動を具体的に褒めましょう」

とよく言われますけど、

成績アップにもそのやり方が効果的ということがちゃんと示された形ですね。

 

なぜ個別指導の方が集団授業よりも成績が伸びるのかという理由も、

この点に尽きるのではないかと思います。

 

先生を独り占めできる方が、

それだけ濃密なフィードバックを得られます。

 

ですから、私たちはオンラインで指導するときにも、

教室での指導と変わらぬフィードバックをできるように、

書画カメラの使用を推奨し、生徒の手元を映してもらって、

途中式の細かいチェックなども行っています。

 

ただ、こうしたフィードバックを子どもに与えることは、

先生にしかできない特殊なことではありません。

 

親でもできることです。

 

もちろんこれはオンラインで授業を受ける場合には特に重要なことですが、

日ごろから言えることでもあります。

 

普段から具体的なフィードバックを意識してみてください。

 

 

以上、また一斉休校&オンライン授業がやってきたときの対処法でした。

 

そんな事態が起こらないことを願うばかりですが、

考えられる以上は準備もしておかなければいけませんね。

 

いざというときにあわてないように、

少しずつ準備をしておいてくださいね。

 

それでは!

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